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洗濯槽のカビ洗浄に一番良い方法にたどり着きました。


過炭酸ナトリウム

重曹(炭酸水素ナトリウム)とよく間違う方がいますが違います。
確かに、どちらもアルカリ性だし同じナトリウムなので非常に良く似ていますが全然違います。
重曹は食べられるほど安全なものですが過炭酸ナトリウムは食するほどのものではありません。
ですが食器洗い機にも使えるのでそれほど有害なものでもありません。
洗濯槽のカビ洗浄には、この過炭酸ナトリウムが非常に効果的だったことが判明したので紹介します。

市販品の洗濯槽クリーナー

いろいろ、本当にいろいろ試しましたがどれもいまひとつ。
市販品でも「これは良い!」って思えるものがあれば紹介したかったのですが、残念ながら私は市販品の洗濯槽クリーナーで満足できる商品とは出会えませんでした。
ある日ドラックストアで重曹を見ていたところ、近くに「過炭酸ナトリウム」といった重曹とよく似た粉が置いているのを目にしました。
パッケージの裏の説明文を読んでみると・・・
「効果」の欄に「消臭」、「除菌」、「ぬめり除去」と書いていました。
私は洗濯槽のカビを効果的に取るにはどうしたらいいのか?ってとても悩んでいましたのでこれを試してみようと思い、さっそく購入しました。
税込みで324円。
容量は500グラムあります。
購入したのはこの商品。

 

縦型なら水をいっぱいにして500グラム全部を投入しますが、私の場合ドラム式なので一回に使用する分量は100g程度。

過炭酸ナトリウムの投入割合

ドラム式の場合、最低水量にして過炭酸ナトリウムを投入します。
投入割合は、お湯1リットルに対して10グラム。
私の家の洗濯機は10リットルぐらいでしたので100gの投入しています。
縦型の場合は割合をあまり気にせず一回に500グラム投入して大丈夫みたい。
過炭酸ナトリウムは、お湯でないと溶けませんので必ず水ではなくお湯を使用してください。

過炭酸ナトリウムの使い方

約3分ほど攪拌して2時間以上漬け置きします。
縦型の洗濯機ならこれでいいのですが、ドラム式は水に使っている部分が少ないので30分置きぐらいに少しまわしたほうがいいです。
私はそうしました。
だって浸かっていないところのカビは落ちないと思うから。

2時間後

黒いカビが浮いてきます。
それらは網で全部すくい取ります。
放置中であっても気になるようであれば、その都度すくっておいたほうが良いです。
その後排水。
すすぎの水を投入して3分間ほど攪拌。
待たずに黒いカビが再び浮いてきたら網で全部すくい取ります。
網は魚をすくうような網で十分で100円均一にも売っています。
排水してすすぎをするのですが、これをカビが浮いてこなくなるまで繰り返えします。
でも、いくらでもカビが出てくる場合があるので、ほんとキリがないかもしれません。
そんな場合は、ある程度のところでぞうきんなどのそんなに気にならないものをパイロットとして洗濯してみてください。
すると、そのパイロットに使用した雑巾にカビが付着します。

「ぞうきんさん、お勤めご苦労様です!」

私はドラム式でしたがすすぎは4回繰り返ししました。
縦型の場合だと2時間ではなく11時間くらい放置するのが良いです。
縦型は長い時間放置していても洗濯槽がずっとお湯に浸かっていますし、途中で攪拌の必要がありませんから長く放置しても問題はありません。
そのほうが、より効果が高いことが判明しています。
ドラム式の場合は、お湯が使っている部分が少ないので長く漬けて置きたい場合は面倒ですのでほどほどでいいのではないでしょうか。
もちろん長いほど効果は高くなります。

過炭酸ナトリウムを使用した結果

カビをすくった網を見れば今までの量と差が歴然!
画像を乗せたいところですがグロいので掲載しません。
結果は自身でお試しいただき、その目で確認してみてください。
私の経験上どの市販の洗濯槽クリーナーでも、ここまで落ちたことはありませんでした。
むしろ、これをそのまま洗濯槽クリーナーとして販売した方がよっぽどいいんじゃないのか?とも思いました。
市販品は泡ばっかり目立ちますが、これは泡がほとんど出ません。
その代わり、ちゃんと黒カビを取ってくれています。
泡が少ないのでカビをすくいやすいのもメリット。
洗濯槽は見えないからクリーナーのタイミングがわかりにくいですが2ヶ月に1回は行ったほうがよいと考えています。
タオルが匂うなぁって思ったときにはすでに洗濯槽がすごいことになっています。
本当は1月に1回というべきなのでしょうが、これは結構大変な作業ですので2ヶ月に1回でよろしいかと。
今のところ、この間隔で特に問題は感じていません。

 

過炭酸ナトリウムのその他の利用

食器洗い機の洗剤

食器洗い機の洗剤としても優秀な成果をあげています。
4~5人用でしたら小さじ1杯で十分。
最近は、液体が多いですがお使いの食器洗い機が粉にも対応しているようであれば、一度お試しください。
食器洗い機の中まできれいになります。

木のあく抜き

窓枠など、雨染みなどの汚れは、過炭酸ナトリウムを薄めた水を吹きかけたら、面白いほど汚れが浮き出てきます。
頑固な汚れも、数回拭きとればきれいになります。

排水口のにおいとヌメリ取り

1回の使用量は100グラム程度
排水口に100グラム程度の過炭酸ナトリウムを振り入れます。
すぐに300ccのお湯をゆっくり注ぎいれます。
30分放置してから大量の水(またはお湯)を一気に流します。
以前に、排水口の記事を書いていますので、排水口が気になる方はそちらもご覧ください。

この記事では、重曹を使用していますが ←リンク貼っています。

しみ取り

服に付着したしみを漂白剤のように落とすことが出来ます。
特に血液に対してより効果を発揮します。
お湯 1.5リットルに大さじ1杯を溶かします。
服が浸からないときは上記の割合で分量を増やしてください。
汚れの程度により漬け置きする時間は調整しないといけませんが、ひとつの目安は1時間としてください。
色柄物については2時間を限度としてください。
その後、普通に洗濯すれば綺麗になります。

カビキラーも顔負け!

タイルの目地やパッキンのカビにはカビキラーを使うのが一般的ですが、ナチュラル思考で行うなら過炭酸なツリウムでもあの黒カビを落とすことができます。
カビキラーが体に合わない人にぴったりです。
これに使用するためにはすこし調合が必要です。
過炭酸ナトリウムと重曹または粉石けん(液体はダメ)を1:1の割合で混ぜて、少量のお湯を入れてバターみたいなペーストを作ります。
そのペーストを塗りこんでから2時間以上放置してください。
カビキラーと違うのは、ここからブラシでこすらないといけません。
まぁカビキラーのお手軽さには負けますが、この方法でも黒かびを落とすことが出来ますので諸事情でカビキラーを使えない場合は、ぜひ利用ください。

関連記事:カビキラーもどきの作り方

洗濯の洗剤と一緒に使う

一番利用してほしい方法が洗濯。
日ごろから、これで洗濯していれば、洗濯槽がそんなに汚れることはないと考えています。
水30リットルに対して大さじ1杯を使います。
洗剤を入れるタイミングで過炭酸ナトリウムを溶かした水を投入します。
効果としては消臭、漂白、除菌ですので生乾きのにおいなどが気になるようであれば、ぜひ試してみてください。
漂白の効果もありますので色物は注意してください。

さいごに

過炭酸ナトリウムは、水と反応してガスが出てきます。
作り過ぎた場合、密閉容器に入れていると危険ですので、作り置きしないようにしてください。
水と混ぜた時に白く濁るのは、ガスが発生しているからです。
この発生するガスもまた、汚れを落とす仕事をしています。
また、アルカリ性ですので、素手で触ると手荒れの原因になりますので注意してください。


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