考え方

エアコンを6月初旬の涼しい時期に試運転するべき理由

エアコンを6月初旬の涼しい時期に試運転するべき理由

エアコンの試運転

エアコンの試運転は行っていますか?

「はい?」

「試運転なんてする必要あるの?」

「そもそも、試運転のやり方も知りません。」

これは、エスキージャパンの善ちゃんがお客さんに質問して、実際にお客さんが回答した内容の一部です。

 

仕方がない

お客さんがそうやって思うのも仕方がないのかもしれません。

家庭には、いろんな家電製品がありますが、試運転が必要な家電なんて、ほぼありません。

でも、エアコンに限っては、他の家電製品と一緒にしていると、ご自身が困ることになりますので、この期に試運転の必要性を理解しておいてください。

 

なぜ、エアコンは試運転が必要なのか

試運転とは、工事業者の方のみが行う運転モードではありません。

メーカーの意図としては、ユーザーに使用していただくために準備しているモード。

(極まれに試運転ボタンのない機種もありますが・・・)

試運転とは、準備体操のようなもの。

人間でも車でも同じですが、いきなり100%の負荷をかけて運動や運転をすると、怪我したり故障したりといった不具合につながる危険性があります。

エコキュートや車でしたら、適度に使用しているのでそんなに問題はないかもしれませんが、エアコンは使わない期間が必ずあります。

特に、冬も使用しない場合はなおさら危険。

エアコンは、コンプレッサー内に数種類もの冷媒ガスとオイル混合されて使用されています。

長期間使用していない場合、この冷媒ガスとオイルが分離されています。

気体(冷媒ガス)は、何処まででも圧縮できますが、液体(分離したオイル)は圧縮できません。

コンプレッサーは、圧縮を行う装置なので、液体(分離したオイル)を圧縮すると、コンプレッサーの弁が耐えきれなくなって割れることがあります。

これを専門用語で「液圧縮」と呼びます。

ですから、このように長期間稼動させないエアコンが、いきなりフル稼働することを想像したら・・・

キャー(゚д゚)!

車だったら、全く乗らなくても、たまにエンジンだけでも始動させたりしますよね?

エアコンも同じで、本来は、オフシーズンであっても、2か月に一回ぐらいは試運転するのが、エアコンを長持ちさせる秘訣。

真夏の本番に、いきなり運転を開始するのではなく、外気温度が比較的低い6月初旬に行うことで、エアコンにとってとてもやさしい試運転となります。

 

6月初旬に試運転を推奨する理由

エアコンに不具合があることを、この時期に見つけることが出来ると、余裕をもって対応することが出来るメリットがあります。

真夏に初めて運転をして、不具合が見つかっても、エアコン業界はすでに繁忙期に突入。

そのため、すぐには対応してくれません。

当社(エスキージャパン)も、7月の中旬から8月の中旬までは、本当に忙しく、休みなしでフル稼働しております。

土日の指定や、時間指定ができないのはもちろんですが、1週間以上訪問できないことも普通にあります。

暑い盛りで、すぐに訪問できないと思うと、依頼されたこちらも大変心苦しい気持ちになります。

 

エアコンの不具合内容

約半数弱の割合で、「風が冷たくない」といった不具合の問い合わせが、圧倒的に多いです。

次に多いのが、「エアコンから水が漏れ出てくる」といった不具合が、全体の2割程度あります。

これは、先の2つに比べると圧倒的に少ない発生件数ですが、お掃除ロボット付に多い不具合で、「電源は入っているけど運転が始まらない」といった不具合がたまにあります。

その他は、非常にまれですが、これまで報告された不具合内容です。

「運転が時々止まる」「異音がする」などがあります。

 

 

エアコンの試運転のやり方

試運転ボタンがある場合は、試運転ボタンを押すだけ。

多くのエアコンの場合、室内のエアコンランプが試運転ボタンである事が多いですから、これを長押しすれば試運転が開始されます。

試運転ボタンがない場合、室温設定を最も低い設定温度にして、冷房運転を開始するだけでも良いです。

試運転は、手動で停止するまで運転し続けますので、チェック項目が終わり次第停止してください。

試運転中ですが、多くのエアコンでは、セルフ簡易テストモードがあります。

試運転停止後は、カビの繁殖を抑えるため、送風運転を30分以上行うことをおすすめします。

 

チェックポイント

エアコンの不具合内容で記載している報告内容をチェックします。

 

セルフ簡易テストモードの使用方法

リモコンの「点検」ボタンを長押しで実行となります。

1分ほど、待っていれば、テスト結果をリモコンが表示します。

すべての、機種で対応しているわけでではありませんが、多くの機種に設定していることが多い機能です。

 

冷風チェック

温度計を風にかざすとわかりやすいですが、なくても手で冷たい風を感じることが出来れば問題ありません。

 

室内機からの水漏れチェック

冷媒ガスの循環が安定し、室内機内部に結露水が発生するまでに、約30分程度の運転が必要です。

室外の排水管から水が出てくることを確認してください。

エアコンの試運転は、室内機の運転確認だけでなく、室外機の圧縮機が運転するかまで確認する必要があります。

エアコン内部には、熱を吸収する冷媒ガスを循環させていますが、この冷媒ガスが、内部の循環回路を一巡すれば試運転は完了す。

水漏れチェックが完了していれば、一連の動作は一巡していると判断できます。

 

その他

試運転中は、異音がしないか、運転が停止することはないかなどチェックして問題なければ終了です。

エアコンの試運転のやり方で、エアコン本体の運転ランプがボタンになっていることが多く、長押しで試運転モードに突入すると記載しましたが、1回押しすれば、自動運転モードにはいります。

これは、リモコンが見つからないときや壊れたときの緊急用に使用できますので、ぜひ覚えていてください。

 

 

まとめ

7月になると、点検や修理に関する問い合わせが増えることが毎年の特徴。

夏になってから、エアコンの修理を依頼するお客さんが、全体の8割以上。

6月であれば、比較的業務も少ないので、価格もディスカウントしてくれる可能性も高いです。

暑くなってから、エアコンが故障すると、慌てて購入することになり、優秀な取り付け工事業者にお願いすることもできず、せっかく購入したエアコンがまた、すぐに故障してしまう可能性がありますので要注意。

 

 

 

 

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