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日記を書き続けると知恵が発揮される理由


発揮とは:もちまえの特性を、十分に表し出すこと。

知恵とは

「知恵」とは実生活で出会う曖昧で複雑な問題に柔軟に対処する能力のことです。
よく似た言葉に「知能」がありますが、「知能」は、頭の回転の速さを表す能力のことなので全くの別の物です。
「知恵」は生きていく上で、とても必要な能力になります。
大人になった後も、ますます必要になり、この能力により苦労することが少なくなることも特徴と言えます。
そして「知恵」は、年齢や経験を重ねる毎に向上していくものです。
また「知恵」は維持していきますが「知能」は年齢と共に衰えていく能力でもあります。

私の習慣

私は何十年も寝る前に日記をつけています。
この事は内緒にしていたわけではありませんが人に言っていません。
普段の私は遊んでいるようにふざけながら仕事をしています。
職場では硬軟織り交ぜて尽きることがない私のマシンガントークにみなが集まってきて会話の中心になることが多くあります。
仕事場では斬新なアイディアで周囲を驚かせることもよくあり、人からは「変わり者」と思われています。
そんな私は、必死に頑張っているところを見られるのが嫌なので大半の仕事は昼休憩や持ち帰って人が見ていないところでこなしています。
最後までやるべきことを終えると、いくら遅くなっても布団に入る前に一人で一日を静かに振り返ります。
そして晩酌をせず万年筆で日記を綴っています。
こうした日記の習慣には、どのような効用があるのでしょう。

バルテスの実験

知恵の発揮と日記の習慣についてバルテスという心理学者がある実験を行いました。
実験の参加者には、友だちから深刻な悩みを談されるような場面をシミュレーションして、その問題への解決策を探してもらいます。
このとき参加者は3グループに分かれます。

A:1人で考えるグループ
B:2人で話し合うグループ
C:2人で話し合った後に1人で考えるグループ

【評価方法】

たどり着いた解決策に、どれほど高い「知恵」が表れているかを確認する。

【実験結果】

良い結果から並べると・・・

C > B > A

結果はAの1人で考えるグループでは高い知恵を表すことが出来ないようでした。
やはり話し合いの効用は高いとの結果になりました。
しかし、Bの2人で話し合うグループとの差はごくわずかなものでした。
ただ話し合うだけでは1人で考えるのと、そんなに変わらないことがわかりました。
注目するべき結果はCの2人で話し合った後に1人で考えるグループです。
話し合った後に一人で考えてこそ高い「知恵」が発揮されることが、この実験で明らかになりました。

最後に

なんだか手前味噌で大変恐縮でしたが、この習慣は大変すばらしい成果を残せているのでぜひ紹介したいと考えていました。
私は普段からテレビも見ず新聞も読みません。
テレビや新聞にはスポンサーがいるので正しい情報が得られるとは思っていません。
なのでテレビは映画以外は見ないようにしています。
だからといってNHKはもっと見ません。
NHKの話は別の記事で書いていますので検索欄で「NHK」と検索してみてください。
私のインプットは図書が主となりますが、それだけではありません。
私の生みだす豊かなアイディアの源泉のひとつは、人との会話と1人での振り返りの好循環がもたらすものと確信しています。


葉隠 瀧: このサイトを管理しているのが葉隠 瀧です。
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