考え方

日本は破綻しなくて国民は借金などしていない事実

日本は破綻しなくて国民は借金などしていない事実

日本財政危機発言

1995年11月(当時村山改造内閣の時)、当時大蔵大臣だった武村正義さんが「財政破綻宣言」を行いました。
その時の日本のGDPは500兆円で、国債発行高が450兆円でした。
※簡単に説明すると、GDPとは稼ぎのことで、国債発行高とは借金のこと。なお数字はわかりやすく丸めています。
これが、2017年末にはどうなったかというと・・・
GDPは変わらず500兆円で、国債発行高が900兆円になりました。
つまり、稼ぎ(GDP)がそんなに変わっていなく、借金が約2倍になっているのに財政破綻していません。

「はい?」

なんだか、おかしいと思いませんか?

企業の業績が悪くなったら

企業の内容が悪くなったら金利はあがります。
だって倒産危機(リスク)が高くなっているのに、利子(リターン)が少なかったら、誰もお金を融資しないから当然です。
では日本に戻って考えてみましょう。
「財政破綻宣言」の頃、金利は3.2%
でも・・・現在は、1.0%以下
「財政破綻宣言」から、ずぅ~っと、金利は上がる上がると言われ続けていましたが逆に下がり続けました。
国債の金利がものすごく低いのに、世界中の人は日本の国債を今でも買いたがっています。
実は日本人よりも、他の国の人たちのほうが、日本が財務破綻しない国だと知っているようです。
国債の金利は、政治家の力では操作できなくて国債マーケットが決めています。

円高になる理由

ひと昔前は、ドルが360円の固定でした。
昭和時代にドルの固定が解除され、どんどん円高が進み、すぐに240円くらいになりました。
今では100円以下で85円ぐらいにもなったりしています。
これは、世界中の人が円を信用している証拠で、円で持っていれば値打ちが上がると思っているからなんです。
2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災の時でも円高になったくらいですから。
それだけ日本の信用が高いのです。

日本を企業に例えて帳簿を見てみると

簿記の帳簿(バランスシート)で考えれば、話は簡単になります。
帳簿には「貸し方」と「借り方」があります。
これは、ひとつの事実に対してふたつの事実を記録する複式簿記になります。
900兆円の借金をしているのは誰だかわかりますか?

答えは、日本政府です。

バランスシートは、左右(貸し方と借り方)の数字が一致してバランスを保つことからバランスシートと呼ばれています。
では、その900兆円は誰かが貸しているはず。
900兆円を貸しているのは誰だかわかりますか?

それは、日本国民です。

嘘の報道

報道を見てみると、赤ちゃんからお年寄りまで含めて、国民一人あたり約750万円の借金があると言います。
「日本に借金がない説明」でも書いたように、借金しているのは政府であって国民は政府にお金を貸していることがわかります。
だから約750万円の借金ではなく、その逆の約750万円の貸付をしているのが正しい解釈になります。
「でも、私は国債なんて買っていないよ?」って言う人もいるはず。
国債を買っていなくても、みなさんは銀行にお金を預けています。
銀行からすると、預かったお金は、すべて借金となります。
借金には利子をつけて返さないといけないので、銀行は誰かに貸して利子を貰わないと破綻します。
誰かが、銀行からお金を借りてくれないと銀行は倒産します。
でも国民は貯金ばっかりで一向に借りません。
銀行の調べでは、年間30兆円ぐらいのお金を借りてくれる人が不足している。
これを、そのまま放置すると銀行は倒産することになります。
また30兆円を、誰かが借りなければデフレになります。
だから日本政府が銀行から借金をしているんです。

全部、円で貸している

国民が貸しているということは、すべて円で貸しています。
ここが最大のポイントですが「すべて円」です!
日本の国債の94%は日本人が買っていて、残りの6%は外国人が買っています。
その外国人は、すべて円で国債を買っています。
だから100%円で賄われていると思って大丈夫。
財務破綻したギリシャと比べても、全然状況が違うことがわかりますが一応説明します。
ギリシャ政府が発行する国債を、ギリシャ国民が買っているのが30%だけ。
残り70%は国債相場(国債市場)で売られています。
投資家は賢いので、ギリシャの国債は危なくて手をつけません。
ギリシャ政府は、国債を買ってもらわないといけないので、金利を上げています。

現在(2018年2月)、約13%
ちなみに日本の国債は0.9~1.0%なので、どれほどギリシャの金利が高いのかがわかるはず。

日本の国債が満期になったら

大事なことなので繰り返しますが、借金をしているのは政府であって、国民は借金をしていません。
そして、その借金は全て円なので満期になれば日本政府は日本銀行券を印刷します。

「そんなアホな?」
そう思うかもしれませんが、日本政府だから日本銀行券を自由に印刷できます。
これはとても単純なお話。
もしもこれが、外国に返す外貨となるとドルやユーロに変えないといけないから話は全く変わります。
ギリシャの場合は、70%が外貨なので財務破綻しました。
日本の状況とは全く違います。
つまり、誤解を恐れずにはっきり言うと、政府はこの借金を返す必要がないのです。

最後に

日本の家計資産残高(国民の預金額)は増加していて、2018年2月の時点で1800兆円を超えています。
日本の借金が、国民の預金額と同じ金額になるまで、政府は借金を続けることが予想できます。
また、潜在的なGDPも500兆円ほどあると言われているので、まだまだ財務破綻とはなりません。
ただ、私が言いたいのは、まだ猶予があるだけで、日本が財務破綻することは絶対にないといっているわけではありません。
国債の金利や、日本の家計資産残高と、借金の額を見比べていく必要があります。
この記事で、少しでも自分たちのおかれている状況が把握できたら幸いに思います。


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