考え方

台風の報道でよく見る「風速25m以上の暴風域」ってどんな感じ?

台風の報道でよく見る「風速25m以上の暴風域」ってどんな感じ?

毎年多くの台風が日本にやってくる

気象庁の発表では、台風の発生地域から予測進路を随時発表しているものです。

その情報の中には、中心気圧○○hPaや最大瞬間風速○○mとよく耳にする情報が流れます。

中心気圧の数字は、小さければ小さいほど大きな台風と判断します。

風速の数字は、大きければ、大きいほどすごい風が吹いていると判断します。

なぜでしょう、なんだかイメージできません。

イメージ出来ない方へ伝えるために、リポートする人も体を張って命がけ。

「今、風速25mの暴風域から中継しています!」って、毎度のことながら、とっても大変そう。

それでも、テレビの前にいるとピンときません。

「風速25mなら、瓦が飛ぶことがあります!」と説明していますが、風で瓦が飛ぶシーンなんて見たことありません。

もっと、みんなの実体験から伝わる表現はないのでしょうか?

 

秒速なんて普段は使いません

風速をね、秒速で伝えているからわかりにくいのだと思います。

こんな表現は、算数や数学の世界だけで十分。毎回いじわるなポイントに出現する「点P」も必要ありません。

では、私たちが日ごろから慣れ親しんだ時速に換算してイメージしてみましょう。

秒速(m)を時速(km)に換算するのは、とっても簡単。

時速(km) = 秒速(m) x 3.6

つまり、「風速25mの暴風域」とは「時速90kmの暴風域」と換算できます。

「時速90km」ならイメージできませんか?

例えば、高速道路の車だと、だいたいそれくらいです。

高速道路を走る車の窓を開けて、顔を外に出してみることを考えれば、イメージがしやすいと思います。

 

 

最大瞬間風速60mとは

さっそく、同じように時速に換算してみます。

「最大瞬間風速60m」 = 「時速216kmの風」

さすがに、時速216kmは身近にはありませんので体感するのは難しいですが、想像してみましょう。

例えば、新幹線が減速しないで通過駅のホームを通過した場合、ホームに立っていると考えたらいかがでしょうか。

通常は、減速しますので、ここまで速度は出ていませんが、それでもすごい勢いを感じるものです。

 

黄砂が運ばれる偏西風の勢い

はるか遠くの、中国から黄砂が日本まで運ばれてきます。

これは、偏西風に乗ってやってくると言われています。

偏西風って、どれだけすごい風なのか見てみましょう。

上空5kmでの偏西風は、秒速50m。(時速180km)

上空10kmでの先生風は、秒速100km(時速360km)

この単位になると、想像もつかない暴風なのでしょう。

気球に持って優雅に空中散歩なんて出来る訳ありません。

上空10kmと言えば、飛行機が飛ぶ高度です。

日本からアメリカに行く時と、帰る時では、航行時間が全然違うのも納得ができます。

行くときは、360kmの追い風ですが、帰るときは360kmの向い風です。

通常900kmで航行する飛行機にとっては戻りの向い風は大変な減速となるからです。

 

国際的にはノット (kt)で表現

アメリカでもそうですが、国際的な単位なら、風速は時速で表現すると決まっています。

なぜ日本が、秒速で表現しているのか?

それは、気象庁でそうやって、定義しているから。

では、なぜそのように定義するのか?

環境省もそうですが、測定指針から測定器、測定値発表までを全て秒速に統一されていますので、切り替えるタイミングを完全に逃しているのが実情かと推測します。

なら、民放のニュースだけでも時速で伝えて欲しいと思うのは私だけでしょうか。

 

 

 

 

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