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特売の卵が安い理由


オスのヒヨコは殺処分

卵を産めないオスはいらないってことで、飼育するコストを抑えるために生まれてすぐにオスのヒヨコは殺処分されます。
年間で約60億羽も殺処分されているらしく、最近では、オスのヒヨコの殺処分を減らすために、卵の時点でレーザーを当てて性別を判断する技術が使われ始めました。
それらは、安い卵を大量に生産するための手段。

狭いゲージで飼育

狭いゲージで大量に鶏を飼うことで生産コストを下げています。
狭いだけではなく、糞が下に落ちるように床が網になっていて、鶏にとっては歩きにくいのに、産んだ卵が転がるようにゲージが斜めになってて、さらに歩きにくいゲージにしています。
これも生産コストを下げるために手間を省くための工夫です。
鶏にとっては、かなりのストレスだと思います。

エサは遺伝子組み換え品

生産コストを抑えるために「遺伝子組み換えされた大豆やトウモロコシ」がほとんどのエサを与えることになります。
遺伝子組み換えしているエサをあげた鶏から産まれた卵には「遺伝子組み換えの表示」をする義務がありません。
つまり消費者は、鶏が食べているエサが何なのかはわからないってこと。
ということは、遺伝子組み換えの食料品を間接的に食べていることになっちゃいます。

ホルモン剤の投与

自然妊娠だと効率が悪いため、たくさん卵を産ませるために、鶏たちはホルモン剤によって無理やり妊娠させられます。
これも間接的にホルモン剤を食べることになります。
さらに、卵を産みやすくするため、24時間明るく電気がついています。
これじゃ鶏も、満足に睡眠もできませんね。

殺菌されまくる

鶏たちは、いつも殺菌されているのですが、鶏の健康には最悪の状況。
すでに書いた飼育環境の影響もあって、鶏の寿命は2年ほどだと言われています。
まるで、卵を産むためだけに生かされている感じがしてかわいそう。

卵のリスク

卵が安全ではないと言われるのが「サルモネラ菌」。
サルモネラ菌は、食中毒を引き起こす細菌のことで、食肉や卵などから感染すると言われています。
このサルモネラ菌は、安い卵だけではなく高い卵でも例外なくサルモネラ菌は存在します。
サルモネラ菌による食中毒は「腹痛」「嘔吐」「下痢」「発熱」など、最悪の場合「敗血症」を起こして死亡します。
実は、卵かけご飯での死亡例もあるんです。
特に、子どもやお年寄りは注意しないといけません。
常温では、サルモネラ菌のリスクは高くなるので、購入したらすぐに冷蔵庫にいれたほうがよさそうです。
ちなみに、海外では卵は常温保管が基本なので、海外で卵を食べる時は要注意ですね。
加熱すれば、サルモネラ菌は消滅するため、しっかり加熱調理すること。

卵の賞味期限

パックしてから14日間。
産んでからではないところがポイントで、なんとも中途半端な期限だったりします。
購入してすぐに冷蔵庫に入れておけば、14日間は間違いなく大丈夫そう。

安全な卵

ここまで聞くと、安全な卵が食べたくなりますよね。
安全な卵と言えば、オーガニックで育てた鶏から産まれた卵。

オーガニックの定義
・自然の中で放し飼いしている。
・北海道で有機を受けた農産物をエサとする。
・抗生物質などの薬物を添加しない。
など

さいごに

卵のリスクを読んでしまったら、卵かけご飯を食べるのが怖くなりましたね。
私も卵かけご飯が好きだったのでショックでした。
そして激安卵は、これらの犠牲によって生産されていることを忘れてはいけません。
これは、卵の生産者が悪いわけではなく、安いものを求める消費者の問題なのかもしれません。
だからってオーガニックの卵は高額。
そもそも人間は、いろんな命を頂いて生きていることに感謝しないといけません。
食事する時、大切に頂くことを忘れないで欲しいと思って執筆しました。


葉隠 瀧: このサイトを管理しているのが葉隠 瀧です。
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