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英語の発音が難しいと感じる理由


文字から想像できない発音

英語が聞き取れない理由の一つに、文字の見た目から想像できない音で聞こえてくることではないでしょうか。
例えば「Will That Be All」を見てみると、和訳なら「これで全部ですか?」となり、文字から想像する読み方は「ウィル・ザット・ビィ・オール」ではないでしょうか。
実際にネイティブアメリカンの発音を聞いてみると…

なんだか、「ワ・ザ・ビ・オ」って聞こえてきませんか?
すると日本人は「ウィル・ザット・ビィ・オール」と思って聞いているのに「ワ・ザ・ビ・オ」って聞こえてくるから頭が混乱します。
実はネイティブアメリカンも、実際に「ワ・ザ・ビ・オ」って言っているから、そう聞こえるのはあたりまえなんです。
もちろん厳密に言えば、ここに書いているようにカタカナで発音していませんが、だいたいこのように発音しています。

解説

「Will That Be All」がなぜ、「ワ・ザ・ビ・オ」になるのか。
「Will」の「ll」は発音していません。
「That」の「t」は発音していません。
「Be」の場合は、ちゃんと全部発音しています。
「All」の「ll」は発音していません。
すると…
「Wi Tha Be A」となり、「ワ・ザ・ビ・オ」みたいな発音になるわけです。
なぜ省略しているかがわかれば、英語が聞き取りやすくなるかもしれません。

日本語も省略している

ネイティブアメリカンが言葉を省略して発音するように、日本人も日本語を省略して発音しています。
居酒屋に入ると、こんな発音が聞こえてきませんか?
「しゃーっせーぇ」みないな。
さて、これは何と言っているのでしょうか?
答えは「いらっしゃいませ」ですが、日本語を勉強しているネイティブアメリカンがこれを聞くと「しあわせ」って聞こえたりします。
日本の居酒屋に入店すると、いきなり大きな声で「幸せですかぁ」って聞かれているような錯覚に陥りネイティブアメリカンは「はい幸せです」と答えるかもしれません。
そして、居酒屋を出るときにもこうやって言われます。
「あらぃっしたーぁ」みたいな。
答えは「ありがとうございました」ですが、日本語を勉強しているネイティブアメリカンがこれを聞くと「あした」って聞こえたりします。
今日初めて来た居酒屋で、帰る時に「また明日~」みたいに言われているような錯覚に陥りネイティブアメリカンは「たぶん明日は来ないです。」と答えるかもしれません。

言いやすく変化させる

人間の言語は昔から、その時代や土地の環境に合わせて変化し続けています。
寒い環境では口を大きく開けることは避けたいので、小さな口でボソボソって発音するように変化していきます。
日本語の方言のように、英語でも基本はあるのですがしゃべりやすく変化させています。
イメージしている発音と違うように聞こえるのは実際にそうやって言っているから。
そして、その発音を聞こえたまま自分も発音し、フレーズごと意味を理解するようにすると、ぐっと英語が身近に感じるようになります。

まとめ

「こう言っているはずなのに」といった思い込みは捨てて、聞こえた言葉を素直に聞き入れましょう。
そして、その聞こえたフレーズのまま、意味と発音を理解し、そのまま覚えましょう。
英語は訳よりも意味が大切です。
自分が、同じように発音できるようになれば、そのフレーズは聞き取れるようになりますので恥ずかしがらずに聞こえたとおりに発音してみましょう。
これだけは覚えておいて欲しいのですが、発音練習をしない人はいつまで経っても英語が聞き取れるようになりにくいです。
関連記事:英単語の覚え方・和訳より意味が大切
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