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本の紹介「チーズはどこへ消えた?」


この本は、変化の大切さをわかりやすく説明した本で、是非購入することをおススメします。
私は、書籍をたくさん読むのですが購入していたら家の床が抜けると思うので、出来るだけ図書館を利用します。
それか、読んだら売って、出来るだけ本を保管しないようにしていますが、この本は所持したままです。

変化しないことが一番怖い

安定を求める程、変化って怖いですよね。
新しい美容室に行くのも怖いし、新しい仕事をするのも怖いし、初対面の人と会うのも怖いです。
話が合わなかったらとか、自分に向いていなかったらとか考えます。
出来るだけ、慣れた仕事や人と会う方が安全だと思うはず。
でも、実は変化しないことが一番怖いことだとしたらどうでしょう?
世の中は、変化しない人達は置いていかれるんです。
ダーウィンも言っていますが「唯一生き残ることが出来るのは変化できるものである。」と
この本は、変化の大切さを伝えるための物語となっています。

安定した生活

あるところにネズミと小人が住んでいました。
彼らは、生活するためにチーズを探し回っていました。
ネズミと小人は、腹ペコになりながら、何日も何日も一緒にチーズを探し回りました。
そして、ついに大量のチーズを発見したのです!
彼らは大量のチーズにありついて幸せな日々を送っていました。
次の日から小人は、毎日自宅からこのチーズまで歩いて通うようになりました。
そして、小人はチーズの近くに引っ越してしまおうと考えて、チーズの近くに家を作り、お腹が空くと家から出てチーズをたくさん食べる生活になりました。
小人は考えた…
「ここに居れば飢えることもなく、安定した人生を送れると」

チーズはいつか腐る

~ 1年後 ~
あんなに大量にあったチーズは、全て食べつくしてしまったのです。
小人:「ここに居れば永遠に楽して生きられると思ったのに!」
そして、小人は2週間前からネズミがいなくなっていることに気が付きました。
小人:「あれ?ネズミはどこにいったんだろう?せっかく見つけたチーズに見切りをつけて、別の場所に行くなんて考えられないし…」
その頃、ネズミは新しいチーズを探しに別の場所を探す旅に出ていました。
小人:「新しいチーズが見つかる保証なんてないのに…なぜネズミは旅に出たんだろう?」
小人は、ここにまたチーズが出てくるのを待っていた方が良いと考えて、その場所を動かない選択をした。
慣れた場所なら、なんだってわかってて、家もあって凍えることもないので安全と判断したのです。
貯蔵庫には予備のチーズもあるし、まだ近くにチーズが隠れている可能性だってあるので移動しないことにしました。

永遠に安定した場所など、どこにも存在しない

この時はまだ、成功にも、今やっている仕事にも、交友関係にも賞味期限があるということには気が付いていなかったようです。

変化は自分から起こすもの

~ 5日後 ~
小人は今の場所を離れず、近くにある茂みとかにチーズがないか探しました。
結局、チーズを見つけることができず…
小人:「なんで何もやってないのに、自分だけがこんな目にあうんだろう…ネズミはどうなったんだろう、新しいチーズは見つけられたのかな…」
小人は、ここにあった大量のチーズが古くなってカビが出ていたことに、実は気が付いていた。そして、ちゃんと見ていればチーズがなくなることは予測できたはずだったんです。
小人は毎日「チーズが食べたい」と同じことを繰り返し考えなから変化が起こることを望むことがバカげてると、やっと気が付きました。
そして、まだ体力があるうちに新しいチーズを探しに行くと決意しました。
小人は、やっと気が付いたのです。あの大量のチーズが過去のものだと。

変化せずに歳をとりすぎた場合、新しい変化やアクションを起こす時間や体力がなくなってしまう

変化すれば楽しくなる

小人は、ついに家を離れて新しいチーズを見つける旅にでました。
恐さで足が震えましたが、それでも旅を続けました。
~ 3日後 ~
小人は階段でつまずいて足を怪我してしまった。
でも、そこで新しいチーズのかけらを見つけたんです!
そこで見つけたチーズは、今まで食べたことがないチーズで、とてもおいしくって空腹を満たすことも出来ました。
だんだん小人は、旅で起きる変化が楽しいと思うようになり、旅が怖いことではなくなっていました。
小人は、恐怖に打ち勝つと、すごく気持ちがいいことにも気が付きました。
変化すれば、必ず良い結果が出るとは限りません。でも、変化しなければ多くの喜びを手に入れることも出来ない。

初対面の人と会うのが怖いのは最初だけ
水風呂に入るのが怖いのは入る前だけ
変化が怖いのは、変化する前だけ

恐怖を乗り越えると楽しくなる

~ 一週間後 ~
旅が楽しくて、最近では椎茸を食べていました。
小人は、椎茸が美味しいということにも気が付いていたんです。
そして、ついに新しい大量のチーズを発見しました!
でも、見つけた以上に嬉しかったのが、それを成し遂げるまで成長した自分でした。
すると、そこには既にネズミもいたんです。
ネズミは、あのチーズが腐りかけていたことに気が付いて、いち早く新しいチーズを探していたんです。
そして、小人はネズミにこう聞きます。
小人:「もしかして、もう新しい場所を探してたりする?」
ネズミ:「あぁ、いつかチーズはなくなってしまうからね!」

人生は常に変化し続けることが大切

さいごに

この本の肝は、人生における変化の重要性で、過去にしがみつかない潔さです。
人生には、いろんなことがあります。
良い会社に就職したのに倒産したり、良い恋人を見つけたのに別れたり、わかりあえるはずの家族と疎遠になったりと。
私たちは、その変化に適応しながら生きていくしかないってこと。
ほとんどの人が安定を求めているので、同じ場所で、同じルートで、同じことを繰り返します。
でも、本当に安定させたければ、とにかく変化していくしかないってことだと本から伝わります。
変化してダメだったら、もう一回変化すればいいだけなんです。
一つの成功にしがみついていたら次の成功はありません。
それはチーズが腐るのと同じで賞味期限があるからでしたね。

 

この本を検索すると、似たような書籍がさくさんヒットします。他の本も参考になるので読んでみても良いですが、1冊だけ駄作があるので紹介しておきますので間違っても購入しないほうが良いです。



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