北海道の学校を想像していて・・・
私の住む兵庫県の南部では、「大雪警報」が発令されることは、ほとんどありません。もしも、大雪警報の基準が全国統一なら北海道の学校では、冬になるとほとんど学校へ行かなくても良くなりそう。
流石にそんなはずはないだろうと思いましたが、少し調べてみました。
警報発令は地域によって違う
警報や注意報の基準は、その気象により災害が発生するかもしれない場合に発令されます。
普段、雪が積もることの無い地域では、5センチ雪が積もっただけでも交通事故が多発し、歩く人も転倒する可能性が高くなりますが、冬になれば当然のように毎日雪が積もるような地域だと、それなりに対策が出来ていて慣れているから、10センチ雪が積もったとしても歩く人も転倒しにくいし、交通事故も雪が原因で多発することはありません。
つまり、災害が発生する状況は地域によって違うってこと。
これらを考慮して地域毎に基準を作っています。
そして、この基準も永遠に同じではなく、常に見直しがされています。
警報・注意報発表基準一覧
先ほども伝えたように、常に基準は見直されています。
最新情報は、気象庁のホームページを参照してください。お住まいの地域の基準を確認することができます。
警報・注意報発表基準一覧 ←リンク貼っています。
そして、きっかけとなった北海道と兵庫県南部を比較してみます。
北海道の平地 | 警報 | 12時間降雪の深さ40cm |
注意報 | 12時間降雪の深さ20cm | |
兵庫県南部 | 警報 | 24時間降雪の深さ20cm |
注意報 | 24時間降雪の深さ10cm |
警報・注意報共に4倍の差があります。
兵庫県南部 | 警報 | 24時間降雪の深さ20cm |
注意報 | 24時間降雪の深さ10cm | |
兵庫県北部 | 警報 | 24時間降雪の深さ60cm |
注意報 | 24時間降雪の深さ30cm |
同じ県でも、地域によって、こんなに差がでることもあります。
兵庫県の場合、北部と南部で3倍の差があります。
さいごに
この基準をある程度把握していれば、警報が出そうなときは予測ができるかもしれません。
あくまでも、観測ポイントでの測定となりますので、自力で測定するのは難しいですが、参考にはなるかもしれません。
今回調べて思ったことは、私たちは天気予報に頼りすぎて、このような単純な基準でさえも意外に知らないってことでした。
今回は、大雪に着目して記事を書きましたが、同じように大雨などでも地域によって違いますので一度確認しておくといいのではないでしょうか。