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オートファジーとは


参考記事:本の紹介「『空腹』こそ最強のクスリ」

オートファジーは常に待機

オートファジーを日本語で言うと「自食」
つまり「自分を食べる」って意味になります。
何を食べているのかと言うと古く劣化したタンパク質
もう少し丁寧に書くと、体内で不要になったタンパク質を集めて新しいタンパク質に作り替えるというタンパク質のリサイクルを行います。
タンパク質は、体を作る材料そのものなので、筋肉・皮膚・髪の毛・爪・内臓など私たちの体のほどんどを作っています。
なので人間は、タンパク質がなければ生きることができません。

1日で食事で必要なタンパク質の量
体重をgに換算して、0.001を掛ける
体重が50kgなら50g

個人差がありますが人間は、1日で消費するタンパク質の量は約200gです。

はい?

まったく足りていませんね?
人間の体は「1日で食事で必要なタンパク質の量」のように、これ以上摂取しても吸収することができず排出されます。
そして、排出される時に肝臓や腎臓に負担がかかって非常に危険だったりします。
なので摂取量は「1日で食事で必要なタンパク質の量」を守る必要があります。
仮に食事で200gのタンパク質を摂取しようと思ったら、ささ身で 1kg 食べないと 200g のタンパク質を摂取することができません。
このような理由で、タンパク質が体内では不足するのは普通のことなんです。
つまり、体内で合成されるタンパク質の方がはるかに多いわけ。
では生きていけないのかと言うと、そうではなくてタンパク質のリサイクル(オートファジー)でタンパク質の不足分を補っています。
このタンパク質のリサイクルは、普通に満腹食べていたとしても不足しているので、常にオートファジーを行う準備をして待機しています。

オートファジーが機能する時

待機ではなく実行してほしいですよね。
オートファジーが機能するのは空腹状態の時だけ。
私たちは普段の生活の中で、さりげなく空腹の時間を持っています。実はその時間にオートファジーは機能していました。
つまり極論を言うと人間は、オートファジーの機能によって、ある程度生きていけることになります。
たしか、水だけで1月は生きられると本で読んだことがありますが、実際は20日ぐらいが限界のようです。

オートファジーによるダイエット効果

普段の生活

食べた物を消費

エネルギー不足

体内の脂肪を消費

3食ちゃんと食べていたら普通エネルギー不足にはなりません。

空腹状態(オートファジー状態)

食べてるものがない状態なので…

エネルギー不足

体内の脂肪を消費

いきなり脂肪を消費するので痩せてしまいます。

空腹状態(オートファジー状態)

そもそも食べていないのでカロリーが抑制されているから痩せてしまいます。
ダイエットには効果的ですが、脂肪がなくなると筋肉を消費するのでやり過ぎは禁物。

アンチエイジングの効果

オートファジーで一番期待する効果は細胞の浄化
オートファジーは、体の不要なものから新しいタンパク質を作る働きがあることは既に書きましたが、それによって体がリセットされて、どんどん新しい細胞が作られるってこと。
タンパク質で作られた筋肉・皮膚・髪の毛・爪・内臓などが新しくなるってことなんです。
アンチエイジングとは若返りのことで、若返ると言うことは代謝もアップします。
これは副次的ですが、代謝がアップするので痩せやすくなります。

オートファジーを活性化させる方法

16時間の空腹時間を作る。
16時間と聞いたら、1日の2/3なので、正直キツイと思われるかもしれません。
でも、16時間のとる時間にコツがあります。
それは 16時間 に睡眠時間を組み込むというもの。
睡眠時間を8時間とした場合、睡眠の前後に4時間 x 2 を加えるだけで達成できます。
8時間の空腹は辛いかもしれませんが、4時間の空腹時間なら普通に経験しているはずです。
人によってリズムは違うと思いますが、例えばこんな感じです。

20時に夕食を食べて、12時にお昼ご飯を食べる

朝食を抜くだけで、簡単に16時間空腹を達成できます。

オートファジーは健康法

16時間断食でオートファジーを活性化させるのは、実は健康法です。
毎日する必要はなく、1週間に1回でも十分効果はあります。
慣れない間は、お昼の12時~夜の20時の間はおやつを食べてもいいし、1食多く食べても大丈夫です。
ただし、ダイエットを目的としている場合は間食は止めた方がいいのですが、大切なことは続けられることです。
1日2食がベストですが、これが出来る人は意外と少数派。
そして、16時間断食とは言っていますが、なにも口にしないのではなく、水や糖質のないお茶は飲んでもいいし、アミノ酸を補給するためにプロテインを少しづつ口にするのは大丈夫です。
この時のプロテインはソイプロテインが腹持ちが良くっておススメです。
1週間に1回でも効果的なので、健康法だからって毎日しようと思わないことです。
毎日オートファジーを活性化させると、筋肉が消費されてしまい太りやすくなったりすることもあるようです。

 

さいごに

オートファジーを活性化させると、体内の細胞が浄化されリセットされます。
自然と脂肪も消費され、代謝もアップしますのでダイエット効果も期待できます。
オートファジーを活性化させるために16時間の空腹時間を作るのが良いのですが、毎日する必要はありません。
そして、オートファジーを活性化させたからといって暴飲暴食は避けなければいけません。
私の見解ですが、ダイエット目的でオートファジーを活性化させると失敗する事例をたくさん見かけますので、アンチエイジング効果を期待して行うのがよいと思います。
オートファジーを活性化させることにより、美容や健康に良い効果があるのは間違いありません。
オートファジーをダイエット目的で実行した人の多くがリバウンドしているため、オートファジーをおススメしないという記事も見かけます。
1週間に1回が辛ければ、2週間に1回でも効果はありますので、自分のペースで実行してほしいと思います。


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