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    Categories: メモ

関数電卓を選ぶなら


関数電卓には大きく3つのタイプがある

スタンダード関数電卓、プログラム関数電卓、グラフ関数電卓
特殊な場合を除いて、スタンダード関数電卓を選択する場合が最も多くなりますのでスタンダード関数電卓からおすすめを紹介します。
別の記事で詳しく紹介しますが「省略された掛け算は優先順位が高い」ルールが破られている関数電卓は選ばないようにしてください。
購入を検討している関数電卓で「6÷2(1+2)」の計算をした答えが「1」ならば、買うべきではない。
なぜなら、正しい答えは「9」だから。
上記の計算結果が「1」となる関数電卓が過去に存在し、今でもあります。
過去の機種なら「fx-912ES」。
今では店頭に並んでいないものの、ヤフオクなどの中古市場ではまだ流通しています。
どうしても「fx-912ES」が気に入ったなら、マイナーチェンジをした「fx-913ES」を買うといいでしょう。
「fx-913ES」であれば、上記の計算結果は「9」となるので、プログラムは修正されています。
あと、逆輸入の電卓は高確率で上記の計算結果は「1」となるので避けたほうがよいでしょう。
関数電卓を購入する前に「6÷2(1+2)」の計算をした答えが「9」になることを確認するべきです。

おすすめの関数電卓

私のいち推しは、CASIO fx-JP900
価格は4500~5800円ほどしますが、そんなに何回も買うものじゃないから問題ない価格帯だと判断しています。

特徴

ディスプレイの解像度が高いので、細かい文字まで表示する能力があります。
だから、教科書やテキストと同じように表示が数学自然表示となります。

従来のライン表示では分数や対数、√等の数式が電卓独自の記号によって表されていたので慣れるまで大変でした。
逆に、従来のライン表示に慣れている人もいると思いますが、fx-JP900なら、ライン表示に切り替えて表示させることも可能。
ですから、従来機種の廃盤にともない、関数電卓を買い替える場合でも、fx-JP900は不自由なく使える仕様となっています。
解像度が高いので日本語表示で読みやすい。
ワンランク下の関数電卓の場合は、英語の略語等で表示される仕様になるので、覚えるまでマニュアルを確認する必要があるので、ちょっと大変。
初心者なら、こんなことに労力と時間を奪われている場合ではありません。
うれしいことにメニュー画面までも日本語表示なので直感的に操作ができるのが特徴。
ディスプレイの解像度が高いから表計算機能も使えるようになっています。
視覚の効果は重要で理解するのも早くなり、理解もしやすくなります。
数学自然表示なら、教科書やテキストと同じように表示されるため、とってもわかりやすいんです。

入力方法

fx-JP900は、教科書に書いている通りに入力できるのでわかりやすいです。
ベクトル計算、化学元素の周期表、小数点以下を四捨五入して整数を求める整数抽出機能など、たくさんの機能が搭載されています。
k(キロ)、M(メガ)、m(ミリ)などの記号を含む計算ができるエンジニアリング記号機能もついているので、技術系の人も簡単に計算できておすすめ。
分数や対数関数、逆数、複素数計算など関数も700近く登録されているので、他の関数電卓ではなかった関数もfx-JP900なら見つかるはず。
QRコード対応で、外部へのデータ転送も可能になっていますよ。

機能

・表示方式:日本語表示・数学自然表示
・電源種類:太陽電池と補助電池の併用
・桁数:10
・サイズ:幅77mm×奥行165.5mm×高さ11.1mm
・機能:9メモリ700関数・機能以上搭載、リプレイ機能、デュアルテーブル演算機能等
スタンダードタイプの機能で問題なく使える人がほとんどです。

次のおすすめの関数電卓

カシオが嫌いだとか、シャープのデザインが好きとか。
「一押しの関数電卓は高いから、もっと安いので!」など
そんな人のために、つぎのお勧めを選択しました。
シャープ EL-520T-X
価格はおよそ、3000円前後

機能と特徴

・表示方式:数学自然表示
やはり、ライン表示はさけたいので、この表示は必須です。
・電源種類:太陽電池と内臓電池のツインパワー
・桁数:10
・サイズ:幅80mm×奥行166mm×高さ15mm
・換算機能302種類、ソルバー機能、シミュレーション計算機能などが可能。
自分仕様にカスタマイズできる機能メモリーボタン付き!
自分がよく使う関数や機能をD1、D2、D3キーに登録しておけば、ボタン一つで機能を呼び出すことができるのが、こちらの電卓の大きな特徴。
人によって使う関数や機能は限られていることが多いので、3つだけでも記憶しておくことができるこの機能は、試験などでも他の人に差をつけることができます。
また、便利な「ホームキー」も搭載されているので、どんなモードになっていてもホームボタンを押すと、一般モードの初期画面に戻ることができる貴重な機能。
カシオでは以前から登場していた日本語表示のできる関数電卓がシャープからもついに登場しました。
カシオの機種では不可能な、微分の微小区間設定での数学自然表示も可能ですが、日本語表示文字数ではカシオの機種に少し劣っています。
デザイン性では、シャープがいい部分もあり、キーの周りの文字はカシオの機種よりも見やすいとも思います。
初めての関数電卓で、費用を抑えたいとか、デザインで気に入ったならシャープのこの機種でもいいとおもいます。
注意点としては、カシオに慣れている人は、ボタンの配列が変わるのでお勧めしません。

ややこしい問題の解答

6÷2(1+2)
6÷2(1+2)をかけ算の「×」を省略しただけと考える(算数的)か、多項式として他の演算より優先される1つの値として考える(数学的)かによって解答が変わります。
「9」と解答するのは、問題の数式を6÷2×(1+2)つまり、『×』を省略した式として計算するからなんです。
一方では数式自体の書き方が間違っているという見解。
本来、整数の式で今回のように『(』の前の『×』を省略して書くことはしない。
それが明文化されていないため、この見解も微妙なわけです。
算数的に考えると:『9』
数学的に考えると:『1』
どちらの解答を求めるかによって、使用する関数電卓を選ぶと良いでしょう。


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