方法、手法

車のヘッドライトの黄ばみは透明にできる


軽トラの車検

車検場での検査には、大きく分けて6つの検査項目があります。
※実際には、もっとたくさん確認していますが大きく体験する項目と考えてください。
その中に「光軸検査」があります。
私は何度も車検場を通過させましたが「光軸検査」で不合格になることがよくあります。
これは、車が安全に走行するためにヘッドライトが進行方向を照らしていて且つ光の量が適切であるかの確認検査です。
ここで不合格になるのは、光軸がずれていることが大半なので、光軸の調整は車検前には絶対に調整しておかなければいけません。
今回の軽トラも光軸の調整はバッチリでした。
でも、今回は光の量が不足している理由で不合格になりました。
※光が明るすぎても不合格になります。
油断していて見落としていたのですが、車のヘッドライトが黄色を通り越して曇っていました。
このままでは検査に合格できないのでヘッドライトを交換する必要がありそうです。
でも、そんな部品を取り寄せている時間はありません、せっかく車検のために時間を作っているので、今すぐになんとかしたいと思いました。

ヘッドライトを磨く

光の量を増やすにはヘッドライトの曇りを取り除く必要があります。
一番楽で手っ取り早いのが「ムヒの虫よけ」でヘッドライトを磨くことです。
「ムヒの虫よけ」には、「ディート」という成分が入っていて、これがヘッドライト表面の汚れを取り除くのに最適な成分なんです。
「ムヒの虫よけ」には、原液100ml中、ディートが12gも入っています。
ウエスにスプレーを付けてから磨くように擦ると、とても綺麗になります。
はっきり言って、これだけでめっちゃ綺麗になります。
ただ、注意するべきポイントもあって、ディートは樹脂を溶かしていますので、その成分が残っていると、どんどんヘッドライトが侵されます。
なので「ムヒの虫よけ」を使った後は、水洗いをしてからガラスクリーナーなどで仕上げる必要があります。
虫よけスプレーなら何でも良いわけではなく、ディートが入っていないと効果がありません。

なんと今回、近くのドラックストアーを2件ハシゴしたのですが、「ムヒの虫よけ」がありませんでした!
いや~残念、これがあったら一発解決だったのに…

しかたがないのでカー用品のお店に行きヘッドライトの曇りをなくすケミカル剤を購入しました。
その場で使用しましたが全く話しになりません。
※時間をかければ何とか成ったのかもしれませんが、今回はそんなに時間の猶予がありません。
原因はわかっているので、次はホームセンターに向かいました。

購入したもの

・耐水ペーパー(ヤスリ)
800・1500・2000番を各1枚

・金属みがきの「ピカール」

・マスキングテープ

これだけあれば充分です。

購入金額

耐水ペーパー:58円 × 3個 = 174円
ヒカール:335円
マスキングテープ:195円
合計:704円

やり方

マスキングテープでヘッドライトに隣接しているボディを保護します。
ボロボロの軽トラなので、どうでもいいように思いましたが善ちゃんに怒られるとめんどくさいので一応・・・
所要時間:8分
次にヘッドライトを水で濡らしながら耐水ペーパー(ヤスリ)の800番で磨きます。
所要時間:4分
※この段階で車検に合格するレベルにまで曇りがとれましたが、せっかくなので続けます。
ある程度磨いたら次は1500番で磨き、またある程度磨いたら、次は2000番で磨きます。
所要時間:10分
この段階で、かなり透明には成りましたが、乾くと曇ったように見えますので仕上げが必要です。
ここが一番のキモですが「金属みがき(ピカール)」を使います。
「金属みがき」というネーミングですが、使用用途に樹脂も記載があるから磨けます。
これをウエス(ボロ布)で磨きます。
※今回は、時間の都合で10分ほどしか行っていませんが、車検を通過させるだけならこれで充分です。
後は車検の後にゆっくりと磨きます。
ヘッドライトが樹脂製(今はほとんど樹脂製)なら、この方法で驚くほど透明になります。
別に、特殊なケミカル剤を購入する必要はないかもしれません。
より慎重にするなら金属磨きのみで行うといいでしょう、ただし時間と労力が必要以上に要りますが失敗は少ないでしょう。
※所要時間は左右のヘッドライトを磨いた時間ですが、車種や状態によっても変わってきますので参考にしてください。
仕上げに成っていくほど時間を長くする必要があります。

Before

After

ヘッドライトの黄ばみの原因

昔の車はガラスで作られている時代もありました。
その頃のヘッドライトは、絶対に黄色くなることはありませんでした。
最近の車は、耐衝撃性や透明性が高い樹脂(ほぼポリカ)になっていることがほとんど。
樹脂は紫外線に弱いため、紫外線による劣化が発生します。
他には、ガラスに比べて硬度が低いから傷が付きやすい特徴があります。
この大きな2項目によって、車のヘッドライトは黄色く曇ります。
あまりピンと来ないかもしれませんが、これらは表面だけが劣化しているので、劣化した表面を一皮向いてあげれば綺麗な状態が復活します。

注意点

新車の時って、めっちゃ綺麗ですよね。
それはね、コーティングされているからなんです。
今回のように黄ばんだってことは、コーティングが剥がれて、ダイレクトに樹脂が侵された結果なんです。
黄ばみを綺麗にとっても、このままではすぐに劣化していきます。
そこでお勧めするのがウレタンクリアー

綺麗にした後は、コーティングしておけば長持ちします。
もちろん、頻繁にメンテナンスするのであれば、コーティングの必要はありませんが…

嘘の情報

私も聞いたことがあるのですが、KURE5-56(通称CRC)で磨くと、黄ばみが取れるという話。

やってもらえばわかりますが嘘です。
こちらのケミカル剤は、鉄を溶かす能力があるので錆落としなどには使えるのですが、樹脂を溶かす能力はありません。
油膜が残るので、その時だけ綺麗に見えるだけです。
黄ばみは、樹脂の侵された部分を削り落とさないといけないため、まったく効果がありません。

まとめ

程度にもよると思いますが、ヘッドライトの黄ばみを素人が確実に綺麗に仕上げるなら「ムヒの虫よけ」で磨くのが一番楽で良いです。
「ムヒの虫よけ」なら車検も合格できると断言します。
市販のケミカル剤よりも、今回実施したピカールの方がより確実だと私は思っています。
今回は、車検のためにヘッドライトを磨きましたが普通に使える方法なので紹介させていただきました。
費用対効果は抜群の方法ですので一度お試しください。
曇りの程度がひどくない場合は金属みがきだけでも綺麗になります。
耐水ペーパーを使うのに抵抗がある場合は金属みがきだけで試してもいいかもしれません。
最後になりますが、軽微な状況や頻繁にメンテナンス出来る人なら歯磨き粉でも維持できますのでお試しください。

ピカールの代用品

正しくはピカールが代用品で、正しくは3M 5973のコンパウンドです。
今回は、緊急対応でしたが、正しくはこちらで磨くことをおすすめします。

 

フォロワーの人からの紹介

紹介いただいた方法で、私は試していないので評価はできていませんが、「WD-40」で磨くと黄ばみが綺麗になると情報を頂いています。


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