思い出

波もなく流れもないため池で、なぜ溺死するのか

波もなく流れもないため池でなぜ溺死するのか

よくため池で溺死するニュースがありますよね。
私たちの近所には、なにげないため池がたくさんあって「危険」と書いた看板が必ずありますが、なぜ危ないのか?この動画を見るまで私にも理解できませんでした。
自分の子どもが小さいころは、よく二人でため池に網を持って遊びに行ったのを思い出しました。
今から思うと、これはかなり危険な行動だったと気が付きました。

典型的なため池

最近のため池は、斜面がコンクリートで形作られています。
漏水や斜面崩落を防ぐためにコンクリートで斜面が保護されていて、斜面の角度はおよそ25~30度。
水がある水位までは藻がたくさんあって、この藻は水に濡れている場合とんでもなくよく滑ります。
ため池の水位は常に変化していて、濡れていない部分にも藻があるため、気を付けないといけません。
海のように波もないし、川のように流れもない。風もなくて鳥のさえずりに囲まれて、斜面も低く見えるし柵もあったりするから、大人が見ていても危険だとは思わないんです。

簡単に滑り落ちる

釣りや採取をしていると、どうしても水面ギリギリまで近づきます。
私もそうでしたので、よくわかります。
そして、ほんの少しでも足に水が付くと、いとも簡単に水中に滑っていきます。
この時の勢いは非常にゆっくりで、滑っている途中でも危機感はないと思います。
下記の動画は、現役の水難救助隊員が実験を行ってくれています。

自力では出られない

ため池の中心は、水深6メートルほどあるのが一般的で、深い場所まで滑ってしまうと大人でも足が届きません。
しかし、いきなり深いところにまで滑るのではなくて、陸にあった斜面がずっと続いているから、腰上あたりの水深で一旦止まります。
でもね、ここから動くことが出来なくなるんです。
動けば動くほど滑って陸から離れますが、慎重に進んでも自力では藻で滑って斜面を登ることが出来ないんです。
大人であれば、落ち着いて行動もできるので、そのままじっと誰かが来るまで待機することもできますが、精神の未熟な子どもなら、きっと慌てます。

助けられない

近くに親がいれば、心配になってすぐに助けに行くと思いますが、先ほども書いたように、自分一人でも自力で戻れないのに、子どもを抱えて戻ることなんて絶対に無理なんです。
でも、そのことを知らない人なら、自分の子供がため池に落ちたら、助けに行っちゃいますよね。
よくニュースになるのは親子の溺死。
下記の動画では18kgのポリタンクを子供と想定していますが、結局ポリタンク(子供)を沈めてしまってます。

助ける方法

ロープ1本あれば安全に助けることが出来そうです。
落ち着きさえすれば、陸にいる人ならなんとかできそうですが、まずは119番に通報することが先決。
救助隊の到着が間に合いそうにない場合は、絶対にそこから動かないように声掛けして、ロープのようなものを準備して現場に行くしかありません。
おそらく、ゆっくりと溺れる感じなので、落ち着くことが先決かと思われます。

さいごに

ほとんど動画を見せてるだけの記事ですが、この変な動画をなにげに見ていてて、今まで気が付かなかったことを気づかせてもらった貴重な動画だと思って拡散しようと思いました。
ため池の柵なんて、乗り越えてしまったら何の効果もありません。
なぜ柵を乗り越えるのかと言うと、危険だと知らないからだと思います。
ため池に落ちたらどうなるのかさえ知っていれば、救える命があります。
参考記事:溺れた人を助けに行って死ぬってどういうことなのか?


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