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本の紹介「7つの習慣」


この本を理解して実行すれば、みんなが心の奥から望んでいる願望をかなえることができると思う。
なぜなら、習慣こそが人生を作っているから。
習慣が変われば人生が変わります。
本のタイトルにあるように 7つの習慣を7章で解説しています。
参考記事:本の紹介「小さな習慣」

1章 自分をコントロールする

自分をコントロールするためには「刺激に反応しない」と「変えられることだけに集中する」の2つが重要です。

刺激に反応しない

成功しない人ほど反応して生きています。
悪口を言われたらイライラして悪口を言い返してしまったり。
お金がないくせに欲しいものがあるとローンやリボ払いで買ってしまったり。
多くの人が刺激に反応して罠にはまっています。
それって「待て」と言われているのにドックフードを食べてしまう犬と同じですから。
悪口を言われたら一時停止して考える
すぐに行動するのではなく、一時停止して考えてから行動することで自分をコントロールすることができるようになります。
誰だって悪口を言われたら反応して言い返したくなりますが、一時停止して考えてみると「ここで言い返して何の意味があるのか…」「悪口を言い返しても時間とエネルギーの無駄遣いではないか…」「むしろ水掛け論が起こってさらにイライラするかもしれない…」と考えるようになります。
そしたら悪口なんて無視して、意味のある行動に移したほうが得だと気が付けます。
他にも商品が欲しくて衝動買いしそうになった時、ローンやリボ払いにしたら後々自分が困るだけだと気づけたりもする。
一時停止して冷静に考えるだけで、自分の行動をコントロールすることができるようになります。
この世は刺激だらけで、いつも私たちは欲望を刺激されているのです。
参考記事:本の紹介「反応しない練習」

変えられることだけに集中する

今やっていることは「自分で変えられること」なのか「自分で変えられないこと」なのかを考えてから行動する。
変えられることは自分自身の行動だけ。
「今日勉強するのか」「友達にどう接するのか」「何を食べるか」「どう言葉を使うか」などが自分の意志で変えられます。
変えられないことは「人からの評価」「事故」「天気」「噂話される」などは自分の意志では変えられません。
成功しない人ほど、変えられないことに必死になっています。
人からの評価が低いことを怒ったり、背が低いことに悩んだりして、結局何も変えられずに時間だけが過ぎていくわけ。
成功する人というのは、常に自分で変えられることだけに集中しています。
今、変えられないことに悩んでいる人は、悩む前に一時停止して考えてみて、悩んでいることが「変えられること」だったら続けて悩んでもいいってことです。

2章 ゴールから逆算する

当たりの見えている「あみだくじ」があったとしますね。
当たりをひくために、どうしたら(どれを選択したら)いいかを考えた場合、当たりから上に辿っていきますよね。
当たりはゴールなので、そこから辿るのが最短コースというわけです。
そうすれば今、何をするのがいいのかわかってきます。
だからにゴールを決めておかないといけないんです。
自分は「どういう人間になりたいのか」「何が欲しいのか」ゴールがない人は、まずゴールを探すことから始めないといけません。
織田信長だって「天下を取る」という明確なゴールがあったからこそ天下統一を果たせたわけで。
そして、ここが重要なのですがゴールは途中で変わってもいいってこと。
ほとんどの人のゴールは途中で変わりますが、それが普通の人間です。
ゴールが変わったら、もう一度あみだくじの当たり(ゴール)から辿り直せばいいだけですので。

3章 最優先事項を決める

最優先事項とは、自分が一番価値を感じていること

1日たった24時間しかないですよね、その中で仕事や勉強、部活やゲーム、恋愛や読書など、すべてをすることなんてできません。
だから優先順位をつける必要があるんです。
忙しすぎる人ほど、自分の生きたい方向とは違う方向に流されてしまうこともあるから気を付けないといけません。
家族や恋人との時間を優先したいのに残業を引き受けてしまったり、希望の大学に入学したいのにゲームやSNSに夢中になったり。

忙しいという漢字は「心が亡くなる」と書く

その名の通り、忙しさは私たちから考える力を奪います。
自分が本当に、心の底から望んでいることは何かをもう一度考えてみる必要がありそうです。
努力だけでは成果がだせない理由で書いた『座右の寓話』でもあったように、私たちには時間の限りがあるから、大きな岩(最優先事項)から先にバケツに入れないと、後からでは絶対に大きな岩をバケツに入れることはできなくなります。
参考記事:努力だけでは成果がだせない理由
そうならないように、今すぐには叶わなくても自分にとって重要なことは何かを考えてみるのです。
今すぐに叶えられなくても、重要なことを心の奥では臨んでいるのです。
自分のお店を手に入れたいと思っても、すぐには叶わないからと言って漫画やゲームばかりしていても、絶対に夢が叶うことはありません。
本当に叶えたい夢のために、今何をするべきかをよく考えることです。
最優先事項が決まっていないと「アイツは言ってることとやってる事が違う」って言われます。

4章 Win-Winを心がける

この世の中には、勝ちと負けしかいないと思われがちですが、それは違います。
本当に目指すべき姿はWin-Winの関係なのです。
もしも自分だけが勝っていたら、そのうち一人ぽっちになります。
雇い主が安い賃金で社員を働かせていると、社長は勝って社員は負けますよね。
そんなことをしていると社員には不満が溜まり、いつか協力してくれなくなります。
その内に会社も辞めて、経営者は一人ぽっちになります。
自分にもゴールがあるように、相手にもゴールがあります。
だから、相手にも自分にもメリットがあるから協力してくれるのです。
誰かと何かを始めるとき、まずはWin-Winになるのかを意識するべきなんです。
もしも安すぎる賃金で雇用されそうになった時は「取引しない」という選択をするべきなんです。
どちらかが負けると判断した場合、その条件なら見送るのです。

絶対にWin-Winになるまで取引しないこと

そうなれば、ブラック企業で働く人が減って、ブラック企業もなくなるはずなんですがね。

5章 理解してから理解してもらう

人間は、それぞれ物の見方が違うから、完全にわかり合うことは難しいものです。
でも、子供や親、友達やパートナー、上司や同僚など、この人のことは理解したいと思える人が誰にでもいるはず。
そんな時は、まず相手の話を聞いてみるのです。
人は話を聞いてもらった時に自分を理解してくれたと感じるんです。
例えば、自分の子供が登校拒否になったとしましょう。
ダメな親は、子供の話を聞かずに無理に学校へ行かせようとします。
そうすると子供は、自分のことを理解してくれていないと感じ、心を閉ざしてしまうでしょう。
でもこれ、日常生活で頻繁に起きていますよ。
良い親は、相手を理解するために口を挟まずに最後まで頷いて聞いてあげるんです。
例えば「わかるわ~」とか「そっか~」とか共感してあげましょう。
自分が話をするのは、相手の話を全部聞いた後です。
自分を知って欲しい時ほど、まず相手を知るべきなのです。
ちゃんと話し合いをすれば、登校拒否の理由も理解できると思うから、原因さえ見つけられれば解決は意外と簡単で、後は話し合って答えを出せばいいんです。
これは「Win-Win」の関係と同じで、自分ではなく、まず相手を理解することを覚えておいてください。

6章 誰かと協力して遠くまで行く

仕事でも遊びでも、一人では限界があります。
複数で協力することで大きな成果を出すことができるんです。
アフリカのことわざで「早く行きたければ一人で進め、遠くまで行きたければみんなで進め」というのがあります。
つまり、大きな結果を出したければ誰かと協力すべきだということです。
アップルだって、スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックの二人が協力したから誕生して上手くいったんです。
1+1=2ではなく、1+1=3にも4にもすることができるわけですね。
ただし、誰とでも協力していい結果が出るとは限りませんよ。変なライバル意識や価値観の違い、自分を卑下して言いたいことを言わない人はやめた方がよくって、この人と組みたいと思った人に物怖じせずに声をかけてみることです。

7章 自分を磨く

自分を成長させなければチャンスを掴むことはできない

残酷な話ですが、凄い能力がある人と出会っても、自分に何もないとスルーされますよ。
スティーブ・ジョブズがスティーブ・ウォズニアックと組んだのは、エンジニアとしての天才だったからです。
そしてスティーブ・ジョブズは、その凄さをプレゼンする天才だったのです。
だから二人は協力できたんです。
そのためには、日ごろから自分を磨く必要がります。
自分を磨くには「体」「心」「「知性」「人間関係」の4つをバランスよく行うのです。
体は、体調が悪かったら行動力も思考力も落ちてしまう。
体調が悪いとチャンスを掴めないから、いつも体調が崩れないように健康的な食事を取り、きちんと睡眠や休日をとり、運動する習慣を持つこと。
心は、忙しいと先のことを考える余裕がなくなるから、毎日心が落ち着ける時間を必ず作ること。
それは温泉でも、好きな人に会うでも、コレクションを集めるでも、とにかく何でもいいので、落ち着く時間を作るのです。
知性は、とにかくいろんな人に会い、本を読み、自分の好きなことを勉強して、自分で考える力を持てるようになること。
復習になりますが、人間関係は相手の話をよく聞き、協力してWin-Winの関係を心がけることです。
この7つの習慣の1~6章の内容を常に復習していれば、自然と自分を磨くことにつながります。

さいごに

7つの習慣は、とても難しい内容ですので理解するのに時間がかかると思います。
でも、ときどき思い出して復習してみることが大切なんです。
活字が苦手な人は、読みやすい漫画から読むことを強くおススメします。
漫画は短時間で多くの情報をたくさん得ることができるため、非常にお勧めできます。
参考記事:1日1回、君は何を始める?何かを続けてみる方法

 


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