方法、手法

集中力を高めるための環境づくり

集中力を高めるための環境づくり

善:「うわぁ~俺の集中力は5秒が限界やわ!」

瀧 :「5秒ってそれ金魚より短いよ。」

善:「『きんぎょ』って…あの魚の?」

瀧 :「それ以外に金魚で思い当たるものありますかぁ?」

善:「おまえ、ふざけるなよ!」

瀧 :「いや、ふざけているのは善ちゃんだけやからね、5秒はいくらなんでも酷いよ。」

善:「しかも集中するまでに10分以上かかるし!」

瀧 :「どおりで善ちゃんの完了報告がいつも遅いわけかぁ。」

五感をフル活用

「視覚」、「聴覚」、「嗅覚」、「触覚」、「味覚」の五感は集中力にとても大きな影響があります。
集中力が持続できない人は、これらの五感が悪影響を与えている可能性があります。
逆に考えれば、これらの五感に良い刺激を与えることが出来れば、集中するまでの時間短縮と集中力の持続が可能になるはず。
今から順番に詳しく見てみましょう。

『視覚』

仕事が出来る人の机は整理整頓ができていて常に綺麗。
どうも机の上が綺麗というのは集中力に大きな影響があったようです。
人間の視野は意外と広くて、180度を超える範囲を見渡せるようになっています。
その視野に物があればあるほど、それらに集中力が奪われます。
だから、出来るだけ余計なものを置かないほうが良さそうですね。
でも逆に、視野の中に置いておくと集中力が高くなるものがあります。
それは『植物』
だからといって、やみくもに植物を置くのではなく、視野の15%ほどの植物を置くのがベストと言われています。

『聴覚』

聴覚は集中力向上に一番大きな影響を与えます。
好きな音楽を聴くことにより集中力が高まる人もいれば、いくら好きな音楽でも聴くと集中力がなくなる人もいます。
これは、かなり個人差があります。
でも、どちらのタイプにも有効な方法があります。
あらゆる周波数帯の音を含み、周囲の音を特定しにくくさせる音。
それは、『ホワイトノイズ』と呼ばれるもの。

『ホワイトノイズ』とは、アナログ放送時代のテレビの放送時間が終わった時に砂嵐の画面で流れるあれの音。
この音を聴くことで集中につながる効果があるようです。
「ホワイトノイズ」は聴覚を効果的に刺激して集中を高める効果が期待できるんです。
「ホワイトノイズ」を流したところ、注意力散漫な生徒の学習効果が上がったという研究結果もあります。
ちなみに「ホワイトノイズ」の他に「ピンクノイズ」と言うのがありますが、これは蚊が飛ぶような嫌な音が特徴の音。
余談になりますが「ピンクノイズ」は目を覚ますときに効果を発揮します。
もしも、朝起きるのが苦手な人や人を起こすのに苦労している人はお試しください。
起こす時に、口で蚊の飛ぶ音を耳元でささやいてみてください。
意外に、すぐに目を開けますよ。

『嗅覚』

集中力を高めるために嗅覚刺激を使うことは古くから行われていることなんです。
例えば密教(みっきょう)なら、写経(しゃきょう)に入る前に塗香(ずこう)を行っていたことが古くから知られています。

塗香とは、仏像や修行者の身体に香を塗ってけがれを除くこと。
また、その香。 仏に捧げる六種の供物の一種。
数種の香木を混ぜて粉末にし、粉末のまま乾燥したものと浄水と混ぜ練香としたものがある。

嗅覚で集中力を高めたいときは「ローズマリー」「ペパーミント」などの香りがするアロマなどを活用するといいでしょう。
また、匂いを嗅ぎ分けるのには高い集中力がいります。
そこで「今、この状態で何の匂いがするかな?」と意識すると、マインドフルネスに近い効果が得られ、集中力も持続しやすくなります。

マインドフルネスは、今現在において起こっている内面的な経験および外的な経験に注意を向ける心理的な過程のこと。

『触覚』

長時間の作業で集中が続かなくなる原因の1つに「ワーキングメモリ」の低下があげられます。

ワーキングメモリ (作業記憶,作動記憶) とは,短い時間に心の中で情報を保持し,同時に処理する能力のことを指します。
会話や読み書き,計算などの基礎となる,私たちの日常生活や学習を支える重要な能力。

そのワーキングメモリの回復に役立つのが「噛む」ことだったんです。
ガムを噛むことでストレスや疲労が低下し、さらには不注意や勘違いの抑制傾向が見られたという研究結果があります。
また、ガムを噛む行為は単純なリズム運動なので、持続的な集中を実現するのに必要な神経伝達物質「セロトニン」を生み出しやすかったりします。

『味覚』

味覚への刺激は難しいので、アプローチとしては飲食物で集中力を高めることとします。
仕事中の飲み物の定番といえば「コーヒー」。
参考記事:インスタントコーヒーがおいしくなる作り方
コーヒーに含まれるカフェインには興奮作用があり、交感神経が刺激されて意識が活性化して集中状態が生み出されます。
コーヒーの他によく飲まれるのが「緑茶」。
緑茶にはテアニンという成分が含まれており、副交感神経に働きかけストレス緩和やリラックス効果などの効果があります。
副交感神経を優位にすると集中にも効果が見込まれます。
そして、カフェインとテアニン両方同時に摂り入れることで、より集中力が上がるとする研究報告があります。
どちらかを飲み続けるのではなく「コーヒー」と「緑茶」をその都度変えて飲むと集中力を高める効果が期待できるみたいなんです。

さいごに

いかがでしたでしょうか、すべて取り入れる必要はありませんが、自分にあった方法を取り入れてみてください。
私は机の上の整理がとても苦手なので、それ以外で集中力を高めるようにしています。
どれもお手軽にできるものですから一度お試しください。
参考記事:本の紹介「一点集中術」
参考記事:本の紹介「人生が変わる時間術大全」


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