身につけてほしい礼儀作法
出来れば高校生までに身につけておいてほしいものですが、大人の方もこれを機に参考にしてみて欲しいです。
子供は大人の動作を良く見ていて、大人の行動は手本となる必要があります。
この記事を読んで終わりにしないで、繰り返し身に付くまで練習して欲しいと思います。
礼儀作法はスポーツや音楽と同じで、繰り返し練習しないと身につきません。
でも日常生活の中で簡単に実践できます。
実践を繰り返していくうちにレベルアップし、自然に行えるようになるものなんです。
前回紹介した 絶対に得をする礼儀作法 でも紹介しましたが、イマドキの若者の格好をしていても、いざと言う時にばっちりお辞儀ができたりお礼を言えたりすると、そのギャップでかなりカッコよく見えます。
日本の伝統である礼儀作法を身につけたイマドキのオシャレな若者は、絶対にカッコよいのでポイントが高いことは間違いなし。
例えば、こんな風に御礼をされれば、本当に素敵に見えませんか?
顔は良く見えなくても絶対に魅力的に見えますよね↓↓
あいさつ
心の扉を開く唯一の方法があいさつ。
心の扉には、外から掴めるノブがありません。
あいさつをする時は、ほんの少し身体を倒します。
小鳥さんじゃないので頭だけチョコンとだけではカッコ悪いですよ。
「おはようございます」
朝に登校している子どもから、こんなふうに声をかけられると元気がもらえます。
どんなに憂鬱な朝だったとしても、元気にあいさつされると空気が変わりリフレッシュできます。
こんな風に元気をもらえるのだから、自分も人を元気にしてあげたいもの。
「こんにちわ」
あまり、面識のない人であっても、道で出会ったときに「こんにちわ」とあいさつしてくれると心と心がつながったような気がします。
心の中にある気持ちは表現しないと伝わりませんから、自分から「こんにちわ」とあいさつができるように心がけましょう。
優しさも同じです、心の中にあるやさしさには誰も気が付きません。
優しさを行動で示せるようになってくれば、本当に優しくもなれるものだと思います。
「失礼します」
人の部屋に入るときは黙って入ってはいけません。
職員室や保健室など、相手が受け入れる心の準備をさせてあげなくてはいけません。
これは、よその家に入るときも同じですし家族の部屋に入る時も同じです。
お辞儀
草礼(そうれい)
挨拶をするときなど、普段の生活で一番よく行うお辞儀。
草礼のときは相手の顔をみます。
ただ、凝視してはいけません。
上体を腰から曲げ15度くらいに傾けます。
真礼(しんれい)
心を込めてお詫びをしたり、お願いごとをする時のお辞儀。
自分の気持ち、そして心をしっかりつ相手に伝えるときに使います。
この真礼が綺麗にできる人は相当カッコ良い。
上体を腰から曲げ75度くらいまで傾けます。
ちょうど両手が膝に届く程度で、両手でひざを触るように意識して行います。
ですから膝は曲げてはいけません。
行礼(ぎょうれい)
草礼と真礼の中間の礼。
草礼の上位の礼と考えるといいです。
上体を腰から曲げ30度くらいまで傾けます。
人の前を通るとき(前通りの礼)
これは、よくある場面ですのでぜひ気をつけてほしいです。
「前通り(まえどおり)の礼」とは、人の前を通過するときに行う礼。
人の前を通ることは出来れば避けるべきですが、どうしてもやむを得ない時はあります。
この時は、草礼までしなくてもよいですので、ほんの少し会釈をして足早に通りすぎるのが礼儀。
この時ばかりは、小鳥さんのような「ペコッ」でもかまいません。
私たちは、いつも人に見られていることを忘れてはいけません。
礼儀作法の良いところは、礼儀作法を知らない人にも好印象を与えることが出来ることです。
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食事の作法
みなさんは食べる前には「いただきます」と言えていますか?
ちゃんと両手を合わせて言ってほしいです。
この「いただきます」には二つの意味があります。
一つ目は、食事ができるまでに関わってくれた人への感謝の気持ち。
二つ目は、食材への感謝の気持ちです。
特に食材に関しては、自分の命を継続するために、他の命を「いただいて」いることを忘れてはいけません。
そして、食べ終わった後には「ごちそうさまでした」と手を合わせて言います。
「ご馳走さま」は「馳走(ちそう)」と言う漢字があります。
食事を用意するのに走り回ることを意味しています。
それだけ食事を用意するのが大変だってことを知っておかなければいけません。
これらの意味を理解していれば、誰に教えられなくても自然に口から出るものだと思います。
食べる時に気をつけること
・食べるときに音を立ててはいけません。
・テーブルに肘をついてはいけません。
・椅子に座っているときは足を組んではいけません。
・同じものばかりに手をつけずバランスよく頂くこと。
そして、自分の家でも人の家でも自分で使用した食器は自分が片付けることが礼儀。
それから、食事中に話をする話題は喧嘩にならないような話題を選びましょう。
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傘の持ち方
元気いっぱいに腕を大きく振って歩いている人が、傘も勢いよく「ブンブン」振っている人を見かけます。
一緒にショートテニスをしている子どもが、傘の先が目に入ったと騒いでいたことがありました。
私も本気で驚きました。
幸い目に入ったものの、失明にはなりませんでしたが本当に怖い出来事でした。
傘を持っていた本人も非常に反省しておりました。
そうです、傘の先端は非常に危険ですから絶対に下を向けて維持してください。
傘意外にも、リュックサックや長い紙に毛など、自分のからだの延長線上になにかのプラスαがあるときは人の迷惑にならないように心がけるべきです。
まとめ
相手を大切にすると自分も大切にされます。
礼儀作法は相手を思いやる心。
違う言い方をすると「相手にも優しく自分も楽」。
礼儀作法は理にかなっていて、とても自分が楽になります。
自分が相手を大切にすれば、相手も自分を大切にしてくれます。
この法則は有名ですから知っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、自分は人のために労力を使う気にはなれないのに人には親切にしてもらいたがる。
こんな人ほど、よく愚痴をいい文句を言います。
そんな姿は全然カッコよくないので気をつけましょう。