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冷え性の原因はエアコンの冷房?


エアコンの冷房運転が原因で冷え性

エアコンの冷房は、自然にはない冷たい空気が送風されますので、これが冷え性の原因と言われるとなるほど「ピン」ときます。
果たして、こんな単純に結論を出してもいいのでしょうか。
ほんとに真の原因はこれだけなのでしょうか。

エアコンの設定温度

夏のエアコンは本当に快適。
いくら快適だからって、設定温度を下げ過ぎるのは良くありません。
「電気代なんて気にしないもんねー」なんて言いながら設定温度を26℃以下にしている人はほんとに要注意。
出来れば、最低でも27℃以上の設定温度で使ってほしいものです。
私はレストランやショッピングセンターの設定温度には疑問があります。
従業員たちは、一生懸命働いているので自分たちが暑いのは分かります。
温度設定を行うのは従業員。
どうりでお客さんは寒いはず。

エアコンの冷え方

簡単な物理です。どうしても温かい空気が上に行き冷たい空気が下に行きます。
エアコンの冷房を使用すると、上半身は温かくても下半身は冷えるようになっています。

冷え性の原因

このエアコンの冷え方の特徴から、手先、足先の冷え性をつくる原因と言われますが、こんなものはささいな原因にしか過ぎません。
もっと根本的な原因を見てみましょう。

自律神経のはたらき

自律神経は集中状態とリラックス状態を司る神経で、血流や体調の維持にも大きく関係しています。
体調を維持する機能には「体温を調節する機能」があります。
暑い時は汗をかいて気化熱で体を冷やそうとします。
寒い時はプルプルと筋肉を震わせて熱を作って体を温めようとします。

エアコンなどの空調で、快適すぎる温度環境にいることが多いと自律神経は、なにもしなくていいので怠け者になって弱ってきます。
歩くことが少なくなれば足の筋肉が弱くなるのを想像していただければわかりますが、人間の体は使う必要がなくなった機能は、弱くなります。
弱くなるとは退化すること。
つまり「いざ使わないといけない時に使えないものになってしまう」ってことです。
ここまでの話で、だんだんと気が付いてきた方もいると思いますが、自律神経を怠けさせすぎると冷え性以外にもいろんな不調が出ます。

自律神経を改善

自律神経を適度に働かせないと冷え性以外にもいろんな不具合が出ます。
自律神経を改善するには、エアコンに頼りすぎる生活を変えないといけません。
仕事場やスーパーなどの店舗など、自分ではコントロール出来ない空調がありますが、これは気軽に一枚重ね着できる上着などを持つようにすればいいでしょう。
自宅など、空調を自分でコントロールできる場所ではエアコンの設定温度を冷房なら28~29℃設定、暖房なら19~20℃設定をこころがけましょう。
共同で生活している家族と、よく話し合ってからでないと設定温度については難しい問題がありますが・・・。
アドバイスとしては、部屋の温度全体を調整するのではなく体の一部を冷やしたり温めたりすることで対策することをお勧めします。
夏なら、扇風機、足水、濡らしたタオルで体を拭くなど。
冬なら、こたつ、湯たんぽ、ひざ掛けなど。

特に子供は要注意

子供がいる家庭では、特にエアコンの使いすぎにご注意が必要。
(乳幼児のいる家庭は無理せず、室温にはご注意ください)
エアコンの使用は最低限に抑えて、暑い時は暑い、寒い時は寒い、を感じて体をその環境に慣らすことが重要。
とは言え、熱中症には十分注意する必要があります。
自律神経が充分に発達していない子供のころに快適すぎる環境を与えるのは将来に冷え性だけでなく、いろいろな不調を抱えさす原因になります。

女性と男性で違う体感温度

一般的には、女性と男性では体内で作られる熱量がぜんぜん違うので体感温度に5℃前後の違いがあります。
だから男性が快適と感じる温度では、女性にとっては寒すぎる温度になってしまう。
なんせ5度の差ですから、その差はすごいものです。
もしも、男性がこれ以上もないくらいの薄着になっても、暑がっている様子でしたら女性は一枚着込んで少しだけ設定温度を下げてあげればいいんじゃないかなと思います。
よく、この環境温度の設定で離婚問題にまで発展すると聞いたことがありますが、さすがに5度も体感温度が違うならそれもわかるような気がします。
男性も女性も、この事実を知ればお互いを思いやることが出来るのかもしれません。

夏の冷たい飲み物

夏は冷たい物を飲んだり、アイスクリームを食べたりすることが多くなると思います。
胃の場所はお腹の中心にあり、すぐ近くには血液を送り出す心臓があります。
冷たい物ばかり摂取しているとお腹が冷え、心臓から送り出される血液まで冷えて血流が悪くなります。
なので暑くても常温の水をおすすめします。
冷え性を考えるなら、砂糖とカフェインが含まれた飲み物はできるだけ避けましょう。
砂糖には、血糖値を急激に上下させて体温を下げやすく血流を悪くする原因になります。
カフェインには血管収縮作用があり血流を悪くします。また、利尿作用があるため水分補給のために飲んでも水分がすぐに出てしまいます。

夏の生野菜

生野菜は体の熱をどんどん奪う働きがあります。
夏で野菜がおいしいのは、わかりますが生野菜ばかり食べているとこれもまた体が冷やすことになります。

暑がりの方へ

暑がりの方にとっては、体を冷やすと言った魅力的な内容です。
体が冷えることによる不調はさまざま。
どんな不調がでるか、わかりませんので悪用は禁物。
体は暑いと思っていても実際の体は冷えていることもあります。
暑いといった体感と実際の体温に相関はありませんので注意ください。


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