この記事は、夏にエアコンに頼らず涼しく過ごすための方法を記事にしたものです。
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緑のカーテンは水の膜
前回の記事で、すだれに水をかければ室内の温度がさがり水の膜が有効であることがわかりました。
水の膜は植物を使うことで簡単に作ることが出来ます。
植物は、根から水を吸い上げ葉から蒸散しています。
植物でカーテンを作れば、自動的に水を補給する「水の膜」が出来上がります。
完成した緑のカーテンがどのくらい水を吸い上げているのかを確認する方法があります。
ビニール袋で1枚の葉を包んで蒸散する水分を確認することができます。
緑のカーテンの作り方
これは5月ごろから行う必要がありますので来年にチャレンジしてほしいと思います。
用意する植物はヘチマ、きゅうり、ゴーヤ、アサガオ、フウセンカズラ、ヒョウタンなどのつる性の植物を選択します。
緑のカーテンを育てるポイントは土と水。
土のないマンションのベランダでもプランターを使って育てることができますが、プランターの場合は枯れやすいので注意が必要です。
基本的には、朝晩にたっぷり水やりするのが肝心です。
プランターの場合、便利な自動散水装置を使うことをお勧めします。
だって枯れたら意味がないし、確実で手間が省けるなら検討する価値はありますよ。
ツル性の植物は紐(ひも)をたどって成長していきます。
日差しを遮りたい場所にネットで「面」をつくることがポイント。
縦だけではなく横にも成長させて緑の「面」をつくることを意識してください。
お勧めするネットは10センチ角程度の網の目になっている園芸用ネットを活用するといいでしょう。
緑のカーテンの楽しみ方
緑のカーテンには副産物もあります。
ゴーヤなど、食べることが出来る植物なら収穫することも楽しみになります。
ゴーヤは夏バテ防止にもなる優れた植物と言えるでしょう。
他には、アサガオなら葉が風に揺らめくと光もきらめき見た目にとてもきれいです。
種苗メーカーにおすすめを伺いました。
ロイヤルパープル(ヤマイモ)
これは、むらさき色のとろろですよ。
紫色のヤマイモですね。
すだれ(アサリナ)
なまえから誤解を受けそうですがツルキンギョソウ とか キリカズラ とも言われているアサリナです。
暑さに強く夏から秋までの長期間、涼しげな花をたくさん咲かせるようです。
イエローパッション(パッションフルーツ)
和名ではクダモノとケイソウと呼ばれている亜熱帯原産のツル性植物です。
葉の生育が旺盛になって、よく茂るので日よけとしての効果は高いようです。
わこさま(シカクマメ)
天皇陛下一族みたいな名前ですがスイートピーのような青紫色の花が散りばめられますので、きれいな色の緑のカーテンを作ることが出来ます。
ツルアリジャンビーノ(インゲン)
やわらかいサヤが次々と実ります。
草丈が高く伸びスタミナ抜群のツルありのインゲンです。
食べてもおいしいくて、やわらかい豆ですよ。
南風(ニガウリ)
「なんぷう」と読んでしまいそうですが「はえみどり」といいます。
ニガウリは健康食品ですので一石二鳥。
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