オバケを見た!
善:「なぁなぁ瀧 って、オバケ見たことある?」
瀧 :「あるよ!」
善:「あるんや! いつ? どこで?」
瀧 :「子どもの時、家で」
善:「どんなやつ?」
瀧 :「毛が3本だけ生えていた。」
善:「それって、ハゲって言ったほうがわかりやすいよ。で色は?」
瀧 :「真っ白」
善:「うわぁ本格的やなぁ。それから、やっぱり足はなかったのか?」
瀧 :「短いのが少し見えていたよ。」
善:「うわぁ、なんかリアルやなぁ。他にも見た?」
瀧 :「見たよ」
善:「似たようなオバケ?」
瀧 :「よく似てたけどピンク色やった。」
善:「ん?なんか特徴あった?」
瀧 :「2体目は、お腹に星(☆)があった。」
善:「星?? スケールデカそうやな正直、全くイメージできないわ。」
瀧 :「まんが書こうか?」
善:「えっ書けるの?」
瀧 :「ヘタなのは愛嬌で。」
えーっと、だいたいこんな感じやったかなぁ~。
カリカリ
瀧 :「一応出来たよ。」
善:「早やく見せて!」
瀧 :「はい、どぅぞっ!」
善:「おまえこれ!」
「オバQやないか!」
「おまえさっきからオバQの話していたのか?」
※正しくは、オバケのQ太郎
この絵を見れば、私の絵のヘタクソ加減がよくわかると思います。
瀧 :「さすがアニオタですねぇ、こんなへたくそなイラストでもわかるって逆にすごいね。」
善:「アホか、アニオタじゃなくてもわかるわ!」
瀧 :「だって、これオバケやろ?」
善:「確かにそうやけど、こういったオバケじゃないねん。」
瀧 :「ちなみに、なんでオバケの話なん?」
善:「俺見たかもしれん・・・ついにオバケを・・・」
瀧 :「西くんじゃなくて?」
善:「いくら俺でもそこまでは言わんよ。おまえ酷い奴やなぁ。」
瀧 :「油すましでも見たのか?」
善:「だから西くんじゃないからぁ」
瀧 :「そしたらカッパでも見たか?」
善:「おまえ西くんがこれ読んだら怒るぞ!」
西くんのことを知らない人のためにこの内容がわかる記事のリンクを貼っておきます。
私が背負った十字架の重さ
善:「夜にパソコンで完了報告書を入力したときに、なんか視線を感じて振り返ったらな。」
瀧 :「振り返ったら?」
善:「中学生ぐらいの女子が立っていた。」
瀧 :「善ちゃん、玄関いつも開けっぱなしやから本当に誰か入っていたんじゃないの?」
善:「よけいに怖いわ。 その時は玄関閉めていたし!」
瀧 :「中年のおじさんじゃなくてよかったな。」
善:「もし中年のおっさんやったら、すぐに2番アイアン握ってたやろうな。」
瀧 :「なんで2番アイアンなん?」
善:「ほとんど使わへんねん…ってそんな事どうでもええわ!」
瀧 :「それから?」
善:「それだけ。」
瀧 :「ふぃーん、じゃぁサイナラ」
オバケは本当に居るのか?
実は私自身も鮮明にオバケを見たことがあります。
特に何かの被害にあったわけでもなく驚いたわけでもありませんでした。
意外にも、冷静に対応していた記憶があります。
しかし、時間の経過とともにその記憶はだんだんと自信を失うようになっています。
もしかすると、あれは夢だったのだろうか?
最近では、そう思うようになってきました。
記憶の中のオバケ
夜中なんとなく目が覚めて目を開けてみると、そこにはよく知っている同級生が立っていました。
よく考えたら『なんで居るの?』って思うはずですが不思議とその時は何も思いませんでした。
私は「そんなところで何をしているん?」と聞きました。
返事がなかったので、起き上がって電気を付けようとした。
そのとき
「蛍光灯は付けないで」
そう言われました。
でも、姿が良く見えないから電気を付けたいと伝えました。
すると「豆電球ならいいよ」と返事があったので小さな豆電球の明かりだけつけました。
それでも、部屋は十分に明るくなり友達の顔が鮮明に見えるようになりました。
私は「なんでここにいるの?」と聞きましたが答えはありませんでした。
ただ、ブツブツ何かを一方的に話しているのでした。
よく聞いてみると「幽霊に成れる人と成れない人がいる」とか「おまえも静電気が多いから成れるタイプや」とか「蛍光灯の光に当たったら姿が消えてしまう」とか「ここには磁場の渦があるから心地よい」とか、何やら一人でブツブツしゃべっていました。
まとめると、幽霊になれる条件を言っている様子でした。
1.強い意志があること。
2.静電気が強いこと。
3.磁場があること。
はっきり言って正しいのかどうかもわかりませんが、こんな事を言っていました。
そのうち私は寝てしまったようで、朝になり昨夜のことを思い出し朝になってから驚いた記憶があります。
もっと驚いたのが昨夜にその同級生が自殺していたことでした。
今となっては「見ていた夢の中に同級生が出てきた」と思ったほうが納得しやすいのでそう思うようになっています。
オバケを見た人の言葉
私自身もそうなのですが自信がないのです。
だから善ちゃんも、オバケを見た時のことを何度聞いても結構曖昧だったりします。
私が思うのは、例え見たとしても見たって言わない人も多いんじゃないかなぁって考えています。
実際に目撃する人の割合は4人に1人だそうですが、実際はもっと多いと想像しています。
オバケって心地いい話じゃないから、あまりそんな話をしないのかもしれません。
見た人の統計をみると、なぜか40代が圧倒的に多い。
でもこれ、精神的に一番追いつめられている年齢ではないでしょうか?
40代のみなさんは、これからオバケに出会ってしまうかもしれませんが気にしないで頑張りましょうね。
気になるようであれば氏神(地元の神社)の鳥居をくぐってお参りに行けは少しはすっきりします。