考え方

ユダヤの商法


藤田 田(ふじた でん)さんが、お金持ちのユダヤ人から学んだ知恵や成功法則を惜しみなく凝縮し、1972年に書かれた本です。
ソフトバンクの孫さんやユニクロの柳生さんなどの経営者が、この本を読んでいると公言しています。
藤田田とは、日本マクドナルドの創業者で、とにかくお金稼ぎの上手な人でした。
78歳で亡くなった時の遺産が約491億円と歴代6位だったことで有名な人。
そんな藤田田さんが、1972年に書かれた本の紹介。
ユダヤ人というのは、地球上の0.02%(1400~1500万人)しかいない民族ですが、ノーベル賞受賞者の40%はユダヤ人だといいます。
いわゆる天才が多い民族ってこと。
ノーベル賞受賞者の他にも、ラリー・ペイジ や セルゲイ・ブリン(Googleの創業者)、マーク・ザッカーバーグ(Facebookの創業者)、パブロ・ピカソ(画家)、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(作曲家)、アルベルト・アインシュタイン(理論物理学者)、カール・マルクス(哲学者、思想家、経済学者、革命家)、スティーヴン・スピルバーグ(映画監督)はユダヤの血がはいっていますよ。

78:22の法則を守る

78:22の法則」とは、別名「ユダヤの法則」とも言われた世の中のすべてが78:22で成り立っているという考え方。
これは、かなりたくさんありますが、例えを少しだけ紹介します
・人間の体は水分が約78%で、その他の物質が約22%の割合で出来ている。
・空気中の成分では、窒素が約78%で、酸素等が約22%の割合で出来ている。
・地球は、海が約78%で、陸地が約22%の割合で出来ている。
・人間の腸内細菌は、善玉菌が約78%で、悪玉菌が約22%の割合で出来ている。
もしも、これらの割合が78%でなかったら、私たちは存在していないといわれています。
つまり「78:22の法則」は不変の法則ともいえるものだったんです。
ユダヤ人は、ビジネスにおいても、この法則に従わないと成功するものも成功しないと言っています。
弊社もそうなんですが、売上げの8割が、全体の2割の常連客で占められています。
だから全員を狙って商売をするのではなく、常連のお客さんに向けて商品を作った方が儲かるってことになります。
藤田田さんも、儲けたいなら絶対にこの法則に従うべきだと書いていました。
マクドナルドには「サンキュウーセット」ってありましたよね。
当時、500円硬貨が出回り始め、「サンキューセット」を注文したら390円だったので、500円硬貨を出したら110円のお釣りがありました。
気が付きましたか?
390円と110円 これはまさに「78:22の法則」ですよね、だから大ヒットしたんです。
ユダヤ人は5000年前、この法則に従って成功してきたのですが、それこそがこの法則が正しいと言える根拠になります。

商売をするなら女性にターゲットに絞る

ユダヤ 5700年の歴史では、男というのは働いてお金を稼ぐのに対して、女は男が稼いだお金を使って生活を成り立たせる傾向がありました。
つまり、お金を使うのは男ではなく女であることが多いって話。
だから、商売をするのなら男ではなく女を狙うべきということが書いてあります。
世の中で売れている商品は、女性をターゲットにしているものが多く、大ヒットさせるためには女性にウケる必要があるようです。
ユダヤの商人が口を揃えて言うのは「商才のある人が、女を狙って商売をすれば必ず成功する」と言っています。
ちなみに、男を狙った場合、女を狙う10倍以上難しいと書かれています。
なぜなら男には、お金を使う習慣が少なく、そもそもお金を持っていないことが多いから。
サラリーマンの場合、だいたいお小遣い制になり、缶コーヒーとか飲んだりはしますが、そもそも男はそんなにお金を使いません。
服もそれほどバリエーションないし、宝飾品も時計ぐらいしかありませんから。

食べ物を売る

商売をするなら女性をターゲットにするのがいいとわかっても、女性をターゲットにした商品を作るのはかなり大変。
ダサいアイテムを作ったり、変なサプリメントを作っても売れなくて、実際に女性が欲しがる商品を作るのは才能が必要になります。
だったら コーヒー とか パンケーキ とかならどうでしょう。
食べ物は数時間で排出されるから、すぐに次の商品が必要になってくるし、特別な才能は必要ありません。
世の中に飲食店が多くあるのは、才能がなくてもできて、常連客を作りやすいからです。
実際にラーメン屋で企業する人は多いのですが、食べ物は女性を狙うビジネスほど儲からないのも事実。
一番良いのは女性にウケる商品で、それが難しい場合は食べ物を売るとうこと。

お金に綺麗も汚いもない

コツコツと汗水垂らして稼いだお金が綺麗で、ビットコインや株で稼いだお金は汚いという人がいます。
株や仮想通貨など、一瞬で自分の年収以上を稼いでいる人を見ると悔しくなって、汚い金だと言いたくなるかもしれませんが、ユダヤ人からしたら、これほどナンセンスな考え方はないと言います。
もちろん犯罪はダメですが、正当に稼いだお金であれば、綺麗も汚いもありません。
そもそも楽だと思うなら自分でやってみることで、そうすれば楽でないことはすぐにわかります。

メモと取って質問する

ユダヤ人は、重要だと思うことは必ずメモを取ります。
なぜなら、ユダヤ人は曖昧なことを嫌うから。
報酬の金額や納期、労働時間、仕事の内容。よくわかっていないのに何かを実行することはまずしません。
だからメモを取り、わからないことを放置せずに質問します。
「聞くは一時の恥」とうことわざがありますが、ユダヤ人は一時の恥とも思っていなくて、質問の嵐で、とにかく理解できるまで聞きまくります。
下手したら、曖昧な知恵しか持っていない答え方をすると逆に恥をかいてしまうくらいに。
質問するのが恥ずかしいと思って、よくわかっていなにのに何かを実行してしまうことってありませんか?
今働いている職場で、一体何をやっているのか理解出来ていない人や自分の残業代がいくらなのかすら理解していない人もたくさんいるかもしれません。
特に日本人は、相手と変な関係になりたくないから、お金などの重要なことを後回しにしてしまったりして、その曖昧さが後から大きな問題になったりしています。
何をするにしても、よくわからないことは何度も質問してメモを取ることで、納得してから取引をするのがユダヤの商法の鉄則だと書いています。

英語を覚える

大きなビジネスがしたければ、英語を喋れるようになる必要があります。
実際にユダヤ人は、最低でも2か国語を喋ることが出来るそうで、日本人だから日本語だけでいいとは思わずに、積極的に英語を勉強するべきだと思います。
この本にも、英語が喋られるのはお金儲けの第一条件であり、英語とお金は切り離せないものであると書かれています。
YouTubeでもブログでも、英語だと全世界で見られるし、アメリカのトップYouTuberと日本のトップYouTuberとでは、登録者数も再生数も稼いでいる金額も桁が違います。
音楽だってそう、英語圏で聴かれる音楽は世界で聴かれる音楽になるし、商品を売る場合でもそうだし、就職先を見つける場合だってそうです。
日本語は、とても素敵な言語ですが人口がとても減っていることも事実。
ビジネスを広げるためには、英語圏で売れることを目指さないといけません。
だから古文とかの勉強に力を入れるのではなく英語を学ぶことを強く勧めます。

ユダヤ人は金の亡者ではない

ここまでの話を聞くと、ユダヤ人ってお金の事しか考えていない人達なんじゃないかって思うかもしれませんよね。
でも、ユダヤ人に人生の目的は何かと聞くと、必ず美味しいものを心ゆくまで食べることだと答えるようです。
ユダヤ人は、美味しい食事を大好きな人とゆっくり食べるのが最高の幸せだと感じています。
確かにお金は大事ですが、あくまでもお金はツールであり、使わなければ価値がないもの。
ユダヤ人は、エネルギー補給のために短時間で食事をかき込んだりなんかしません。
夕飯をたっぷり2時間かけてゆっくりと楽しむのです。
だから最高のおもてないしの方法も豪華な食事会に招待することなんです。
ユダヤ人は、その幸福を味わうためにお金を稼いでいるのです。

休息は必ずとる

仕事に熱心なユダヤ人が、ずっと働いているかというと、そうでもない。
ユダヤ人は休む重要性を理解していて、実際にユダヤ人は金曜日の夜から土曜日の夕方までは禁酒・禁煙・禁欲と全ての欲を絶って休息に専念して神に祈りを捧げます。
24時間たっぷりと休息して、その後ゆっくりと豪華な食事を楽しむわけです。
ゴムと同じで、ずっと張り詰めていると、いつか切れてしまうから意識的にオンとオフを切り替えることが効率のいい仕事に繋がると考えられています。
食べたら排泄するように、働いたら休むことを忘れてはいけません。

人の時間を盗まない

「時は金なり」とう言葉があるように、時間はお金そのもの。
それは時給でお金が支払われることからも理解できるとは思いますが、私たちは自分の時間をお金で買ったり売ったりしています。
つまり、遅刻して相手の時間を奪う行為は、相手の財布からお金を抜き取っているのと同じ行為になります。
ユダヤ人は、お金にも時間にも人一倍厳しく、基本的にユダヤ人は週休二日で残業は一切しません。
退社時間が来ると、後もう少しで仕事が片付きそうだったとしても仕事を辞めてさっさと帰ります。
サービス残業なんて論外で、ユダヤ人は仕事中の無駄話も嫌うし、アポのない人が会いに来ても絶対に応じません。
お金持ちになりたければ、相手の時間も奪ってはいけません。
自分の時間と同様に、相手の時間も大切にしなければいけません。

時間に甘い人ほど他人の時間を尊重することが出来ない

成功したければ暇になること

貧乏暇なしということわざがあるように、お金はなくても暇がないと成功するのは難しいとユダヤの商法に書いています。
暇じゃないとチャンスに飛び付けませんから。
ゲーム実況で成功した人は、ゲームや実況の才能があったのかもしれないけど、そもそもゲームをやる暇があったから成功できたんです。
ゲームをやる時間もないくらい忙しく働いててゲーム実況なんてできるわけなかったと思います。
つまり、お金がないからといって、暇な時間をなくしてしまってはいけないってこと。
藤田田さんが、日本でマクドナルドを4店舗開店し、次の店舗の準備にかかっていた時、お金持ちのユダヤ人がお店にやってきてこう話しかけてきました。
ユダヤ人:「藤田さん、今暇でしょ」
藤田田:「何言ってるんだ?暇じゃないよ!」
ユダヤ人:「いや、藤田さんは暇だよ。暇じゃないと4店舗もキープして、さらに次の店を出す準備なんてできないんだよ。あなたがそれだけやれるって事は結局暇だからだ。」
さらにユダヤ人はこう付け加えた。
ユダヤ人:「暇のない人間は、お金儲けなんかできない。商人はお金を作ろうと思ったら、まず暇を作らなくてはダメだ。」
サラリーマンに置き換えると、会社で残業ばっかりしててもダメってこと。
暇がないとチャンスに飛び乗れないことを知っておいて欲しいってこと。

約束は何があっても守る

ユダヤ人は、ただの口約束だったとしても約束を絶対に守ります。
ユダヤ人にとって、約束を破ることは神を欺く行為になるからです。
ユダヤ人が信奉するユダヤ教は「契約の宗教」と呼ばれています。
ユダヤ教のバイブルの旧約聖書では「人間が生きていられるのは神と存在の契約をしているからだ」と書かれています。
つまり神様と約束しているから人間は生きていられるということ
ユダヤ人は、人間同士の約束も、神との約束と同じように破ってはいけないと考えていて、約束にはとても慎重で、そもそもできないことは約束しません。
逆に相手が約束を破った場合、厳しく責任を追及してきますよ。
もし、自分自身が約束を守っていないと感じていたら、小さな口約束でも守るようにしてみましょう。
ちなみに、例え小さな口約束でも相手は覚えているものですよ。
信頼というのは、口にしたことを行動に移すことでしか築くことができないから、口にしたことは必ずやると決めておくと軽はずみな発言もできなくなります。
それと同時に、断る能力も大切になってきます。
小さな口約束を軽視していると、この先も人から信頼されることはありません。

今日の喧嘩を明日に持ち越さない

生きいれば誰だって喧嘩することがあります。
特にユダヤ人は、契約内容に曖昧さを許さないし、時間にも厳しいし、納得するまで細かく質問するので口論になることが多いようです。
でも、翌日にはケロッとした態度でニコニコ笑いながら話しかけてくるそうです。
ユダヤ人は、人間の細胞は毎日新しく生まれ変わっているから、昨日喧嘩した時のあなたと今日のあなたは全く新しい細胞に入れ替わっていると考えているからなんです。
満腹の時と空腹の時で考え方が違うように、昨日上手くいかなくても、それは昨日の話であって、今日とは関係ないと考えているようです。
どれだけ上手くいかなくても、明日に持ち越さないように生きてみるといいのかもしれません。

寿命を計算する

1円、1秒にまで厳しいユダヤ人は、自分の寿命まで計算していることが多いようです。
そして、自分だけでなく相手の寿命も計算しています。
なのでユダヤ人は、老人に年齢を伺ってから「じゃぁ後10年くらい生きられますね!」と平気で言うそうです。
日本の常識では、こんな事いうのは失礼な話だと思うかもしれないがユダヤ人は、人間の命は永遠ではないという事実をふまえているだけなんです。
でも、それをやってみると今何をするべきなのかが明白になってきます。
大体の人間は、永遠に生きるつもりで生きるのを計画しているようです。
健康平均年齢は約70歳だから、あと何年健康的に生きられるのかは簡単に計算できます。
自分も何歳までにどうなっていたいかをキッチリと考えるべきでしょう。

食事の時に仕事の話をしない

繰り返しになりますが、ユダヤ人は、美味しい食事をたっぷりと時間をかけて友人や家族と食べるためにお金を稼いでいます。
ユダヤ人によって、食事は至福の時でしたね。
そのために食事中に戦争や宗教と仕事の話は絶対にしてはならないという暗黙の掟があります。
食事中に仕事の話をすると相手を不快にさせることが多く、他の人は他人の仕事に興味はないんです。
ブラック企業の過酷さや上司の理不尽さを聞きながら、高級料理を食べても不味くなるだけ。
食事中は、楽しい話だけにすること。
ユダヤ人は知恵が豊富だから、その時々に応じた雑学をいっぱい話すそうです。
友人や家族との食事で、つい仕事の話を相談したくなる気持ちはわかりますが、やめた方が良さそうです。

60点取れば合格

ユダヤ人は何かを始める時、合格点は60点くらいでいいと考えています。
機械や契約内容に関しては、100点を求める一方で、人間のミスに関しては「人間だから間違いを犯すことだってある」と柔軟に考えています。
この60点という数字は「78:22の法則」の78%に同じく78%をかけると60.82%になるんですが、その2桁である60%からが根拠みたいです。

78% x 78% = 60.84%

これは、大体のことは60%いけば御の字だと考えているのです。
これは、完璧主義の話にも通じること。
100%を目指そうとすると理想以上の時間や労力をかけることになるし、途中で挫折したり、中止になることが多い。
参考記事:本の紹介「うまくいっている人の考え方」
それよりも、もし何か目指すのであれば60%の達成率を目指してみるのがいいと書かれています。
人生の希望も同じで、6割達成できれば、まぁまぁいいと考えてみて、7割いけば上出来で、8割できれば感謝すべきだということ。

薄利多売はしない

薄利多売とは、利益が小さくてもいいから、たくさん売るべきという考え方はユダヤ人にないみたいです。
ユダヤ人は、たくさん売るならたくさん設けるべきだと考えています。
実際にユダヤ人は、絶対に値段を安くしたりなんかしなく、商品に自信を持っています。
逆に値段を安くするのは、商品に自信がないからだろう思われるのが嫌だそうです。
日本で薄利多売といえば、激安スーパーや家電量販店、牛丼屋とかがそうですね。
例えば牛丼に関して言えば、吉野家、すき屋、松屋ならほとんど同じ味だから値段くらいしか差をつけるところがないのが現実。
消費者にとってはいい話ですが、商売人として薄利多売はお互いの首を絞め合っているような商売になります。
薄利多売を避けるためには、希少価値を付ける以外に方法はありません。

さいごに

かなり長い記事になってしまいましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございました。
藤田田さんは、この本に書いていることを100%実行することができれば必ず稼ぐことができると言いきっています。
この本のようにしているのに上手くいっていないなら、100%実行できていないということだと言いたいそうですよ!
この本には解説版や漫画がありませんので、この記事を要約として理解してから読むことをお勧めします。


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