方法、手法

怒りの気持ちと上手に付き合う方法


怒らない人はいますか?

誰しも仕事が忙しくなったり、家庭でも忙しくなったりすると時間に追われるようになります。
そのような慌しさの中で、ついイライラして自分の怒りを人にぶつけてしまい後悔してしまうことはありませんか?
怒らない人なんていません。
もしもいるなら、その人は怒りの気持ちに対して上手に付き合う方法をご存じなのかもしれません。
誰しも、すぐにはそんな人にはなれませんが怒りが何かを知り、その吐き出し方法を理解することができれば、すぐに怒って人と喧嘩することが少なくなるかもしれません。

怒りの発生するしくみ

4つの段階で怒りが発生するしくみを見てみましょう。

1.怒りの素(原因)

人から圧力や刺激を受けること。
相手からの圧力や刺激があり怒りの素(不満)が蓄積されていきます。
その容量に応じて耐えれる許容が変わってきます。

2.ストレスでイライラする

怒りの素(不満)が蓄積され、容量の限界に近づいてくるとイライラ感となって表に出始めます。
さすがに、ここまでくれば多くの人が自分の気持ちに気が付きはじめる頃。
この段階の対応が一番大切になりますので注意してください。

3.怒ってしまう

イライラ感が爆発し外に出ること。
自分の許容を超え「なぜこんなにも自分が不満を抱えなければいけないのか」と相手を責める行動に出ます。

4.後悔する

怒りのしくみは怒った後も続きます。
怒ったところで不満が解消されることがなかったと気が付き、やり過ぎたことに気が付き後悔します。

この4つの段階で人は怒ります。
1.怒りの素(原因)の段階で不満をためて我慢している自分に気づくことが大切。
容量が大きいからと言っても、いつか必ず限界がきますので我慢し続けることは不可能。
多くの人は、ここで怒りを我慢している自分に気が付かないもの。
日頃から身体のサインに意識を向け、緊張感で身体に力が入っていたり、呼吸が浅くなっていたり顔や手のひらが熱くなっていたりすることを確認することが大切。
2. ストレスでイライラする段階では大きく深呼吸して気持ちを落ち着かせましょう。
一旦トイレなど、別の場所に移動すると少し落ち着くことがあります。
コーヒーやお茶を飲んでおやつを食べましょう。
脳に、酸素と栄養をたくさん与えて最善を考えましょう。
そうやって一息休憩をすれば、脳もからだも満足し落ち着くことができます。

怒り本来の気持ち

人が怒りを感じている時というのは、傷ついていたり寂しかったり、悲しかったり、、がっかりしていたりしているもの。
怒りとは結果であって、本来の気持ちとはかけ離れたもの。
例えば、社員全員に平等に仕事を振り分けているが、うまくいかずがっかりしているところに社員の一人から「もっと振り分け方を考えてほしい!」と言われ、その社員への怒りが湧いてくる。
他には、なかなか家族全員が集まることができない中、やっとの思いで設定した食事会をキャンセルする家族がおり、その家族への怒りが湧いてくるとします。
社員との例では、根底にあったのは“落胆”で、さらに文句を言われたことによって自尊心が“傷つき”そして“怒り”へ変化しています。
家族との例では、根底にあったのは“寂しさ”だったのが、それを我慢し続けキャンセルされたことによって“落胆”になり“怒り”へと変化しています。

根底にある本当の気持ちを伝える

相手にぶつけるのは、怒りではなく怒りの根底にある本当の気持ちを伝える必要があります。
「悲しい」、「寂しい」、「傷ついた」、「悔しい」、「がっかりしている」などの本当の感情を言葉にして相手に伝えることが大事。
そうすることで、相手に本当の気持ちが伝えやすくなり誤解やすれ違いを防ぐこともできます。

どうやって伝えればいいのか

伝える時には「私(俺)」を主語にして話すことを意識します。
「私は~」とか「俺は~」などと、自分を主語にして相手に伝えます。
自分を主語にしないと、どのように伝わるか見てみましょう。
「なぜおまえは俺の頑張りを認めないのか?」
「なぜおまえは食事会に来ないのか?」

いかがでしょうか、まるで相手を責めているだけで自分の本当の気持ちは一切伝えられていません。
一方、自分を主語にすればどのように伝わるか見てみましょう。
「俺は自分が思ったように業務を振り分けすることが出来ずに残念で悔しかった。」
「俺はみんなで一緒に会えなくて寂しかった。」

いかがでしょうか、自分を主語にして伝えて見ると印象がすごく変わった気がしませんか。
これであれば、自分の本当の気持ちを伝えられていますので相手もあなたの気持ちを理解しやすくなると思います。
少しだけ伝え方を工夫するだけで、蓄積された怒りの素は無くなるのかもしれません。


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