考え方

「形容詞」を「動詞」に変換すると話し方に角が立たない

「形容詞」を「動詞」に変換すると話し方に角が立たない

「形容詞」には感情が入るのに対して「動詞」には感情が入らない特徴があります。
この特徴をうまく活用すると、人と喧嘩になることが少なくなるかもしれません。
これから、いくつか例を挙げてみるのでどれだけ印象が違うのかを一緒にみてみましょう。

善ちゃんで例えてみる

善ちゃんを例えて、いろんな事を「形容詞」と「動詞」でどのように印象が変わるか見てみます。

形容詞:「今年の善ちゃんの売り上げは去年より少ない。」
動詞:「今年の善ちゃんの売り上げは900万円だった。」

形容詞:「善ちゃんは誰にでも馴れ馴れしい。」
動詞:「善ちゃんは誰にでも気さくに接する。」

形容詞:「善ちゃんは、いつも時間にだらしない。」
動詞:「善ちゃんは、いつも時間に遅れる。」

形容詞:「善ちゃんの車は汚い。」
動詞:「善ちゃんの車は汚れている。」

「形容詞」と「動詞」を比べてみると、「形容詞」は「いやだな」という否定的な気持ちが入っているのに対して「動詞」は事実をそのまま述べているだけの違いがあります。
同じことを言っているのですが「動詞」だと相手に与える印象が柔らかくなります。

瀧 :「善ちゃん、自分で見てどう思った?」

善:「正直に言っていいか?」

瀧 :「ん? うん。」

善:「あのな、形容詞やろうが動詞やろうが、どっちもムカつくんじゃボケ!」

瀧 :「そっそぉまぁ全部悪口やからね。」

善:「その動詞の言い方って、おまえがいつも俺に言ってくる、回りくどい口調にしか聞こえんわ」

このように、動詞中心の言い方は比較的角が立たなくて人を怒らせにくい特徴があります。

善:「おまえなぁ、今回のこれは、ちょっと無理やりっぽくないかぁ」

さらに善ちゃんで例えてみる

リクエストに応えてもう少し例題を…

形容詞:「善ちゃんは太っている。」
動詞:「善ちゃんはふくよか。」

形容詞:「善ちゃんはハゲです。」
動詞:「善ちゃんは薄毛です。」

善:「もうやめろぉ!」

瀧 :「あと、少しだけ」

善:「あかん!もう終わりや!」

瀧 :「えー (*´Д`) 」

善:「あほか!おまえが楽しんでるだけやないか! なにがリクエストじゃボケ!」

瀧 :「チェッ」

善:「もうええ、今回のまとめは俺が書く!」

善ちゃんのまとめ

悪口は、いくら動詞を使って上手に言ったって、瀧のように笑いながらふざけて言うとなんの効果もないんや。
今回は、例題が多すぎて自分の感情をコントロールできる範囲を超えてしまったけど、普通はひとつの内容を伝える程度やから「動詞」をうまく使ったら一定の効果はあると俺は思いたい。
人に対して話すときに気を付けないといけないのは、否定的な表現じゃなくて肯定的な表現を使ったほうがいいってことやねん。
最後にこれだけは言わせてくれ!・・・俺はハゲじゃない!

瀧 :「確かにハゲじゃなかったな、薄毛ですね、う・す・げ」

善:「もうお前はなにも言うなー!(*´Д`)」


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