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ガン予防にクエン酸


クエン酸は、とても酸っぱくてレモンの代わりにできるような感じのものです。
掃除にも使ったりしますが、今回は飲むことによる効果をまとめてみました。
ガン細胞が抑制されることもあり、ガン予防やガン治療のために飲んでいる人もいるようです。

ガン細胞の代謝

ガン細胞の代謝

ガン細胞の中にブドウ糖が入った場合「解糖」と言うのが行われます。
解糖から「乳酸」が作られます。
乳酸が作られると、細胞の周囲が「酸性」になってしまいます。
酸化した細胞には酸素が入らなくなりますのでブドウ糖の代謝が停止します。
その結果、大量に必要なATP(アデノシン三リン酸)と言う細胞のエネルギーがブドウ糖1分子から2個しか作られなくなります。

ガン細胞の糖代謝

ガン細胞の代謝は「クエン酸回路」→「電子伝達系」と進まなくなるため、大量のATPが作られなくなります。

ハーバード大学 ヴィカス・スカトメ医博らの論文

この論文に、クエン酸がなぜガン細胞に効果があるのかが書かれていて下記がタイトルなのですが、原文が難しすぎるので要約します。

クエン酸は、解糖系やクエン酸回路やIGF-1(インスリン様成長因子)受容体経路の阻害を介した多彩なメカニズムで、腫瘍の増殖を抑制する

下記の5つの作用によって総合的にガン細胞がクエン酸によって死んでいくというもの。

ガン細胞を正常細胞の性状に近づける

ガン細胞特有の特徴から性状細胞に近い状態にしていく効果があるとのこと。
性状とは、人の性質と行状。また、ものなどの性質と状態。

Tリンパ球の増加と活性化

Tリンパ球がガン細胞を退治していく主役で、Tリンパ球が増加して活性化するとのこと。

IGF-1(インスリン様成長因子)受容体の活性化を阻害

IGF-1が働けなくなります。
IGF-1の活性化が阻害されることによってガン細胞が大きくなる作用が止められるとのこと。

AKTリン酸化の阻害(細胞内反応を抑制)

正常細胞内の神経伝達を促す働きが止められ、正常細胞内で物質がガン細胞へ変化していくのを止めるとのこと。

解糖系とクエン酸回路の抑制

ガン細胞のエネルギー(ATP)が枯渇する。
つまり、ガン細胞が生きるために必要なATPを作れなくなってしまい、ガン細胞が活動できなくなってしまうとのこと。

クエン酸の摂取量

ガンに効くと言われている量は1日5g
酸っぱいのが苦手な人は、この5gは苦痛だと思います。
また、胃が悪い人は飲むのがキツいと感じるでしょう。
特に問題のない人なら、500ml程度の水に溶かして食後に少しずつ飲むのがよいでしょう。
クエン酸は空腹で飲むと、胃の粘膜が酸で犯されるので空腹時は避けた方がよいでしょう。
普通の人なら、この量に薄めると何とか飲めるかもしれませんが、これでも酸っぱ過ぎると思う人には水の量を増やすか重曹で割ることをお勧めします。
ちなみに重曹で割ると炭酸水になりますよ。
炭酸水にすると、重曹のアルカリ効果はなくなりますが、飲みやすくなります。
参考記事:重曹水ダイエット
ちょうど炭酸レモン水みたいになります。
これでも非常に飲みやすくはなりますが、それでもダメな人はハチミツやオリゴ糖を混ぜるとよいでしょう。
重曹やオリゴ糖を入れてもクエン酸の効果は変わりません。

ガン改善の指標

特別な検査(ガンマーカー)を受けなくても、一般的な血液検査の数字を見るだけでもある程度わかります。

アルブミン

アルブミンは血液中のタンパク質なのですが、これが増加していれば体調が良くなっていると判断できます。
アルブミンが増加していたら、ガン細胞も小さくなっているかもしれません。

LDH(乳酸脱水素酵素)

LDHが多い場合、ガン細胞の乳酸がたくさん作られていることを意味します。
LDHが増えていればガン細胞が増えていると考えられ、乳酸が増えていきます。
ですので、LDHが低下していればガンが出す乳酸が減っていると考えられるため、ガン細胞が小さくなっているかもしれません。
つまり、LDHの値が下がっていたら良くなっていると思えます。

リンパ球

リンパ球は、ガン細胞をやっつける免疫細胞の主役です。
リンパ球が増えていると言うことは、良くなっている証拠。
リンパ球は白血球で、他にも単球や顆粒球(好中球・好酸球・好塩基球)とう白血球があるのですが、リンパ球の比率が非常に大切になります。
リンパ球が40~50%を占めているのが理想で、40%占めていればガンは発生しないと言われています。
この数値が上がっていくと言うことは免疫が改善されていると考えられます。
ちなみに癌の人は、この数値が下がっているらしいです。
20%以下になると危ないと言われていて、10%以下になると非常に危ない状態だという。
ですから、最低でも30%以上になるようにしておくと身体が良くなっていくと思われます。

さいごに

クエン酸水を毎日飲み続けて、知覚過敏になったという人もいるらしく、なんでもほどほどが良いのかもしれません。
クエン酸も天然植物から作られるものを購入していただくことをおすすめします。
特別なガンマーカーを測らなくても、一般的な血液検査でも「アルブミン」と「LDH」と「リンパ球」の数値を見れば、癌に対しての対策が正しいかどうかは判断できそうです。

 


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