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ケチャップを加熱するとオレンジ色になる理由


トマトケチャップって、すごく赤いですよね、だって主な原料はトマトなので赤いのは当たり前です。
でも、ケチャップを使って加熱料理をするとオレンジ色になります。
「はい?」
ピンと来ない人は、ナポリタンやチキンライスを見てください。
ケチャップの赤色はオレンジ色に変わっていまよね?
ほらね。

オレンジ色になる理由

トマトケチャップの主な成分はトマト。
ケチャップが赤いのは、トマトに含まれるリコピンが赤色だからです。
ではリコピンを加熱したらどのような変化が起きるのでしょうか?
実はリコピンは、とても熱に強い成分なので加熱調理をしても色が変化することはありません。
リコピンは油に溶ける性質があるので、バターなどの油分にリコピンが溶けた場合、リコピンがオレンジ色に見えるようです。
油の他にも、パスタやライスなどにも少しぐらいは溶けるので、赤が薄くなりオレンジ色に見えるのが正解でした。
ナポリタンを作るときに、オレンジ色になったのを目安にして作る場合もありますが、これは火が通った証拠じゃなくて時間経過の目安ってことです。

加熱すると甘くなる

ケチャップは加熱調理すると甘くなるのを知っていましたか?
ケチャップは加熱すると甘くなります。
その理由は、ケチャップの材料には「酢」が含まれています。
この「酢」が加熱されると、主成分の「酢酸」が蒸発することにより、酢の酸味がなくなり甘みを感じるようになります。
酸味の強いケチャップは、きっと「酢」の成分が多いんだと思います。
酸味が苦手な人は、ケチャップがよく加熱されるような調理方法を試してください。
※出来るだけ初めにケチャップを入れるなど。
トマト自体も酸味がありますが、その成分は90%クエン酸です。
アルカリ性の食材と組み合わせるとクエン酸を中和させることができるから酸味は消すことができます。
例えばですが、味は別として重曹やベーキングパウダーのようなアルカリ性の材料を入れれば、絶対に中和されてクエン酸の酸味は完全になくなります。

オムライス検定

「なぜナポリタン検定ではなく、オムライス検定なのか」を調べて欲しいと、フォロワーのtokiさんからリクエストがありました。
tokiさんは、トマトケチャップのメーカーのカゴメが、オムライス検定を実施していることを知ったようですが、ナポリタンの方が、はるかにケチャップの使用量が多いのに、なぜナポリタンではなく、オムライスなんだろうと思ったようです。
確かにどちらも大人から子供、男女問わず、幅広く愛されているメニューです。
大きな違いは、オムライスには卵で包む大技があり、ひっくり返す時の高揚感や達成感があることと、オムライスにケチャップでメッセージを書く「オムレター」が大きなポイントとなっていました。
単純に、ケチャップの使用量で決めているわけではなかったようです。
ナポリタンも広く愛されていますが、オムライスの方が「楽しく盛り上がる」メニューであることからカゴメでは、お客様にオムライスの魅力をお伝えできるよう社内検定に採用されているのでした。
いかがでしたでしょうか?toriさんの疑問は解決できましたでしょうか?


葉隠 瀧: このサイトを管理しているのが葉隠 瀧です。
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