基本は外気導入
車に搭載されている取扱説明書を見ると、通常運転時は外気導入をしてくださいと記載されているはず。
だから通常は外気導入にしておくのが正解。
善:「えー、俺ずっと内部循環だぞー。」
瀧 :「実は俺も」
善:「ん?じゃーなんで?」
瀧 :「それぞれにメリットデメリットがあって、うまく使い分けるといいみたい。」
内部循環はいつ使うの?
夏に冷房運転をつけた時、早く温度が下がるのは内部循環です。
冷房をつけた時、特に初期の段階では内部循環がおすすめ。
最近の車はAUTOエアコンが多いです。AUTOといっても最近の車では内部循環と外気導入までコントロールしてくれる車種もあります。
このような車であれば、なにも考えなくてもいいのですがひとつ注意。
熱いからといってAUTOにせず、手動で18℃設定にして送風を強にしたりする人がいますがまったく無意味。
やってはいけないとまでは言いませんが、どちらかと言うと効率が悪くなります。
他には、外の空気が汚れているトンネル内とか渋滞時、牛小屋の近くを通過するときなんかは内部循環のほうがよさそうです。
善:「牛小屋って、ものすごくニッチなケースやな!」
ずっと内部循環は駄目?
エアコンの効率があがるので、コンプレッサーの負担が少ないぶん燃費は良くなる傾向があります。
しかし、酸素濃度が問題になります。
酸素濃度が低下すると意識レベルが安定しなくなります。
また、睡魔もおそってきて安全の観点からはオススメできません。
自動車メーカーが外気導入を進めているのはこのためだったんです。
外気導入で車内が汚れる噂
すべての車には装備されていませんが、最近の車では多くの車種でエアコンフィルターが付いています。
このフィルターの性能は思った以上に良いので普段は外気導入でも問題ありません。
善:「こんな車でも内部循環の切替え装置ついてるのかなぁ? あ、そうそうエアコンフィルターとかも」
瀧 :「・・・はぁ~ぁ(ーー;)」
窓ガラスが曇るとき
内部循環だと湿気が上がる一方なので車内の窓ガラスは曇る傾向にあります。
特に冬だとすごく曇りやすいし、コンプレッサーも気にしなくていいのでほぼ外気導入でよさそうです。
メーカーは安全第一なので、窓が曇っては安全運転に支障が出ると考えているので通常は外気導入としているのでしょう。
いかがでしたでしょうか?
内部循環と外気導入にはそれぞれメリットがあります。
その状況に応じて使い分けることで車内環境を快適に保ち運転することができます。
通常は外気導入が正しい。
善:「じゃぁ曇ってきたり、眠くなったりしたら外気導入にして、牛小屋の近くを通るときには必ず内部循環にすればいいのかな?」