考え方

エアコンを移設するなら、使える部品は全部使いたい!

エアコンを移設するなら、使える部品は全部使いたい

使える部品を再利用すれば、配管材料費が要らなくなったりしますので価格は安くなります。

再利用はやめるべき

配管の再利用が出来る確率は意外に高いのですが、総合的に判断するとやめたほうがいいです。

そこには、無事に工事が完了しても安心できない事情があります。
配管の再利用は、ガス漏れのリスクがあるため、ガス漏れを補償する工事業者はほぼいないと思わなければいけません。
そこまで補償してくれる親切な工事業者がいればラッキーなんですが、デメリットしかないので施工業者さんがあまりにも哀れ。

もしも、「再利用が可能です」って言った工事業者がいたら、同じ人に工事を頼むべきです。
よくあるのが、次の取り付け工事を自分が行わないことをいいことに「再利用が可能です」って言って、いい人に思われようとする職人が実際におります。
「再利用が可能」と言ってない人に、再利用して工事をしてもらうことはトラブルの元になるので、絶対におやめください。

ガス漏れを起こした時の損失

もしも、部品を再利用したときに、ガスが漏れたときは誰が責任をとるのでしょうか。
工事者が、その再利用を承諾しているなら、工事者の責任になりますが、ユーザーが無理に再利用させた場合は、ユーザーの責任範囲になります。
加工硬化している配管を再利用するなんて、ベテランの工事業者ならありえないのです。

配管は、膨張と収縮を繰り返しますので常に形状が変化しています。
つまり、今日大丈夫でも明日はわからない状況です。

新品(ピュア)配管なら加工硬化が発生していないのでこのような形状変化に耐えることが出来るように施工することが可能。
もし、これでガス漏れを起こすようであれば施工技術が未熟すぎます。
この例えが正しいかどうかわかりませんが、伝言ゲームのようにコピーのコピーではオリジナルとは差分が出るってことです。

参考記事:加工硬化

加工硬化した配管だと硬く、おもったように形状を整えられない(無理に曲げると折れる)ので、配管がきれいに這わせませんので美観が損なわれます。
通常であれば、繋ぎ目のみガス漏れを注意すればいいのですが、こうなってくると配管の途中から漏れる可能性も出てきます。
エアコンのガスはとっても高圧なため、微小な隙間があればすぐに漏れてしまいます。
価格を優先して、配管の再利用をさせる場合は、ガス漏れの保証がないものと思った方が良いです。


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