方法、手法

黒ずんだ銀食器を磨かずにピカピカする方法

銀製品が黒くなる原因

銀は、酸化し(錆)にくい性質があります。

確かに酸化しにくいのですが、硫化や塩化はします。

人の体に含まれている硫黄、あるいは空気中にある硫化水素が銀と化学反応するのが硫化。

水道水に含まれる塩素と銀が化学反応するのが塩化。

銀が黒ずむ原因は、硫化や塩化による化学反応が原因です。

 

黒ずみが消えるメカニズム

この項目の次に、銀製品の黒ずみをピカピカにする方法を記載しています。

この項目は小難しい内容も書いているので、興味のある人だけ読んでいただければと思います。

 

電池の要領で、銀製品に微弱な電気を流します。

電池は、電解質水溶液の中に、違う金属を2種類入れれば、簡単に出来上がります。

今回は、電解質水溶液を食塩水で、銀製品を+極にするため、-極にはアルミホイルを使います。

参照キーワード:イオン化傾向

計算上は、0.63V位の電圧が発生します。

もちろん、この状態ではどちらの極性も短絡状態。

銀製品が電極となって電気分解し、おこる化学反応は・・・

ー極(アノード)  「Ag」 → 「Ag+」 + 「e」

+極(カソード)  「O2」 + 「2H+」 + 「4e」 → 「2OH-」

ただし,「Ag+」 がイオンとして溶液中(短絡水膜)に溶け出すにはある程度低い pH が必要なのでここでは 「Ag2O」 という形で銀製品の表面に残ります。

つまり、銀製品の表面には、酸化銀 「Ag2O」 が出来る。

電気の力で、化学反応をおこすことで、黒ずみがきえると考えています。

 

関連記事:メッキ加工は自分でも出来る!

 

銀製品の黒ずみをピカピカにする方法

お待たせしました、小難しい話を知らなくても、銀製品をピカピカにできますからご安心ください。

1.銀製品を中性洗剤で洗います。

※アクセサリーなど、明らかに油汚れがなければこの工程は省略しても大丈夫です。

2.鍋に水を入れる。

※銀製品が完全に沈む大きさの鍋と完全に沈む程度の水が必要。

3.水を沸騰させる。

4.「2.」で入れた水の5分の1の塩を入れる。

計算式:水の量(ml) ÷ 5 = 塩の量(g)

※水の量が1リットルなら200gの塩

5.アルミホイルを鍋の底の大きさぐらいに切り、お湯の中に沈める。

※銀製品を投入したときに、銀製品が完全にアルミホイルの上に乗っている大きさ。

6.ここに、銀製品を入れれば、2秒でピカピカになります。

まとめ

私たちは、普段箸(はし)を使うことが多いので、なかなか銀食器のフォークやナイフが登場しません。

長時間放置することによって化学反応が進行するため、日本の家庭では、欧米の家庭よりも黒ずみやすくなります。

だからといって、ステンレスの食器は金臭さがするので、やっぱり銀食器がいいです。

銀食器は高価ですが、光沢も優しくそれなりの価値があるから私は好き。

また、銀製品の黒ずみは、シルバーアクセサリーの場合わざと黒ずんだ加工をしていることもあります。

これは、黒ずみが味であるという考え方のデザインだったりします。

このような銀製品までピカピカにしてしまうことがないように注意してください。

あと、シルバーアクセサリーなら、別のパーツを接着剤で組み立てしているものがあります。

この場合、温度上昇で接着がゆるみ、外れることがありますので注意してください。

 

 

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