考え方

カリスマ的な力がなくてもリーダーシップは発揮できる

カリスマ的な力がなくてもリーダーシップは発揮できる

価値が求められるモノ

価値とは、人が求める数で評価されます。

例え世界に誇れるモノを開発したとしても、それを求める人が少なければ、その価値は低い。

そんなことは知っていますが、開発者として、例えそれが少数であってもある特定の人のために開発をすることも必要だと考えています。

でも、企業は利益を得ないと継続できないし、利益を得ないとよいサービスを提供できません。

企業が利益を獲得するのは、社会全体の中でも必要なことで、利益の少ない仕事は価値が少ないのが常識。

 

社会貢献

企業の存在意義は、社会貢献のため。

いくら儲かるからといって、弱者をだまして、粗悪な商品を売ったり、粗悪な工事内容で高額な料金を請求したりする企業は存在価値がありません。

経営の父と言われたドラッカーもこう言っています。

「本業を通じて社会的に有用な存在であれ」

また、株やFX、最近はやっている仮想通貨など、ある程度知識があれば稼ぐことは出来ますが、これも社会に貢献しているとはいいにくいもの。

ただ、株やFX、仮想通貨に関しては、リスク分散として資産を分割する手段として、少しぐらいは運用した方がいいと考えています。

それに、それらを持つことにより、その企業や海外ことを自然と学ぶようにもなります。

あまりこれで儲けようと意気込まないのがポイントです。

 

プロジェクトの継続

最近、重要な案件なのに価値が少ない理由でペンディングになりそうな案件がありました。

ペンディングとは、ことがらが未決定のままであること。つまり保留。

私は、どうしても諦めたくないので、水面下でプロジェクトを進める決断をしました。

そこで、私が先頭に立ってこのプロジェクトを行うことは出来ないので、小さなチームを作ります。

そして、チームにはリーダーシップを発揮してくれる人間が必要です。

このプロジェクトのリーダーには、鈍感力のあるエディーを抜擢しました。

 

カリスマ性のないリーダー

エディーは、もともと私の補佐的な役割をしてもらっていて、メンバーの意見を調整するような立場が向いている人。

だから、リーダーに抜擢されたことは、彼にとっては意外だったはず。

本人は、メンバー達の信頼を失くしてしまうのではないかと、とても不安そう。

不安そうなエディーに私はこう言いました。

瀧 :「僕の真似をするんじゃなくて、自分なりのリーダーシップ像を作ってほしい、目的はプロジェクトを完了させることであって、メンバーの信頼を得ることではないから」

チームは、メンバーそれぞれが自分勝手に仕事をしていても、成果を上げることはできません。

誰かがメンバーを統率し、まとめ上げていくことで、方針に沿った仕事が成し遂げられ、目標を達成することができます。

その役割を担うのがチームリーダー。

先が見えにくい仕事なので、繊細な人にはかえって重荷、だから今回は鈍感力のあるエディーを抜擢したのですが、そんな理由は本人には言っていません。

 

リーダーシップ

私が昔、はじめてリーダーになったとき、こんな風に思っていました。

リーダーシップとは、カリスマ的な力で人をぐいぐい引っ張っていくような、一部の限られた人にしかない能力。

でも、リーダーになり、続けていくうちにだんだんと気が付いたのは、常に先頭に立ち、メンバーにどんどん指示を与え、強く引っ張っていくだけがリーダーシップではないと。

私は、メンバーの上に立って引っ張るというより、メンバーとの話し合いを重ねながら方針や目標を共有し、メンバーにもある程度の権限を与え支えていくという、自分の持っていたイメージとは別のリーダーシップを作りました。

私はエディーに「自分なり」と言いましたが、私と同じようなやり方であれば、エディーにも出来ると考えたのです。

 

新たな人格

私は自分の経験から、人は責任ある立場に就いたり、ある役割を与えられたりすると、それに合わせて「新たな人格」ともいうべき行動が身についていくものだと確信しています。

例え今が「少し頼りないリーダー」だと思われたとしても、これまで通り真摯に仕事に向き合っていけば、必ずメンバーから信頼されるリーダーになれると思っています。

私は、一度諦めかけたプロジェクトの継続と、エディーのリーダーとしての成長を期待することを決意しました。

 

最後に

私がホテルに勤務していたころ、マネージャーという、名ばかり管理職を決める会議がありました。

これは、ほんとうの名ばかりで、役職手当もなく、ただただ責任だけを追い、他の人よりたくさん仕事をする、しんどいだけのポジションがありました。

当然、誰も立候補する人もいなく、最終的にジャンケンで決めることになりました。

20人の候補者がいたので、その確率は5%です。

ほぼ負ける気がしなかったこのジャンケンに、私は最後まで負け続けました。

その結果、なんと私がマネージャーに。

名ばかりとはいえ、この時のマネージャーの経験は非常に貴重な体験で、自分がマネージャーになってから、まさに新たな人格が生まれた感覚がありました。

最終的に、本当の管理者に昇進していました。

誰でも、初めからリーダーの素質を持っているわけではなく、そのポストに就けば、自然とふさわしい人格が備わることを私は知っています。

 

 

 

 

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