お餅が網にくっ付く理由
お餅の中には小さな気泡がたくさん入っています。
それは、杵と臼で突きながら作るので空気が中にたくさん入るから。
お餅を焼くと、その気泡が膨張するからお餅は膨らみます。
膨らんだ部分は、水分があるために粘り気があります。
網のある下側で部くらんだ場合、どうしても網にくっ付きます。
お餅メーカーの対策
お餅を販売しているメーカーもこの対策は考えています。
最近のお餅を見てみると片面だけに切れ目が入っています。
先に、この切れ目から膨張するようにしているので、切れ目の入っている側を上にして焼けば比較的ひっ付きにくくなっています。
ん?
もしかして、切れ目を無視したりしてませんか?
お醤油を垂らすとどうなる?
お餅の上面の中心にお醤油を数滴垂らして焼くと・・・
あら不思議、お醤油のある部分だけが膨らんできます。
これにより網のある下側は膨張しないから網に付きません。
その理由は、お醤油の中に含まれる塩分。
塩分を含むお醤油に熱が集中しちゃうんですよ。
だから、お餅よりも先にお醤油が高温になり、お醤油の垂らした部分からお餅が膨張するってしくみ。
こうやって焼いたお餅は絵に描いたようなきれいなお餅に仕上がります。
醤油の部分が黒く焦げ、一転集中で膨らむので、とても形がきれい。
まとめ
おじいちゃんが切れ目気にせず無造作に焼いているのを見て、もしかすると知らない人もいるかもって思ったので記事にしました。
切れ目にプラスしてお醤油を数滴垂らしておけば、お餅が網に付くこともなく後処理がとっても楽チン。
もしもお醤油が下まで垂れてしまったら、水で洗い流して水を乾かしてからやり直してくださいね、でないとなにをしているのやらってなります。
私の希望は、メーカーにはお醤油を垂らしておける凹を作っておいてほしいと思います。
こんな簡単なことで解決できるから是非お試しください。
もうアルミホイルを使う必要はありませんね。