沈黙は金、雄弁は銀
これはイギリスの思想家「トーマス・カーライル」が残した言葉。
何かを話して主張することは大事ですが、何も言わず、ただ黙っていることはもっと大事だということを言っている言葉です。
学校や社会、SNSで嫌な人に侮辱されたり文句を言われると、つい言い返したくなったり、相手を論破したくなるかもしれません。
でも、言い返したり、言い訳をしても時間とエネルギーの無駄遣いだから辞めた方がいいんです。
そもそも争いというのは、同じレベルの者同士でしか発生しないから、わざわざ同じレベルになる必要はありません。
実際に偉大な経営者や有名人というのは、あまり喋らないことが多いもの。
彼らがSNSをやっていても、無駄な発言を控えて沈黙していることがほとんど。
なぜなら、彼らはその方が得だと知っているからなんです。
セールスするにしても、お客さんにたくさん喋らせて自分は聞く側に回るのが交渉事を有利に運ぶコツだったりします。
これ、実際にやってみればわかりますが、沈黙することは話すより遥かに難しいことなんですよね。
だからこそ、これが出来ると効果があるわけなんです。
君が独りの時、誰もができなかったことをなしとげる
これはビートルズの「ジョンレノン」が残した言葉。
今は、いつどこにいても人とLINEが出来るし、ネットで生放送をやっている人たちとチャットで話すことも出来ます。
SNSでも簡単に交流することも出来てしまう時代です。
そのおかげで孤独を感じることが少なくなったと思います。
でも人間は、孤独でなければ集中して勉強をすることも出来ないし、物事を深く考えることも出来ない生き物。
絵を描くことも出来ないし、文章を書くことも出来ないんです。
つまり、人間と言うのは孤独な時に最もクリエイティブになることができる生き物だったんです。
ノーベル文学賞を受賞した「川端康成」は子供時代をほとんど1人で過ごしていたらしい。
2歳で父親を亡くし、その翌年には母親を亡くして祖父母に預けられたが15歳の時に祖父母が亡くなり、川端康成は完全にひとりぼっちになりました。
川端康成は、その孤独を埋めるために、たくさんの小説を書きました。
書いて書いて書きまくって伝説的な文豪になったわけ。
イギリスの歴史家エドワード・ギボンも「孤独は天才の学校である」と言っています。
でも孤独というのは不快だから、誰だって孤独は辛いと感じます。
だからこそ、なんとかして人間は孤独を感じないようにするために没頭できるものを探すわけ。
そして、その為に異常なほど努力します。
その結果として素晴らしい能力を授かるという流れになるようです。
みんなと一緒に楽しく過ごすことは素晴らしいことですが、何かを成し遂げたいのなら1人になってみるのも方法だということ。
あなたの周りの5人の平均があなたである
これはアメリカの企業家「ジムローン」が残した言葉。
自分の年収や学歴、性格や考え方は周りの5人の平均に近づいていくというもの。
賢い人の周りには賢い人が多いし、オタクの周りにはオタクが多い。
お金持ちの周りにはお金持ちが多いことになります。
例えば、ギャルとお嬢様が仲良くなりにくいように、人と人はどこか根本が似ているから付き合えるものだったりします。
それは、自分と似ている人の方が一緒にいて楽だからです。
残酷な話ですが、自分を変えたいなら友達を変えてみるというのが一番簡単。
どうしても思考というのは伝染してしまうから、一緒にいる人は選んだ方が良いです。
友達がいなくて一緒にいたいと思えるような人も居なくても安心してください。
1人だとしても、自分のなりたいものになろうと努力していれば、必ず同じような志の人間が近寄ってくるもの。
起業しようと必死でやっていれば必ず起業するために切磋琢磨する人間が寄ってくるってことなんです。
自分のことを、この世の誰とも比べてはいけない。それは自分自身を侮辱する行為だ
これはマイクロソフトの共同創業者「ビルゲイツ」が残した言葉。
最も簡単に自分を不幸にする方法があるとしたら、それは他人と比べること。
インスタグラム、ツイッター、YouTubeなど、自分より凄い人を見てしまうし、親なんて「あの家の子は大企業に就職したんだって」とか言ってきたりします。
私たちは、ついつい他人と比べてしまって、そんなことを気にしていたら1歩も進めなくなってしまうんです。
そんな他人のことよりも、昨日の自分と比べてどう進化したのかを考えた方が有意義。
昨日の自分より、ほんの少しだけでも良くなっていれば良しとしましょう。
同じことを繰り返しながら違う結果を望むこと、それを狂気という
これは相対性理論で有名な「アインシュタイン」が残した言葉。
100回同じことをすれば、100回同じ結果になるというもの。
凄く当たり前の話ですが、かなり深いのです。
何かいいことないかな？って考えていたところで、何も違うことを挑戦していないのに違う結果がでるはずないのです。
今までと違う結果を出したければ、いつもとは違う行動をする必要があるわけ。
行動すると失敗はつきもので、失敗を恐れて行動することができないこともあるでしょうが、アインシュタインはこうも言っています。
失敗したことのない人間というのは、挑戦をしたことのない人間である。
つまり、何も始められないのが一番の失敗なんです。
失敗には、良い失敗と悪い失敗があります。
目一杯やり切って失敗するのが良い失敗。
全力で失敗しないと学ぶことが少ないのです。
全力でやるからこそ面白くて失敗したら悔しいと思い、次はもっと上手になろうとするわけ。
適当にして失敗しても悪い失敗ですよ。なぜならその失敗からは何も学ばないから。
さいごに
今回紹介した言葉は5個ありました。
・沈黙は金、雄弁は銀
・君が独りの時、誰もができなかったことをなしとげる
・あなたの周りの5人の平均があなたである
・自分のことを、この世の誰とも比べてはいけない。それは自分自身を侮辱する行為だ
・同じことを繰り返しながら違う結果を望むこと、それを狂気という
ここで紹介した言葉は5個ですが、深く理解することが出来れば人生を改めることができる言葉ですので参考にしてほしいと思います。
