ざっくり計算のすすめ1
20万8千円の商品を97件受注した時の売上げは?
電卓なら簡単ですが、電卓なしでざっくり計算した方が良いんです。
でも暗算でするのは、なんとなく難しいです。
でも、ざっくりとなら計算できそうです。
四捨五入をするみたいに端数を切って置き換えてみます。
20万8千円 = 21万円
97件 = 100件
21万円の商品を100件受注した時の売上げは?
これならどうですか?
答えは、2,100万円
ちなみに、実際の答えは201,7万6000円で誤差は3.9%しかありません。
ざっくり計算のすすめ2
9,886平方メートルを6区画に分けると?
さっきの要領でやっていきましょうか。
9,886平方メートル = 10,000平方メートル
6区画 = ?
流石に6区画は丸めるのはまずい…
でも、割り算の6は意外と難しい…
この場合、6を3と2に分解します。
10,000平方メートル ÷ 3 =3,333平方メートル
3,333平方メートル = 3,400平方メートルに置き換える。
3,400平方メートル ÷ 2 =1,700平方メートル
ちなみに、実際の答えは1,647平方メートルで誤差は3.1%しかありません。
ざっくり計算のメリット
電卓がなくてもできるとか、頭の回転が早いと思われるなどのメリットもありますが、そんなものは重要なメリットではありません。
数字は細かく見ると混乱してしまって確信が見えなくなるものです。
ざっくり計算をすることによって、自分の頭の中が整理されて人に説明しやすくなるのが最大のメリットです。
経営者などの役員や上席にたいして説明するときは、ざっくりとした数字で素早く説明するためには、必要なスキルになります。