Yes We Can
「Yes We Can」の訳は「私たちなら出来る」です。
これは、元アメリカ大統領のオバマさんの名言でした。
大統領選挙の演説中には何度も使われたフレーズで、当時のアメリカ国民以外にも、世界中の人に希望を与えそうな力強い言葉でした。
「Yes We Can」は「イエス・ウィ・キャン」と発音しています。
こういった大切な言葉は省略することなく、はっきりと強く発音します。
2種類の発音記号
英単語を辞書で調べてみると、必ず2種類の発音記号が書いてあります。
それは「強形」と「弱形」の2種類です。
例えば「Can」を調べてみると…
強形: k`æn
弱形: k(ə)n;
と書いています。
これは「Can」だけではなく、すべての単語に2種類の読み方がありますので試しに調べてみてください。
「Can」の強形の読み方は「キャン」と発音し、弱形の読み方は「クン」と発音します。
意外に多い弱形の発音
私たちは英単語を「強形」で覚えることが多いですが、「強形」は強調したいときだけに使われる発音なので、実は普段の英会話では「弱形」もよく使われます。
どちらも間違いではないのですが「弱形」の発音を知らないと、聞き取れない英文がありますので英会話を勉強したいなら「弱形」の発音も知っておく必要があります。
まとめ
強く協調しないといけない場面で、普段よく使う「弱形」を使ってしまうとどうなるか想像してみましょう。
オバマさんが選挙演説で「イエス・ウィ・キャン」と言い人々の心に強い印象を与えました。
これは、まさに「強形」を使った成功例の代表ですが、もしもこれを「弱形」で言うとどうなるのか。
「イエス・ウィ・クン」
となり、この瞬間、世界中の人たちがずっこけることになります。
和訳にすると「私たちなら出来そう」みないな感じ。
そしてオバマ大統領は誕生しなかったかもしれません。
英語の発音には「強形」と「弱形」があり、英会話を習得するならどちらも知っておく必要がありそうです。
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