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有線のネットワークしかない場合に、Wi-Fi機器をネット接続する方法


外出先で有線LAN接続しかできない場合

有線LAN接続しかできない設備の場合、有線のインターフェイスが装備されている端末であれば、ネット接続することが出来ますが、スマホなどWi-Fi接続以外にネット接続することができない端末の場合、いったいどうすればいいのでしょうか?
これは、ビジネスホテルなどの外泊先でよくある場面です。
3つの方法を紹介しますので、全てご覧になり、最も適しているとおもった方法を選択してください。

家庭用のWi-Fiルーターを利用する

家庭用のWi-Fiルーターを使用する。
家庭用でも、有線LAN接続からWi-Fi(無線)環境を作るときに使用するWi-Fiルーターを持参する方法。
設定方法や使い方は割愛します。

ホテル用Wi-Fiルーターを利用する

ホテル用Wi-Fiルーターを使用する。
メリットは、使用方法が非常に簡単です。
デメリットは「ホテル用Wi-Fiルーター」を購入する費用が要ります。

パソコンをWi-Fiの親機にする方法!

パソコンをWi-Fiルーターに設定して使用する。
この方法は機器を購入する必要はありません。
Windows7からサポートされているSoftAP(ソフトウェア・アクセス・ポイント)機能を利用する方法。
今回はWindows7のノートパソコンを使って説明します。

設定手順方

はじめに、Wi-Fiが接続されていないことを確認しておきます。
「コントロールパネル」 →
「ネットワークと共有センター」 →
「アダプターの設定変更」 をクリック
下の画像のように、Wi-Fiが接続されていなく、ローカルエリア接続のみとなっていることが確認できます。
これは、パソコンを有線で接続していることを表しています。

これからWi-Fi環境を構築します。
まずは上の画像のグレーアウトになっている「ワイヤレスネットワーク接続 2」を有効にしておきます。
「ワイヤレスネットワーク接続 2」のアイコンの上で右クリックするとリストがプルダウンするので、その中から「有効」をクリックします。
これで「ワイヤレスネットワーク接続 2」を使用する準備が出来ました。
次に「コマンド プロンプト」を起動させて設定していきます。
ショートカットキー 「ウィンドウズキー」+「R」 を押すと下の画像のようなウィンドウが起動します。

名前のところに cmd と入力します。

「OK」をクリックすると「コマンド プロンプト」が起動します。

これは管理者権限で実行できていますが、もしも管理者として実行できていない場合は一旦「コマンド プロンプト」を終了させます。
※だいたい管理者として実行できていないことが多いです。
次に画面左下の「スタート」をクリックします。
すると、さきほど起動させた「コマンド プロンプト」がすぐあるはずですので「コマンド プロンプト」の上にマウスを移動させて右クリックします。

するとプルダウンリストが現れ、その中の「管理者として実行」がありますので、それを選択します。
今度は管理者として実行している「コマンド プロンプト」が起動します。

次に、以下のコマンドを入力します。
コピペできませんので間違えないように入力してください。

netsh wlan set hostednetwork mode=allow

そして、エンターをクリック
下の画像のように「ホストされたネットワークモードは許可に設定されています」と表示します。

これでMicrosoft Virtual WiFi Miniport Adapterを有効化することができました。
次は、「SSID」と「セキュリティキー(パスワード)」を設定します。
入力するコマンドは以下です。

netsh wlan set hostednetwork ssid=SSID名 key=セキュリティキー keyusage=persistent

SSID名:4文字のアルファベット
セキュリティキー:8文字の数字
今回の設定
SSID名:esky
セキュリティキー:12345678

netsh wlan set hostednetwork ssid=esky key=12345678 keyusage=persistent

入力が終わったらエンターを押します。
画面ではパスワードが 34567 と入力されていますが、これではエラーになりますから注意してください。
きちんと8文字設定します。

設定が成功すれば、下の画像のように「ホストされたネットワークのSSIDが正常に変更されました。ホストされたネットワークのユーザーキー パスフレーズが正常に変更されました。」と表示します。

尚、SoftAPでは暗号化方式はAESで認証方式はWPA2-PSKとなっています。
いよいよパソコン側の設定は終わりに近づいてきました。
SoftAPを開始させます。

入力するコマンドは以下です。

netsh wlan start hostednetwork

入力が完了すれば、エンターキーを押します。

そうすれば、サービスが開始し、下の画像のように表示します。

画像を見ればわかると思いますが、何度か失敗しています。
原因は、初めに「ワイヤレスネット接続 2」を有効化するのを忘れていたからです。
下の画像参照

再び、ネットワーク接続を確認してみると「ワイヤレスネット接続 2」がWi-Fi環境を作っていることがわかります。
下の画像を参照

最後に「インターネット接続の共有設定」を行います。
「ワイヤレスネット接続 2」を右クリック
「プロパティ」を選択
「共有」タブをクリック

下の画像のようにチェックしてホーム ネットワーク接続で「ワイヤレスネットワーク接続 2」を選択してOKをクリックするとパソコン側の設定は完了です。

スマートフォンから通常通りSSID「esky」を選択します。


パスワード「12345678」を入力すれば無事に接続されます。

いかがでしたでしょうか、ちゃんと接続することが出来たでしょうか。

まとめ

今の時代になってもWi-Fi環境がなく、有線LANしかないビジネスホテルは多くあります。
私が利用するビジネスホテルでも、あまりWi-Fi環境がないことが多いんです。
でも、出張にはたいていパソコンを持参していますので、これがWi-Fiルーターになるのならパソコンを使う方法が一番活用できています。


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