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エアコンに頼らず家を涼しくする方法 通風編


この記事は、夏にエアコンに頼らず涼しく過ごすための方法を記事にしたものです。
第一回から読まれる方は、こちらをクリックしてください。 ←リンク貼っています。

換気と通風

換気とは、部屋の中の暖まった空気を外に逃がすこと。
通風とは、室温より低い温度の外気を室内に取り入れること。
換気扇を回して窓を開けることによって、暖まった室内の空気を排出し、より低い温度の外気を取り込むことができれば効率よく室温を下げることが出来ます。
でもこれ、ただただ家中の窓を開ければいいってものではありません。
後ほど説明しますが、ショートサーキットが発生すると風は家の中を流れません。
よく大きく開けた窓のカーテンが吹かれたり吸い込まれたりしているのを見かけませんか?
もしも、その状態になっていたら換気と通風が上手にできていない証拠です。

効率の良い通風

風通しの基本は対面する壁の両側に窓があることがベストです。
さらに、部屋の長いほうの辺の両側が開いていると非常に有利。
片方の窓は低いところで、もう片方は高いところに窓があれば自然に換気と通風を行うことが出来ます。
家によっては一面にしか窓がない場合もありますが、このような窓のレイアウトでは自然に通風を行うことができません。
この場合はサーキュレータや扇風機などの風速が大きく、風の流れを作れる機器を窓際の高いところに置いて強制的に空気の流れを作る必要があります。

暖まった空気を排出する方法

先ほども触れましたが、具体的にマンションを想定して説明します。
多くのマンションが縦長だと思いますので、その前提でお話します。
玄関から一番遠くにベランダがあれば、ベランダの窓を「少し」開けます。
重要ですのでもう一度書きますが「少し」です。
後ほど説明しますが全開にすると「ショートサーキット」が発生しますのでガクンと効率が落ちます。
次に、玄関の窓も「少し」開けます。
重要ですのでもう一度書きますが「少し」です。
これだけで玄関とベランダで風が流れるようになり、換気と通風が自然に行えます。
風の流れが、物足りなければキッチンの換気扇も回してみてください。
風の流れを確認するにはティッシュを細長く切り、人差し指と親指でつまみ、ぶら下げておけば風の流れを目視することができるはずですので、確認してみてください。

ショートサーキットとは

下のイラストで説明すると、赤の矢印が風の流れだと見てください。
窓を大きく開けてしまうと入った風が同じ入り口から出て行くようになります。
これでは部屋の中を風が流れませんので、ほとんど効果がありません。

また、両側の窓を少しだけ開けた場合でも、ショートサーキットが発生します。

ついつい暑いときは窓を全開にしたくなる気持ちになりますが1/4ぐらいまでで十分なのです。
思い出してみてください、窓を少し開けたら風が一気に入ってきますが全開にしたとたん、その風が小さくなったような経験はないでしょうか?
スキマ風の方が風は勢いよく流れるのです!
通風と換気が上手にできているかを確認するには、先ほど説明したようにティッシュを使えばよいと思います。

エアコンに頼らず、家を涼しくする方法 最終回 ←リンク貼っています。


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