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文章の『、』は、どのタイミングで打てばいいのか


『、』のことを読点(とうてん)と言いますが、どのタイミングで打つのか、ちゃんと知っている人は意外に少ないのかもしれません。
私も散々ブログで記事を書いたり、メールを何通も送ったりしていますが、この読点にはいつも悩まされています。
果たして私たちは正しい日本語としての読点を、どこまで使えているのでしょうか。
私は、文章が読みやすくなるようにすることと、誤解を受けないようにするために読点を打つようにしています。
たった2つだけですが、読点の使い方を紹介させていただきます。

「出来事」と「出来事」の間

読みやすくなるための読点の打ち方として『出来事と出来事の間』に読点を打つ方法があります。
参考文章から、読みやすくするために読点の打つ場所を見てみましょう。

エアコン工事の途中善ちゃんの括約筋が限界を迎えそうになり工事の途中で現場を抜け出し近くに小学校を見つけ許可をもらって小学校のトイレで大便をしたらなぜか犯罪者になった。

善:「確かに読みにくい文章やけどぉ!(怒)」

瀧 :「そっそうやろ、読点の大切さがよく分かるよね。」

善:「そうやろって、お前マジでふざけた例文を書くなボケ!」

瀧 :「・・・(゚д゚)!( 怖) 」

善:「変な誤解を受けてお客さん減るわ!」

この参考文章を整理してみると、以下のような出来事があることがわかります。
1 エアコン工事をしていた。
2 「うんちさん」がしたくなった。
3 エアコン工事中に現場を抜け出した。
4 近くに小学校を見つけた。
5 トイレの使用許可をもらった。
6 小学校のトイレを使ったらなぜか犯罪者になった。
参考文章では、この6つの出来事をまったく切らずに書いているので、分かりにくくなっていることがわかります。
5つの読点を打って、6つの出来事に切れ目を示せば、とても読みやすくなります。
では、参考文章の『出来事と出来事の間』に読点打って見てみましょう。

エアコン工事の途中、善ちゃんの括約筋が限界を迎えそうになり、工事の途中で現場を抜け出し、近くに小学校を見つけ、許可をもらって小学校のトイレで大便をしたら、なぜか犯罪者になった。

いかがでしょうか『出来事と出来事の間』に読点打つだけで、かなり読みやすい印象にかわりました。
このルールはとてもわかりやすいので是非覚えておいて損はありません。
引用元記事:鉄の掟!男子が小学校でトイレの個室に入ると犯罪人になる

割り込んだ部分の直前

誤解を受けやすい文章には『割り込んだ部分の直前』に読点を打つ方法が有効。
先ほどと同じように、参考文章を見て読点の打つ場所を見てみましょう。

善ちゃんが私をイナバウアーして唯一輝いたトイレのある某企業に連れて行ってくれた。

善:「はぁ?さっぱり意味が理解できん文章やわ!(怒)」

瀧 :「めっちゃ機嫌悪いね。まぁいいけど、そうやろ、読点の大切さがよく分かるよね。」

善:「お前なぁ、俺を例題に出すのはかまわんけど、トイレのネタばっかやん!」

瀧 :「・・・(゚д゚)! 反省 」

善:「まるで俺が、しょっちゅうトイレで変な事件ばっかり起こしてる人間みないに思われるやないか!マジでお客さん減るっちゅうねん。」

試しに、何も考えずに適当に読点を打ってみます。

善ちゃんが私をイナバウアーして、唯一輝いたトイレのある某企業に、連れて行ってくれた。

ますます訳のわからない文章になりました。
これでは、善ちゃんが私をイナバウアーさせているように勘違いします。
それに、某企業で唯一輝いている場所がトイレだけのように勘違いしそうな文章になっています。
それでは、どこに読点を打つべきか探るため、まずは基本の文を抜き出してみます。
基本文はこれ

善ちゃんが私を某企業に連れて行ってくれた。

この基本文の途中に「イナバウアーして唯一輝いたトイレ(のある)」が割り込んでいたんです。
では、『割り込んだ部分の直前』に読点を打って、もう一度参考文章を見てみましょう。

善ちゃんが私を、イナバウアーして唯一輝いたトイレのある某企業に連れて行ってくれた。

いかがでしょうか、読点を適切なポイントで打つと、このように誤解を与えずに読むことが出来ます。
例文の意味がわかりにくい場合は、こちらの記事を読んでみてください。
引用元記事:スポットライトを浴びる瞬間

さいごに

読点に興味を持たれた人は、書籍で続きを勉強してみてください。
読点を打つルールは、他にもたくさんありますが、この2つのルールを守るだけでも、かなり読みやすい文が書けるはずです。


葉隠 瀧: このサイトを管理しているのが葉隠 瀧です。