サンディエゴ州立大学の研究結果によると、布団の中でダラダラ過ごすのも睡眠と同じらしくて、そこは勘弁してほしいと思うかもしれませんが、参考までに読んでみてください。
寝過ぎがヤバイという研究
朝、なかなか起きれずに布団でダラダラしちゃうことってありますよね。
実は、寝過ぎてしまうことは、睡眠不足と同じくらいダメージが溜まるというもの。
昔から寝過ぎがヤバイということは言われていて、さまざまな研究が行われていましたが、代表的な研究が2010年に「睡眠時間と寿命」に関する過去の研究16件をまとめて分析した論文があります。
その内容が、とにかく体に良い睡眠時間というのは6~8時間くらいらしくて、短くても長くてもダメだということ。
そして、睡眠時間が9時間を超すと体にヤバイことが起きまくると発表されていました。
病気のリスクの増加
寝過ぎることによって、癌(がん)、糖尿病、心疾患、脳卒中といった、あらゆる病気のリスクが凄い勢いで上昇するというもの。
認知機能の低下
よく仕事や学校が休みだと思ったら「今日は好きなだけ寝よう!」と意気込んで長時間寝たりすることってありますよね。
私にも経験がありますが、そんな時は必ず頭がボーっとしたり、ダラダラするのが止まらなくなって「今日はずっと寝て過ごしたいな」みたいなことになります。
これ、まさしく認知機能が低下している状態だと言うのです。
メンタルの悪化
これも休日に寝まくってダラダラすると夕方くらいまで過ごすと、なんだか落ち込んだ感じで冴えない気分になったりするようです。
これ、まさしくメンタルが悪化している状態だと言うのです。
慢性痛が増加
寝過ぎによって、慢性痛が増加してしまうことで、膝が痛い、腰が痛い、首や肩が痛いという体が謎に痛いという症状が現れることになるようです。
慢性通とは、急性痛と呼ばれるものがあり、けがや病気が原因で一時的に生じる痛みは、原因から身体を守る反応の一つで、痛みに気づくことで、治療のきっかけとなり、原因になっているけがや病気が解消すれば、痛みもなくなるもの。
慢性通には他にも、急性痛の治療をした後も3か月~6か月以上もの間、痛みが続き、日常生活に支障を来すことがあるもの。
まとめ
9時間以上寝ると、下記の4つがあり、睡眠不足が原因で起こる体の不調と非常に似ているわけです。
仕事がある平日は5時間睡眠で頑張って、休日に寝溜めをしようと9時間以上寝ていると、毎日体をいじめていることと同じだと言う事です。
・病気のリスクの増加
・認知機能の低下
・メンタルの悪化
・慢性痛の増加
可哀そうな実験
サンディエゴ州立大学が、健康な若者を対象に無理やり2時間多めに寝てもらい、それを3週間観察した実験が行われました。
これは「超健康な人に無理やり寝てもらうとどうなるのか?」を調べた研究です。
実験の結果、うつ傾向が発生して、筋肉や背中の痛みが悪化した人が増加しました。
体内の炎症レベル(CRP)の数値も増加していたとうい結果も。
たくさん寝たはずなのに、なんでこんなことになるのか?
研究の考察から理由は4つにまとめられました。
・睡眠の質が下がる
・免疫系の機能が変わる
・体内時計が狂う
・体を動かす時間が減る為、体がおかしくなる
この研究結果を見てしまうと、なんとしても睡眠時間は6~8時間にするべきだと思われる。
短くても長くてもダメなだけでなく、目が覚めてからスマホを触ったりして布団の中でダラダラ過ごしていると、人間の脳は「布団=寝る場所」として認識できなくなり、夜は眠れなくなるということになるようです。
この提案は酷ですが、睡眠中以外は布団から出ましょうってことをおすすめします。
参考までに、下記の本は、記事とは無関係です。