考え方

炭は土に埋めても永遠に残る

炭は土に埋めても永遠に残る

余った木炭の処理方法

キャンプでは定番のバーベキューですが、バーベキューが終わってコンロを使用しなくなったら火のついた炭はどうされていますか?

持ち帰る

一番良いのは『火消しつぼ』などで安全に消火して、そのまま持ち帰って次の着火剤にするのがベスト。
自然を愛するキャンパーにとって最善の方法と言えるでしょう。

置いて帰る

身軽にして帰りたいとか、持って帰っても保管場所がない人は置いて帰りたい人もいると思います。
たまに見るのがキャンプ場の地面に埋めて帰る人。
キャンプ場の看板にも書いている場合がありますが、炭の放置って絶対にダメなんです。
さて?なぜ炭の放置がダメなんでしょう。
火のついた炭は問題外ですが、完全に消火された炭でもダメな理由がありますよ。

炭を放置してはいけない理由

なぜ炭の放置がダメなのかを理解していない人が多いのが問題で、彼らはこう思っているようです。

炭は植物から出来た自然なものだから、土に埋めれば自然に還るはず

これは大間違いなので勘違いしないでくださいね。
炭は、自然の中では絶対に分解されないから永遠に残ります。
これは、木炭に限らず豆炭や竹炭でも同じで、そのままの形でずっと残ってしまいます。

炭の成分

木や竹などを、空気(酸素)の少ない環境で蒸し焼きにすることにより炭が作られます。
そうして炭化した木や竹は『ほぼ炭素』になります。
炭素というのは、さまざまなものを構成する基本元素で、分解しても別のものに変化しません。それが私たちが使っている炭。
ダイヤモンドって、採掘して探しますよね?ダイヤモンドは炭素そのもので、炭素が自然分解されるのなら採掘で見つけることなんてできません。
他にわかりやすいのが石炭で、石炭は太古の植物が濃集して生まれたもの。
大昔の植物が石炭という炭素の形で数億年前から存在しているくらいです。

薪は?

とっても余談ですが、キャンプ繋がりということで薪の扱いにも触れてみましょう。
キャンプやバーベキューで薪が余ったらどうするべきなのか?
その答えは、全部持ち帰ること。
キャンプ場に提供したり、焚き火場所に置いて帰って、別のキャンパーに使ってもらうとか考える人もいるかもしれませんが、ゴミとして出すも含めて全部ダメ。
私が言いそうな薪がもったいないからだけじゃありません。薪の中には侵入性の昆虫や病気、カビなどに侵されたものがあるかもしれません。
カビに感染した薪が1本でもキャンプ地に放置されれば周囲の森に感染が広がって、森全体が危険にさらされることになるんです。
欧米では、離れた場所で伐採された薪の持ち込みを禁止しているぐらい、薪はなるべく移動さてはいけないんです。
狭い日本では、あまり話題にはなりませんが、薪はキャンプ地周辺ので保管されたものを使うのがベストなんです。

さいごに

使い終わった炭は必ず持って帰るか、炭捨て場に捨てるか、キャンプ場の管理者にお願いして処理して帰りましょう。
みんなが土に埋めてったり放置してると、そのキャンプ場を管理する人に多大な迷惑がかかってしまいます。
火消しツボがない場合に持ち帰る場合、水で完全に消火してから持って帰りましょう。
水で消火する時、七輪に水をかけると割れるので、炭だけを取り出して水をかけるようにしましょう。
安全に持ち帰ったら、家庭用の燃えるゴミとして捨てられますし、保管しておいて、次のBBQで着火剤として使うこともできます。
一番良い消し壺は陶器ですが、持ち運ぶときに割れるので、固定の場所で使用するなら陶器がお勧め。


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