防寒着の購入
そろそろ寒くなってきたので作業用の防寒着の購入にPRO用ホームセンターに買い物にきました。
なぜ作業着が必要ではない私までついて来ているかというと、なにかと善ちゃんは私を現場の作業に駆り出そうと必死。
普通なら絶対に必要ない私の分まで購入しようと企んでいます。
どれだけ着る可能性があるか分かりませんが、せっかくならサイズを合わせたいので買い物に付き合うことになっています
どっちがお得なの?
善ちゃんが気に入った防寒着を2つピックアップしました。
どちらにしようか迷っています。
A:6500円だった物が一月前に10%値上がりしてましたが今回特別クーポンがあり10%OFFとなります。
B:価格に変動はなく6500円の一定価格です。
善:「どっちも同じくらいの機能でデザインもどっちも悪くない、価格も同じなので…うーん、おまえが決めてくれ!」
瀧 :「経営者らしくコストを意識したら答えは決まっているよ。」
善:「なんでやねん!どっちも同じや!」
瀧 :「ちょっとの差しか無いって言ってる?」
善:「いや同じって言ってる。だってどっちも6500円やろぉ?」
変動している A だけ計算してみます。
6500円 × 1.1(10%UP) = 7150円
7150円 × 0.9(10%DOWN) = 6435円
瀧 :「だからAが安いからAでいいんじゃない?」
善:「なんか不思議やなぁ。じゃぁ逆なら高くなる?」
瀧 :「逆でも価格が割合で変動したら、元の金額よりも絶対に安くなるから。」
【参考】
6500円 × 0.9(10%DOWN) = 5850円
5850円 × 1.1(10%UP) = 6435円
ほら割合で変動させると、どうしても元の金額よりも安くなるから戻したとしたつもりでも戻ってないよ。
瀧 :「善ちゃんは仕事で価格設定する時は気を付けてよ。」
善:「あっあぁ大丈夫!」
瀧 :「その“大丈夫!“ってやつが一番大丈夫じゃないから!」
お釣りが簡単に計算できる方法
1万円のお釣り計算
6435円の買い物をしたから善ちゃんはレジで1万円札を出しました。
善:「端数が多いから、お釣り間違えられていてもわからんよなぁ」
瀧 :「じゃぁ、先に計算しとけば」
スマホを取り出そうとする善ちゃん
瀧 :「ほらそうやってすぐにスマホに頼ろうとするし」
善:「だってこの計算はややこしいやろ。」
瀧 :「意外に簡単!」
【解説】
必ず買い物と桁数を合わせます。
この場合1万円 を 9999円 + 1円とします。
商品代金:6435円として、それぞれの位で引き算していきます。
千の位:9 - 6 = 3
百の位:9 - 4 = 5
十の位:9 - 3 = 6
一の位:9 - 5 = 4
出た答えを、位順にならべると・・・
3564円 となり、+ 1円 を足すと、3565円となります。
善:「まっまぁ、知ってたけどねぇ」
今、平成何年だった?
善:「じゃぁ、領収書を頂けますか。」
店員:「かしこまりました」
“カリカリ”
善:「自分きれいな字書くねーっ」
店員:「ありがとうございます。」
善:「…えっ今は平成29年で合っているの?」
瀧 :「アホな質問するな。」
善:「いやーだってー平成って忘れないか?」
瀧 :「12足すだけ」
善:「えっえぇ今なんて?」
瀧 :「西暦に『12』を足すだけ」
こんな風にね。
2017(年) + 12 = 2029
つまり、平成29年ってことになります。
瀧 :「だから平成は『12』とだけ覚えていたらいいよ。」
善:「まっまぁ知っていたけどねぇ」
最後に
結局、善ちゃんは私の防寒着のことはすっかり忘れていましたね。
でも、善ちゃんは元々計算が早いから、こんな技を知らなくても、その気になったらちゃんと把握しているのは知っています。
読者の方が少しでも参考になれば幸いです。
ちなみに今は令和なので、西暦から-18してくださいね。