考え方

本の紹介「カントの哲学」


カントは真面目で平和を愛する哲学者。
この本を読めば「人間とは何か?」「どう生きるべきなのか?」が見えるかもしれません。

私たちは自分の「経験」と「思い込み」で物事を見ている

例えば「となりのトトロ」という映画を見ても、面白いと思う人もいれば、つまんないと思う人もいますよね。
同じものを観ているはずなのに、どう感じるかは人それぞれ違います。
なぜ違うのか?
それは、その人の「経験してきたこと」と「思い込み」のが違うからなんです。
例えば、黒人と白人、アジア人では、同じものをみていても差別的だと感じてしまうものがあります。
それは、それぞれの人が今まで経験してきたものが違うからなんです。
つまり、私たちは自分の「経験」と「思い込み」で物事を見ているわけ。
もっと言うと、私たちはリンゴが赤色に見えているからリンゴは赤色だと思い込んでいます。
さて、本当にリンゴは赤色なんでしょうか?
ちなみに、猫の目を通すとリンゴは黄色に見えています。
猫からすると、リンゴは黄色だと思い込んでいます。
人間よりも色彩豊かな目を持つ動物には全く違う色に見えているのなら、本当のリンゴの色は一体何色なんだろうって思います。
これが「物事は、その人の経験や思い込みを通してみている」と言うことなんです。

経験なしでは何も始まらない

私がカントの本で一番好きな言葉です。
先ほど書いたように、私たちは自分の「経験」や「思い込み」を通して物事をみています。
例えば、法人を立ち上げると聞いたとき、法人を立ち上げたことがない人は「倒産とか大丈夫?」とか「経営の知識がないとキツくない?」みたいに感じるかもしれません。
でも1度でも会社を立ち上げた経験のある人は「会計は、きちんとするべきだ」とか「経営の知識がなくても案外大丈夫だった」とか言うかもしれません。
つまり、たくさん経験すれば視野が広がり、いろんなものの見方が出来るようになるって事なんです。
裏を返すと、経験が少ない人は視野が狭いって事になります。
だからカントは「経験なしでは何も始まらない」と言っているんです。
経験と言うのは、物の見方を養うために必要なことです。
失敗を恐れずにたくさん経験することが大切なんです。

自分の頭で考える

人は目で見たものを「経験」と「思い込み」で見ていると説明しましたが「思い込み」にはもう一つあります。
私たちの「思い込み」というのは、周りの環境で作られていることが多い。
例えば、高級車に乗る奴は見栄っ張りでバカだと思っている人は、本やテレビなどのメディア、友達や親の影響を受けて、そう思い込んだのかもしれません。
高級車には、その車を好きで乗っている人もいるはずです。
このように周りの影響を受けて「思い込み」をする人は「子供」だとカントは言っています。
子供と大人の違いは、良いことと悪いことを自分で判断できるかどうかでしてたね。
良いことと悪いことを親や他人に判断してもらっている状態は、やっぱり子供です。
もしも、親から学歴のない人はダメな人間だと言われて、それを鵜呑みにして低学歴の人に悪いイメージを持ってしまうような人は未熟な子供です。
本にはこう書かれていました。

もし未成年の状態から抜け出したければ、自分で善悪を考えられるようになりなさい

親や友達がどう言っているかなんて関係ない。
もしも親や友達が間違っていたら自分まで悪い思い込みをしてしまう。
自分で物事の良し悪しを判断できるようになり、これは違うと思ったら異論を唱える勇気を持てるようになれとカントは言っています。
そして、その考え方は誰に言っても恥ずかしくないものにしろと言っています。

誰にでも正義の心がある

誰もが共通して持っている心があるとカントは言っています。
それは「道徳」

道徳とは、善悪を判断して、正しい行為をするための考え方

例えば、川で猫が溺れていたら誰だって助けたくなるし、自分が助けられなくてもレスキュー隊に電話すると思います。
「人を殺さない」とか「物を盗まない」とか、学校や親から教わらなくてもわかっているはずです。
誰に言われなくても人間はそれをするべきだと知っています。
これが、誰にでも例外なく当てはまる道徳というもの。
こういった、無条件に「~するべき」と心が命じる正義に従って、行動するべきだとカントは言っています。

不純な動機で何かを始めるな

カントは不純な動機で何かを始めるなと言っています。
そして、最もダメだというのが損得勘定で行動することだとも書いていました。
例えば、もしこの人と付き合ったらお金持ちになれるかも?という理由で付き合うのではなく、この人と一緒にいて楽しいから付き合いたいと言うことでなければならないということ。
つまり、他の目的や自分が得するためではなく、相手自体が目的でなければいけないのです。
今まで一緒にいるだけで楽しかったのに、お金の貸し借りをしたことにより友達と利害関係になってしまってギクシャクしてしまうとか。
それは、友達と会うことの目的がお金を貸してもらうことが目的になったからです。
それでは損得勘定になってしまうから友達としては上手くいかなくなります。
そういう考えで行動すると不幸になるとカントは言っています。
結果はどうでもよくって、どういう動機で始めたかの方が重要だとカントは言っています。
冒頭でも書きましたが「カントは真面目で平和を愛する哲学者」です。
猫を救うなら救いたいという純粋な動機、結婚したいのであれば一緒にいたいという純粋な動機じゃないと、本当の平和はやってこないとカントは言う。

さいごに

カントは晩年に「永遠平和のために」という本を出しています。
それが後の「国際連合設立」に繋がりました。
まずは実践できそうなこの4つを集中してみてはいかがでしょうか?
1.経験を増やす
2.一緒にいて楽しい人とだけ会う
3.損得で付き合いをしない
4.自分がやろうとしていることが正しいのか自分で考える
「3.損得で付き合いをしない」は難しそうですが、会社では給与を伸ばしたいと思って働くのではなく、その仕事が楽しいと思って働くのが最強であることを理解することです。
他には、長い人付き合いをするのなら2.3.は絶対条件です。

 

 


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