方法、手法

エンジンルームから悲鳴のようなキュルキュル音が・・・

エンジンルームから悲鳴のようなキュルキュル音が・・・

車のエンジンをかけると、『キュルキュル』と悲鳴のような異音がする!

とても気になるのでボンネットを開けてみる人もいるようですが、結局なにもできないままボンネットをまた締めることになります。

相場は決まっていて、ほとんどの場合「ファンベルト」で間違いありませんが、他の原因もありえます。

まず判別して、ファンベルトであるなら新品ではない限り、交換になると思ったほうが良さそうです。

 

いつ『キュルキュル』と鳴っているのか?

エンジンがかかっていて、クルマが停止している状態であれば、タイヤなどの足回り部分は全く関係ありません。

このようにクルマが停止しているのに『キュルキュル』と異音が鳴っている場合は、どこかのゴムベルトである可能性が非常に高くなります。

そして、エンジンが正常に動いているようであれば、ファンベルトだと確定しても良いでしょう。

ファンベルトは、ボンネットを開ければすぐに見えるところにあります。

エンジンがかかっている状況だと、高速で回転しているファンベルトが見えると思います。

クルマが停止しているときは、風の流れがないため、ラジエターを冷やすためにファンで送風する必要があります。

手前にあるラジエターの前にはファンが見えると思いますが、これをエンジンの動力を使って回しているのですが、この伝達部品がファンベルトです。

 

キュルキュルと鳴く理由

 

張力の不足

プーリーにかけられたファンベルトが緩み、張力が落ちるので滑りやすくなっています。

その原因としてはゴムが伸びたり磨耗したことでの劣化、あるいは十分にファンベルトの張りを持たせていないかのどちらか。

新品のファンベルトでも、十分に張りを持たせなければ滑ります。

ファンベルトを張るのは、テンショナーという張りを調整する装置で張力を戻せますが新品ではない場合は交換したほうがいいでしょう。

ちなみに、一見調整するだけなので簡単に思うかもしれませんが、なかなかしんどい作業になるので、試しにやってみようといったレベルではありません。

 

ゴムの劣化

ファンベルトはゴムで出来ています。

消耗したファンベルトは、プーリーとの摩擦で磨耗する他、摩擦熱やエンジンからの熱を受けてゴムが硬化していきます。

また、それほど酷使していないエンジンだったとしても、時間とともにゴムが劣化することは避けられません。

ゴムが新しいときは、弾力性が十分にあり、プーリーとの摩擦も保たれて滑らないのですが、経年劣化により、ゴムが硬くなれば摩擦力が低下して滑りやすくなります。

その滑りの連続する音が『キュルキュル音』の正体です。

当然、ファンベルトは消耗部品なので、経年劣化しているのであれば、やはり交換となります。

 

機械の不具合や故障

ファンベルトではなく、繋がった補機類の不具合の可能性もあります。

プーリーやテンショナーが錆びていると、それと接触したファンベルトとの間で音が発生します。

また、ファンベルトで駆動されるはずのウォーターポンプやコンプレッサーが壊れてロックしてしまうと、そこに繋がれたプーリーも正常に回転できません。

そうなると、ファンベルトとの摩擦が極端に増えます。

この時の音は、冒頭に言っているような『キュルキュル』ではなく、『ギィヤァー』て、マジで悲鳴のような音が発生します。

この状態になると、ゴムが焼けるような臭いがしてくることもあり、故障した補機類はもちろん、そのような過酷な状態に置かれたファンベルトも交換せざるをえなくなります。

 

対策

善:「結局、全部ファンベルトの交換やないかぁー」

瀧 :「まぁ、そうなっちゃってるね。」

善:「ベルトの鳴き止め剤も売ってるけど、あれは使わんのか?」

瀧 :「使用できる場面は少ないけど、応急処置程度かな。」

ファンベルトの常態を見分けた上で異常がなく、補機類も正常に動作しているようであれば、鳴き止め剤を使ってみてもかまいません。

ファンベルトの硬化や破損がひどくない状態にも使用できますが、鳴きが止まると安心して放置してしまう可能性がありますので、あまりおすすめはしません。

あくまでも応急処置と考えるべきです。

この場合でもやっぱり、ファンベルトを交換してください。

善:「結局、交換なのね」

瀧 :「はい、クルマからキュルキュル音が鳴ったら、新車じゃない限り点検に出すべきですね。」

善:「おまえ、この記事で言いたかったことは?」

瀧 :「すっするどいツッコミ!」

やっぱり、ファンベルトはゴムよりもチェーンの方がいいなぁって、個人的には思います。

 

 

 

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