方法、手法

炭酸飲料の飲み残し保存は蓋を閉めないほうが炭酸は抜けない

炭酸飲料の飲み残し保存は蓋を閉めないほうが炭酸は抜けない

炭酸飲料の飲み残し

炭酸飲料の飲み残しは蓋を閉めて保存している人が多いですが、そんなことしても炭酸は抜けてしまいます。
炭酸が抜けないようにする方法はたったひとつ。
飲み残した炭酸飲料に金属の棒を入れれば良いのです。
銅やアルミといった金属が一番ベストですが普通の金属でも大丈夫。
例えば、フォークやナイフ、あるいはスプーンとかなら、どこの家庭でもあると思うので、それを飲み残した炭酸飲料に挿し入れて蓋をせずに冷蔵庫に保管してください。
常温保管では絶対に炭酸が抜けてしまうので必ず冷蔵庫保管してください。
ペットボトルの場合、飲み残しが少なく金属の棒が挿せないときはコップに移してください。
コップに移す場合は出来るだけ細いコップを選び、出来るだけ液体の深さが大きくなるほうが効果は高いです。

メカニズム

炭酸飲料を製造する過程では、炭酸ガスを飲料に入れる時、元になる飲料水を極端に冷やします。
冷えれば冷えるほど、炭酸ガス(二酸化炭素)は入りやす(溶解度がたか)くなります。
ということは飲料が温かくなれば炭酸は出ていきやすくなります。
だから炭酸飲料は必ず冷やして保管する必要があります。
とは言え炭酸飲料が冷えていても炭酸ガスは徐々に抜けていきます。
それを防止するために炭酸飲料に温度の違う層を作ります。
その手段として金属の棒を挿すわけ。
これを「コールドプラグ」といいます。
熱伝導率の良い金属の棒を挿すと、差し込まれていない部分よりも冷えます。
参考:水は4℃が一番密度が高く重くなる。
つまり、冷えた炭酸飲料は比重が高くなるので重くなり下に溜ります。
炭酸ガスの溶解度は、温度が低い方によく溶けるから炭酸ガスは温度が低い液体側に移動します。
すると、飲み残した炭酸飲料の上部分には、気体が溶解しにくい層があるので、ちょうど蓋をされているようなことになります。

炭酸飲料は水筒に入れてはいけない

いくつか理由がありますが今回の記事のテーマとして、まず炭酸ガスが抜けます。
水筒は、液体の密閉ができるように設計されていますが気体の密閉は考慮されていません。
一見、炭酸が抜けにくそうに思いますが炭酸は抜けます。
あと、炭酸の影響で水筒の中の圧力が高くなり蓋が開かなくなります。
絶対に危険ですから水筒に炭酸飲料を入れることはしないようにお願いします。


follow us in feedly

ブログ記事を応援してくれる方はポチッっと下のボタンを押してね

そして、この記事をツイッター投稿してくれるなら下のボタンを押してね

パック寿司をおいしく食べる方法とお店での基本的な食べ方前のページ

職場の上司と上手に向き合う方法!「怖い」と「厳しい」の違いとは次のページ

関連記事

  1. 方法、手法

    加工硬化とは

    瀧 :「エアコンの配管(銅パイプ)も暖房運転 / 冷房運転の運転停止で…

  2. 方法、手法

    一時的ではなく、根本的に口臭を消す方法

    世の中には、すごい臭いフェチが居ると聞いたことがありますが、口臭フェチ…

  3. 方法、手法

    シンクの白い水垢は金属なので酸で落とせます。

    シンクの白い水垢の正体これは、水道水に含まれている、カルシウムやマグネ…

  4. 方法、手法

    ガン予防にクエン酸

    クエン酸水を毎日飲み続けて、知覚過敏になったという人もいるらしく、なん…

  5. 方法、手法

    配管図面からアイソメ図の書き方

    設計者が書く場合でも、モノづくりの現場の者が書く場合でも、このアイソメ…

  6. 方法、手法

    大量にレモンを入手した場合どうしたらいい?

    果皮に大量に含まれているレモンらしさであるシトラールを無駄なく使うには…

役に立つ記事

気になる記事

笑える記事

  1. 思い出

    善ちゃんのテレビ出演
  2. 考え方

    本の紹介「無病法」
  3. 考え方

    アメンボから連想する大きな水たまりの話
  4. 方法、手法

    エアコンに頼らず家を涼しくする方法 緑のカーテン編
  5. 方法、手法

    ブログに全国の天気予報を貼り付ける方法
PAGE TOP