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電子レンジでお湯を沸かすことが出来る


簡単に出来る

取手の付いたガラス容器に水を入れ、穴の開いた蓋をして加熱するだけ。

ポイント

電子レンジの中央ではマイクロ波が十分に照射されないので中央に 置かないことで時間短縮が出来ます。

考察

使える容器の選定

・水の沸点は約100°ですので、100° 以上の耐熱温度をもった材質
・水分子を含まず電磁波が透過する材質
上記の条件に当てはまる容器の材質は ガラス・陶磁器・耐熱プラスチックのいずれかになります。
また、水が高温になったとき、熱伝導で容器が熱くなって持てなくなるので、マグカップのように取手がついていることが望ましい。
熱伝導率から、熱が伝わりにくくやけどしにくい観点で考えると耐熱プラスチック製のマグカップが最良ですね。
ただしプラスチックの耐熱温度だけ見ても使用できるかどうかの判断は難しいですので知識がない場合はガラスか陶磁器にしたほうがいいです。

熱が伝わりにくい順番

プラスチック→ガラス→陶磁器

効率を上げるための工夫

容器をラップのようなもので完全密閉すると破裂して危険ですので、適度に空気の逃がし穴のあるふたをするか、ラップで密閉するなら、ようじで3か所ぐらい穴を空けておくと熱損失を防ぐことが出来ますので、時間と電気代の節約が出来ます。
後述しますが、安全性の観点からも蓋は必要です。

プラスチックの耐熱温度について

プラスチック容器を見ると、耐熱温度が書いていますが、これだけでは判断できません。

安心できる材質はは“PP(ポリプロピレン)”です。
これなら、耐熱120°まで大丈夫ですので問題ありません。
お弁当の容器も“PP“の表記があれば、電子レンジで温めても大丈夫ですが、”PS“の表記は溶けますので電子レンジの使用はできません。

使ってはいけないプラスチック容器

耐熱温度が大丈夫でも使ってはいけない材料があります。
・メラミン樹脂:耐熱温度 120℃
・ファインメラミン樹脂:耐熱温度:130℃
・ミスティメラミン樹脂 湿熱80℃ 乾熱120℃
・エコメラミン樹脂:耐熱温度 120℃
・フェノール樹脂:耐熱温度 150℃
・メタクリル樹脂:耐熱温度 80℃
・AS樹脂:耐熱温度 115℃
・(耐熱)ABS樹脂:耐熱温度 100~125℃

樹脂材料は種類が多すぎるので、よく見かける樹脂のみ抜粋しました。

まとめ

へそでお茶は沸かすことはできませんが、電子レンジがあればポットを準備しなくてもお湯を沸かすことは出来ます。
職場でも電子レンジさえあれば、お湯を沸かすことが出来ます。
一人暮らしなら、ポットやケトルをわざわざ買う必要はないのかもしれません。

注意点

電子レンジの場合、水の沸点を越えても、ボコボコしないために見た目にわかりにくいです。
このため、沸騰しない加熱状態が起こりますので、取り出すときに少し振動が加わっただけで勢いよく熱湯が噴き上がる(突沸現象)が起こる場合があります。
目安時間を記載しようと思いましたが、使用する電子レンジの能力や水の量によって状況がまったく異なるため、差し控えましたが、何度か試しながら使用する水の量と電子レンジの出力によっ試してから使用しましょう

おまけ

ここまで言っておきながらですが、電気ケトルは本当に楽ちんです。
安全性の観点から見ても電気ケトルがおすすめです。
参考記事:電子レンジを考察

水を200ml沸かすコスト

( )内、毎日3杯沸かし、1年間使用したコスト
・ガスコンロ:0.59円(646円)・・・・約1分を超える
・電子レンジ:1.44円(1577円)・・・約2分強
・電気ケトル:0.54円(591円)・・・・約1分
長い目で見ると電気ケトルは買ったほうがいいかもしれません。

 


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