考え方

砂糖の不思議な(使い方)効果

砂糖の不思議な力。使い方次第で、便利な効果もあり、悪用も出来てしまう。

ガソリンタンクに砂糖を入れる

これは絶対にやってはいけないと言われています。
車やバイクのガソリンタンクに砂糖を入れるとエンジンが焼き付いて壊れることがあります。
普通、間違って入れることはないと思いますが、いたずらで入れる人がいます。
でも、実際は燃料フィルターで止まっていることになるので絶対に壊れるのではなく、その内不具合がでる可能性がある程度です。
それも、とても悪質ないたずらで犯罪になります。

壊れるしくみ

ガソリンタンクの底には水分が分離して、多少なりとも水が沈んでいるものです。
そこへ砂糖が入ると、その分離した水に砂糖が溶けます。
そして、砂糖が溶けた水は燃料フィルターを通過しますので少しずつエンジンの内部に運ばれていきます。
砂糖をフライパンで熱すればわかるのですが、砂糖は最後まで残って金属のフライパンに焦げ付きます。
これと同じようなことがエンジンの内部で発生します。
そうなるとエンジンが焼き付いて致命的な故障になります。
でも、エンジン内部はエンジンオイルで守られているのですが、結果は同じです。
オイル(油)と砂糖はとても成分が良く似ていますので親和性によりオイルを取り除いてしまいます。

油と砂糖の親和性を利用する

先ほど紹介した、砂糖の悪質な利用方法で少し触れましたが油と砂糖には親和性があります。
油の成分:炭素、水素、酸素
砂糖の成分:炭素、水素、砂糖
ほとんど同じですよね。
なぜこんなに成分が似ているのでしょうか。
石油(油)は太古の昔の植物が変化したものです。
砂糖も植物なので光合成によって二酸化炭素と水から同じように作られています。
だから親和性が良いわけです。
ハンバーグを作った時や換気扇の掃除をした時。他には車のメンテナンスなどで手が油まみれになった時、この砂糖の性質を利用して手を洗うことができます。
皮膚に付いた油は、皮膚よりも親和性の高い砂糖で揉み洗いすると油はすべて砂糖側に移動します。
両手なら小さじ1杯の砂糖で十分きれいになります。

ガソリンタンクには燃料以外のものは入れてはいけない

砂糖から少し外れますが…
ガソリンタンクには燃料以外入れないことです!
「そんなことわかってるよ」
そんな風に言われそうですが本当にガソリンタンクに燃料以外をいれませんかってはなしです。
例えば・・・・「水抜き剤」とか、本当に入れていませんか?
ちなみに水抜き剤は燃料ではないです。
カーマニュアルやメンテナンスノートをご覧になればわかりますが「定期的にガソリンタンクに水抜き剤を入れてガソリンタンクの水を処理しましょう!」なんて、そのようなことは一切明記されていません。
こんなものを勧めるのはガソリンスタンドぐらいなんです。
しかもガソリンスタンドの人間なら、絶対に自分の車には水抜き剤を入れることはしません。

先ほども触れたようにガソリンタンク内には確かに水が存在します。
その水が錆びの原因にもなったりします。
なのでガソリンタンクには水を抜くための機構がちゃんと備わっています。
つまりメンテナンスノートを見て、それに書かれている内容だけメンテナンスしておけば良いことになります。
かつて私の友人も数人ガソリンスタンドでアルバイトをしていましたが、同じようにお客さんに水抜き剤をすすめていました。
それは、お店の指示で従業員なら逆らえないですからね。
本人たちに聞いたところ、ガソリンスタンドの店員は絶対に自分の車には入れないそうです。
なぜなら水抜き剤を入れても水は抜けないことを知っているから。
透明の容器にガソリンを入れて、そこへ水抜き剤を入れても水はなくならないことが実証されています。


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