自然脱毛
正常な状態でも1日50本の髪の毛は抜けます。
これを「自然脱毛」といいます。
それ以上抜けているようであれば髪の毛の寿命が短くなっている証拠なんです。
危険信号の目安といわれているのは1日100本
もしも心当たりがある場合は薄毛への道をたどっているのかもしれません。
新生毛
自然脱毛であっても、どんどん毛が抜けるのにどうしてハゲないのか。
それは新しく生える毛があるからです。
それを「新生毛」(しんせいもう)といいます。
新生毛は、自然脱毛よりも多い本数生えると言います。
だから新生毛を大切に育てることが出来れば、どんどん毛が増えることになります。
しかし、新生毛はとてもでもデリケート
少しでも手荒に扱うと、いとも簡単に抜けてしまうんです。
だからこそ余分に新生毛が生えているのですが、それ以上に知らない間に自分で抜いてしまっていこともあるようです。
「はい?」
「自分で抜いてしまっている」
そう思いますよね、さきほども書いたように新生毛はとてもデリケートなんです。
少しでも扱い方を間違えると、いとも簡単に抜けます。
シャンプー
私たちが普段の生活で最も新生毛に触れるタイミングは髪の毛を洗う時です。
つまり洗髪(シャンプー)の時に新生毛を自分で抜いてしまっている可能性が非常に高いんです。
「そんな覚えはない!」
そう言いたくなりますが、実際に自分で抜いてしまってるんですよ。
例えば、指の腹で優しく地肌を擦って頭を洗っている場合。
このやり方では新生毛は抜けます。
「は?」
ですよね。
地肌を優しく擦るだけで新生毛は簡単に抜けます。
今生えている髪の毛は擦られることを運よく回避できた髪の毛だったんです。
とにかく新生毛は非常にデリケートなので取り扱い注意なんです。
薄毛にならないシャンプー方法
シャンプーの時、いかに新生毛に負荷を掛けないのかが肝になります。
画像のように、指の腹を頭皮に当てますが出来るだけ指は立てたほうが良いです。
画像の指は、まだ寝ているほうです。
そして指をスライド方向に動かしてはいけません。
「は?」
そう、指をスライド方向に動かしてはいけません。
そのまま指を動かさず、頭皮だけを動かしてください。
ちょっと意味がわからないかもしれませんが、指で地肌を擦ってはいけません。
指で押さえて頭皮を動かすのです。
何度も指で押す場所を変え、ひたすら頭皮を”グニュグニュ”動かして行きます。
思わず”ガーッ”って擦りたくなりますが我慢して頭皮だけを動かすようにします。
どちらかというとマッサージしているイメージです。
ここまでが頭皮へのアプローチです。
髪の毛の汚れは、髪の毛だけを揉むように洗います。
頭皮と擦らないように注意します。
頭皮が柔らかくなる
この洗髪方法だと、新生毛が抜けにくくなるメリットの他に頭皮がやわらかくなるメリットがあります。
ハゲる人の頭皮は、とても硬いのが特徴です。
農業と同じで、運動場のような硬い土壌では草木が育たないのと同じです。
畑を見てみると、土壌がとても柔らかくなっているので、普通の土とは全然違うことがわかります。
人間の頭皮も同じで、毛の生える土壌は柔らかいほうが良いのです。
頭皮を動かして洗髪することにより血行が良くなります。
頭皮の硬い順に並べてみると下記のようになります。
【柔らかい】後頭部 ← 側頭部 ← 生え際 ← 頭頂部【硬い】
だから硬いところからハゲるわけです。
あと、頭には3つの筋肉があります。
前頭筋・側頭筋・後頭筋
実は、頭頂部には筋肉がありません。
外から力を加えない限り、頭頂部だけは動かないんですよ。
だから血液循環が良くならなず薄毛になっていくわけです。
頭皮の柔らかさの確認方法
握り拳をつくります。
1.親指と人差し指の付け根
2.手の甲
3.中指の付け根
この3個の部分の弾力を確認しておき、自分の頭皮の硬さと比較してみます。
例えば、頭頂部や生え際の皮膚の硬さが「中指の付け根」ぐらいの固さだと、かなり要注意です。
硬くなっているのは、それだけ血液の循環が悪いという事です。
血液の循環が悪いと栄養状態が悪くなるので毛は細くなります。
ちなみに「手の甲」ぐらいが正常範囲で「親指と人差し指の付け根」ぐらいだと、ものすごく良好ってことになります。
最後に
今回の話は、あくまでもケアの話です。
薄毛には医学的な観点もあり、ケアだけではどうしようも出来ないこともあります。
すべての人に有効とは言えませんが、ひとつの答えとして捕らえてください。
善ちゃんにシャンプーの仕方を伺ってみたところ、このようなアイテムを使ってゴシゴシと洗っていると聞きました。
これ、シャンプーブラシと言われるアイテムです。
この商品の批判をするつもりは一切ありませんが、この記事を読んだ人なら正しい判断ができると信じています。
善ちゃんに、何でこれを使っているのか伺ったところ・・・
「抜けるのは割り切って地肌を綺麗にしたいから”ゴッシゴシ”これで洗うねん!」
確かに髪の毛もなくなればピカピカのツルツルで綺麗になりそうですが…