セロトニン
早速ですが、「セロトニン」ってご存知でしょうか?
通称:「幸せホルモン」と呼ばれるもの。
セロトニンが増えれば幸福感が満たされると言います。
そんな幸せホルモンのセロトニンですが、最近まで脳で作られていると信じられていました。
最近の研究で明らかになったのですが、実は脳でセロトニンが作られるのはわずか10%未満だと判明したんです。
すぐ落ち込んだり、いつも不安を感じたりする人には「腸内環境が悪い」という共通点があります。
ヨーグルトを製造販売している企業が「腸内環境とこころ」の調査(対象:20~50代女性800人)を行った結果が興味深いデータとなっています。
腸内環境の悪化状態がわかる8つのチェック項目で、多く当てはまる人ほど休日夜に落ち込み(サザエさん症候群)や不安を感じていることがわかりました。
また、「腸内環境に問題あり」に分類される人の3人に1人以上は毎日、不安感を抱いていることも明らかになりました。
さらに、腸内環境に問題のある人は、そうでない人に比べて約2.7倍の疲労感、約2.3倍の焦燥感を感じていることもわかりました。
『第二の脳』とも呼ばれる腸には、脳と同じ神経細胞があり、セロトニンの90%以上が腸管で作られています。
腸は、便秘などでダメージを受けると腸内が炎症を起こし、腸内細菌(善玉菌20%/悪玉菌10%/日和見菌70%)のバランスが崩れ、セロトニン量が減ってしまいます。
他にも便秘患者は、うつ状態にもなりやすいとの報告もあります。
不安感やイライラを抑える
セロトニンには、不安感やイライラを抑える働きがあります。
セロトニンが不足すると、怒りっぽくなったり、やる気がなくなったり、疲労感が出やすくなったりと、精神的に不安定な状態になります。
幸せになるためには、どんなことから始めればいいのでしょうか。
ヨーグルトを食べる
食生活からの改善では、毎日ヨーグルトを食べること。
ヨーグルトを食べる習慣がない人の場合、食べ始めて2週間程度で菌が定着します。
3ヶ月くらい経つと腸内環境も大きく変わるといいます。
もっと効果を高めたいなら同時に食物繊維の豊富なキウイなどのフルーツを食べることです。
運動と睡眠
生活習慣からの改善は運動と睡眠です。
これは、全般的に言える話ですので、あえて記述はしませんが、寝不足は厳禁で、運動は意識して行わないとすぐに運動不足になります。
エレベーターは、なるべく使用せず歩くなど意識して運動するようにしましょう。
アイテムを使う方法なら腹巻がおすすめ。
腸は熱を持つと、「セロトニンを出しなさい!」と脳に伝達する仕組みが体内に備わっています。
また、体温が1℃アップすると免疫力は5~6倍あがると言われています。
腹巻にカイロや湯たんぽを入れておくと、1℃ぐらいアップしそうじゃないですか?
カレー
番外編ですが、腸からセロトニン分泌指令を出すのに最適な食品は『カレー』であるいわれています。
あくまでも、一時的なものなので継続して食べ続けるのはダメ。
同じものばかり食べることは、セロトニン分泌を妨げることもわかっています。
ウルトラC
参考までにとっておきのウルトラCを紹介しましょう。
これは、医療行為になりますのでお医者さんにご相談ください。
胃腸外科主催のピロリ菌についてのセミナーを受けた時にお医者さんが言っていましたので紹介します。
腸カメラを入れるときは、数日前から腸内を空にするような準備があります。
そらそうですよね、あえて解説はしません。
腸カメラで一通り検査が終わったその瞬間です。
その時は、善玉菌も悪玉菌もほぼゼロになっています。
この何もない環境に、ダイレクトに腸の中にビフィズス菌を投入するのです。
これ、効きそうじゃないですかぁ。
私も一度やってみたいのですが、この為だけに検査するのもどうかと思うので、次の機会があればと思っています。