
持てる水
氷ではなく常温で、しかもスライムのようにやわらかい水を作ることができます。
厳密に言えば水だけでは実現不可能ですので、ある物質を混ぜます。
片栗粉とかゼラチンとは違いますよ。
持てる水の作り方
きれいな容器に水を250ml入れます。
その水にアルギン酸ナトリウムを1g入れます。
アルギン酸ナトリウムと聞くと凄い物に聞こえますが、これはただの食物繊維。
海藻類の”ぬるぬる”や”ねばねば”がまさにこれ。
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とても混ざりにくいですが完全にダマが溶けるまで混ぜます。
手で混ぜるなら根気よく混ぜてください。
ハンドミキサーがあれば非常に楽。
目安はハンドミキサーで10~15分程度
この時間を聞けば手で混ぜるには勇気がいると思いますよね。
でも、生クリームだって手で混ぜる人もいるから出来なくはないです。
このままでは、まだドロっとした液体のままなので次に持てる水に仕上げるための液体を作ります。
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仕上げ水の作り方
きれいな容器に水を1000ml(1L)入れます。
その水に乳酸カルシウムを5g入れます。
乳酸カルシウムは医療でも使うような安全なもの。
サプリメントのような使い方をするもので制酸薬やカルシウム剤として服用することもあります。
完全に溶けて馴染むまで混ぜます。
ここでもハンドミキサーがあれば非常に楽ですが、アルギン酸ナトリウムよりはマシ。
最終工程
持てる水と仕上げ水が出来上がったところで、それぞれの容器を隣に並べます。
大きな塊を作りたい場合は大きなオタマで、小さな塊でよい場合はスプーンなどを準備します。
準備したサジ(オタマ)で持てる水をすくいます。
そして、そのまま仕上げ水の中に沈めるか、ゆっくりと注ぎいれます。
※この時の入れ方にコツがあります!
すると化学反応がはじまり・・・
持てる水がスライムのように固まります。
人差し指と親指でつまんで持ち上げることもできます。
私は、欲張って茶碗などの大きな容器で大きな塊を作りました。
大きいのは、かなり難しいです。
水バルーン
調べてみると、水バルーンといって材料込みで売っているのを見かけましたので紹介します。
使用する量は少ないなら、このキットでもいいのかもしれません。
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まとめ
これは人工イクラの作り方に似ています。
なので有害なものを使っていませんので安心して使用できます。
つまり、絵の具や食紅で色をつけることだって出来るかもしれません。
小さな塊を作るのは簡単ですが、めっちゃ大きな塊をつくるにはコツがいります。
自由研究なら、どこまで大きなものが作れるのか?
綺麗にデコレーションすればどのように変化するのか?
蛍光色にすることなんてできたりするのか?
出来たら発光させてみたいですね。
食べることが出来るくらい安全なのか?
材料は非常に安いし簡単に作れますので、何度か挑戦していけば面白い研究成果が発表できると思います。










