X

スポンサードリンク

スポンサードリンク

ナメクジに砂糖をかけると死ぬ!


夏になると庭にはナメクジがよく現れます。
一番嫌なのは歩いた後がキラキラ光っていること。
ナメクジは新芽を食べるので、せっかくの苺などの植物が被害にあいます。

ナメクジとカタツムリ

カタツムリの殻を取るとナメクジになるのか?
答えは違います。
カタツムリの殻を取るとカタツムリは死にます。
カタツムリの殻は体の一部だから切り離せば命にかかわります。
ナメクジとカタツムリは同じ貝類で姿も良く似ていますが全く違う生き物。

ナメクジの駆除

ナメクジの駆除といえば真っ先に「塩」を思い浮かべます。
子供のころナメクジに塩をかけて遊んだことを覚えています。
子供って残酷ですよね、最終的にナメクジは死んでしまうのですが興味本位でやっちゃっていました。
今でも庭のナメクジを駆除しているので今の私のほうが残酷なのかもしれません。
なぜナメクジが塩で死ぬのかご存知でしょうか?

ナメクジが塩で死ぬ理由

塩による「浸透圧」といった難しい現象が起きるから。
「浸透圧」って言われてもピンとこないですよね。

浸透圧をわかりやすく説明すると・・・

バスに乗ったとき、前側がいっぱいで後部側に空間がたくさん空いていれば人は後部側に移動しますよね?
これが浸透圧のイメージ。
物質も同じ濃さになろうとしますので、塩分濃度が少なくて水分の多いナメクジからは、水分が塩の方に移動して、塩からは塩分がナメクジに移動します。
その結果、ナメクジからどんどん水分がなくなっていきますので小さくなってしまう。
最終的には高濃度の塩水によってトドメをさされます。
この浸透圧を利用しているのが漬物のしくみ。
だから漬物は水分が少なくなるので腐りにくいんですね。
人間と違い、ナメクジの表面の細胞は半透膜の性質を持っているので保護されることなく水分が移動してしまいます。
ナメクジは90%が水分ですので最終的にはほとんどなくなってしまいます。
人間であれば水分は60%ですし、そもそも皮膚に守られているので塩をすり込んだとしても浸透圧の現象はおこりません。

砂糖でもナメクジは死んでしまうのか

浸透圧の現象によって死んでしまうのなら砂糖も同じことになります。
むしろ砂糖のほうが浸透圧の現象は大きく現れるので塩よりも効果が高い。
駆除するナメクジに一度試してみてもいいのかもしれません。
でも、漬物には利用しないほうがいいのは当たり前。
もしかして、おいしいスイーツが出来たりして。

ナメクジの駆除を考える

話が脱線していて、駆除を考えていませんでした。
私はいつも市販のなめトールを撒いたりしています。
かなり効果があるのでおすすめできる商品。
でも私は、自作が好きなので自分で何か出来ないか考えました。
調べてみると、ナメクジはビールが大好きなようで。
ビールを飲んで酔っ払って溺死するらしい・・・?
さっそく試してみました。
ペットボトルをカットして、もったいけどビールを入れて一晩置いてみました。
気持ち悪いので画像は乗せませんが、翌朝見ると4匹溺死していました。
でも、ナメトールを使用したときと比べると数が少なすぎます。
もう一晩挑戦
夜行性ですので夜の10時ごろ、こっそり見に行きました。
すると・・・
ぎゃぁぁぁ~
見るべきではありませんでした。
20匹以上のナメクジが、ごくごくとビールをおいしそうに飲んでいます。
うっしっしー
気持ち悪いと思いながらも、それだけのナメクジが溺死することを期待しました。
翌朝、確認してみると・・・
2匹しか溺死していません。
無銭飲食
ただただ、ナメクジにビールを飲ませただけ。
このままでは引き下がれませんので改良しました。
今度は、飲んで帰るときに帰りにくくしてみます。
隙間から、逃げられるといやなのでテープですきまを埋めました。
そもそも、ペットボトルを重ねているのでテープで止めているほうがいい。
こんな感じです。

結果

同じように、夜見に行きました。
すると・・・・

ぎゃぁぁぁ~

そう、お客の数は10匹以上いることは確認しています。
翌朝、12匹溺死していました。

まとめ

費用対効果が悪すぎます。
私の場合はビールをほとんど飲まないので、この方法はもったいない。
毎日、ビールを飲む人なら良いのかもしれません。
しかし、後の処理がキモイのでおすすめできません。
実は、ビール以外にも水に米ぬかを混ぜたものでも試しました。
同じように効果がありましたが、なんせ後の処理がキモイ。
結論は、ナメクジの駆除に関しては自作せず、ナメトールを使用するのがベストだと思いました。
実は、ナメトールに落ち着くまでいろいろ試していますが、ナメトールが今のところダントツで効果があります。
結局、市販品になってしまいました。


葉隠 瀧: このサイトを管理しているのが葉隠 瀧です。
Related Post