考え方

洗濯機はカビの製造工場みたいなもの

洗濯機はカビの製造工場みたいなもの

洗濯機のクリーニング

頻繁にお客さんから依頼があるのが洗濯機のクリーニング。
理由は後述しますが、今はその依頼を受けることが出来ていません。
洗濯槽を洗う洗剤のCMを見ているお客さんが「洗濯槽は汚れている」と認知している証拠だと思います。
その認識は正しくて、分解したときの洗濯槽を見てみると、「こんなに汚れるものなのか!」ってびっくりします。

洗濯機はカビの製造工場

洗濯機はカビの製造工場みたいなものでした。
見た目では分かりませんが、構造的に細菌類やカビが繁殖しやすい状況になっています。

カビの増殖要素

カビは20~30℃の温度範囲で、水分と栄養分があれば爆発的に増えることがわかっています。

洗濯機の温度環境

人が暮らしている環境の中に置かれることが多いので20~30℃の範囲であることが多い。

洗濯機の水分環境

洗面所や風呂場近くなど、湿気の多い場所に設置されることが多い。
そもそも、洗濯機内部は高温多湿であり蓋を閉めた状態だと湿気が逃げる要素が全くない。
排水溝にも接続されている場合が多く排水溝から湿気があがってくる。

洗濯機の栄養分環境

洗剤の残りカスが洗濯機の内部に残ることが多い。
洗濯物の汚れが洗濯機の内部に残ることが多い。

すべての条件を満たす条件

洗濯機は、カビが爆発的に増えるすべての条件を満たしてしまっていることが多いのです。
カビにとって洗濯機は、とても理想的な環境。
だから定期的に掃除をしないと、カビだらけの水で衣類を洗っていることになります。
もしかして、アトビーの原因にもなっているのかもしれません。

洗濯機の掃除

市販の洗濯槽クリーナーで取れるのは全体の汚れの2割程度と思ったほうが良いでしょう。
間違っても、CMのように綺麗になると思ったら大間違い。
はっきりいって、CMの映像はただのイメージであって嘘です。
絶対に、あのようにはなりません。
私も、某メーカーの洗濯槽クリーナー2回、なんと2回です、2回も入念に掃除してから分解しましたが、ほとんど汚れは落ちていませんでした。
落ち方はどんな感じかというと、全体的に薄く汚れが落ちるのではなく「ペロッ」っと、ところどころが剥離している感じです。
洗濯槽クリーナーメーカーの狙いは正しいと思いますが、ところどころしか剥がれていなく、おおよそ2割程度しか落ちないのが現実でした。
ただ、剥離した場所はCMのようにピカピカになります。

関連記事:洗濯槽のカビ洗浄に一番良い方法に、やっとたどり着きました。

剥離しそうで剥離しなかったカビ

私が気になるのは、剥離しかけのカビが次に洗濯物に付着するってことです。
洗濯槽クリーナーをした後の洗濯は大切なお子さんの洗濯物は後回しにしたほうがいい。

善:「ふーん、じゃぁ誰の洗濯からすればいいの?」

瀧 :「それは、カースト制度で言うと位の一番低い人」

善:「日本にはカースト制度はないはずや」

瀧 :「多くの家庭では暗黙のルールとして存在しているよ」

善:「じゃぁ・・・ここはそっとしておくほうが良いってことね。」

瀧 :「全国のお父さんたちに謝れ!」

善:「おれは何も言ってないぞ!」

瀧 :「カースト制度の最上級は、だいたいペット」

善:「そっそれもすごいな、でも確かにそうかも」

何もしないよりはやったほうがいい

某メーカーとしたのは、おそらくどこも同じだと思うのであえて特定の会社だけ指定するのはかわいそうだから。
洗濯槽にアプローチ出来るのは、プロのお掃除やさん以外は洗濯槽クリーナーしかないから、何もしないよりはやったほうがいいです。
だって、2割程度は無くなるのは事実だから。

追伸
きれいに選択層のカビを落とす方法見つけました

2割程度綺麗になるなら、5回やったら?

2割 × 5回 =完全に綺麗にはならない。
先ほども2回洗いで検証しているように、5回洗ったところで、ほとんど差はないでしょう。
定期的に行い、連続はやめたほうがよさそう。

カビの予防方法

1.洗濯機を使用しない時は蓋を開けておく

物理的な要素を考えると、縦型洗濯機の方が湿気は逃げやすい。

2.洗濯機を風通しのいい場所に設置する

昔はよく外に置いているのを見たことがありましたが、これって理にかなっています。

3.排水溝を直接接続しない

出来る家庭は限られてくると思いますが、直接つなげないほうが、風が抜けるのでおすすめ。

4.乾燥機能があれば、洗濯後に使用する

乾燥機は、やりすぎると衣類に悪影響を与えることもありますので注意ください。

5. 洗濯槽クリーナーを定期的に使用する

洗濯槽クリーナーには予防効果もあります。
新品のうちから定期的に使っていればある程度効果が期待できます。

6.洗剤の量を洗濯物の量にきっちり合す。

きれいに溶かして使うようにしないと、カビに栄養を与えているようなものだから。

分解クリーニング

私たちが洗濯機を洗浄する場合、分解して洗濯槽を取り出し洗濯機内部まで洗浄します。
掃除した後は本当にきれいになるので気持ちいいです。
ただし、すべての洗濯機に対応できることではないのが現状ですので、積極的には受けていません。
例えば、ドラム式洗濯機は洗濯層をワイヤーで吊っているだけなのでバランスが崩れることが多く、元に戻すのが大変ですのでリスクが高いのです。
だからドラム式は、今のところ受けていません。
縦型でもスクリュウーが外れないなど対応できない機種もあります。(2017/4)

過炭酸ナトリウム ← プロに依頼しなくても、きれいに洗濯機が掃除できます。


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