考え方

依存のすべてが悪いものばかりではない

依存のすべてが悪いものばかりではない

依存しないで生きていくことは不可能

学生でも、主婦でも、サラリーマンでも、経営者であっても、組織や他人との関係に依存しないで生活することはできないもの。
依存そのものは悪い事ではなく、人間が生まれながらに持っている自分の“こころ”と“からだ”を満足させるための普通の欲求行為だと考えます。
ただ、これらの依存は“自分”の“こころ”と“からだ”を満足させるため欲求行為ですから注意しないと“他人”の“こころ”と“からだ”を傷付けることがあります。
このように依存とは、人間にとって自分の“こころ”と“からだ”を安定させるために必要不可欠でありながら他人の“こころ”と“からだ”を傷付けることもあります。
このことから依存には良い依存と悪い依存が存在しています。
依存と聞けば悪いイメージが大きいですが、すべての依存が悪いものばかりではありません。

悪い依存

私たちは時に底の知れないほどのさびしさに襲われるときがあります。
うさぎなら、こんな時死んでしまうと聞いたことがあります。
私たちは、さびしさに耐えられなくなったとき誰かに寄り添いたくなります。
人によっては誰かにしがみつきたくなる場合もあるでしょう。
でもこれは悪い依存です。

「うそっ!」

こんな時には相手の立場を深く考えることができません。
自分だけが安心感や満足感を得るためだけに他人を利用することを考えている状態になっています。
もちろん本人には悪気がないことは確かですが、行っているその行動は自分の利益をなによりも優先している状態になっています。
他人を利用して安心を手に入れるといった自分本位の依存では、本来の安心感は得ることができません。
また、ギャンブルや買い物に夢中になったり飲酒にのめり込んだりしても、つかの間の快感を覚えるだけ。
このような依存は「悪い依存」となります。

良い依存

子供は母親に依存します。
もちろん父親にも依存します。
他には兄弟(姉妹)や先生たちにも依存するでしょう。
産れてすぐから大人になるまでの発達段階にふさわしい依存なら私は良い依存だと考えています。

依存の反意語は競争

良い依存と悪い依存を書いてみましたが、依存は自分一人では何もできない成長期のこどものようです。
なら、依存しなくなったと言うのは「自立」でしょうか?
いいえ、「依存」の反意語は「自立」ではありません。
あえて「依存」の反意語を言うなら「競争」でしょう。
競い合おうとする者は支え合うことを拒みます。
それは、他人の援助を求めることは敗北だと思ってしまうからです。
どんなに困っても他人の手を借りようとしません。
この姿勢を自立だと勘違いします。

自立するとは

本当の意味で自立出来た人は、なにかに依存する必要がなくなります。
自立とは、周りの人たちに支えられながらも自分の行動は支配されないこと。
また、自分で主体的に行動内容を決められるようになれば「自立した」と言っていいでしょう。
他人と支え合いながら自分の将来を主体的に選ぶことができるようになります。
自立できた人は、自分だけでなく自分以外の他人も平等に尊重するようになります。
大きな実績を持ち、それにふさわしいオーラをまといます。
自分のやりたいことを行う自由を持ちながら、その行動が所属する社会の秩序に適応しており、また社会と波長が合っていることが心地良いと感じています。
人として他人から尊敬されることで、自分の行動の原点を自分のなかに置くことができる。

まとめ

自立している人を見ると尊敬できます。
そんな風に自立している人になら、多少依存してもかまわないのかもしれません。
お酒やギャンブル(ゲーム)などに依存するのではなく、自立した人間に依存するほうが良いです。
だって高確率で良い影響をもらえるから。
あなたも、自分の「メンター」を見つけてみてはいかがでしょうか。
そのかわり「メンター」には与えてもらうばかりではなく、自分のできることで与えるようにしていれば「メンター」ともいい関係が長続きするのだと思います。
アイドルの追っかけっていますよね、その依存は私は良い依存だと考えています。
音楽のある人生も悪くありません。
私は普段、音楽をあまり聴かないほうでしたが、ある人から「音楽のある生活っていいと思わない?」と問いかけられました。
そのときに自分の生活に音楽が少なすぎることに気がつきました。
車乗っているときはエンジンの音が聞きたいからカーステは OFF
家に居るときは勉強している時間が長いのでテレビも OFF
仕事中も集中したいからって無音の世界でした。
音楽を聴きながらでも、これらを犠牲にすることがないと気が付き、今ではすごく気分が楽になっています。


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