考え方

本の紹介「人生が変わる時間術大全」


スマホにより、私たちの生活は便利になったことは間違いありません。でも、かなり時間を奪わてしまっっている人も多いのではないでしょうか。
この本は、GoogleのエンジニアYouTubeのエンジニアの2人がスマホから時間をどう守れば良いのかについて書かれていました。
スマホに集中させるように仕事をしていた人が書いた本だけあって、かなり参考になる一冊でした。
この本を読み終えたら、スマホとの付き合い方を変えられるかもしれません。

スマホの使用時間

学生がスマホを使う時間は1日平均4時間だそうで、これは年々増え続けているそうです。
頑張って勉強に集中していても、ツイッターやLINEなどSNSの通知、新しいニュースや動画の通知が気になって、自分のやるべきことに集中できない人も多いと思います。
当社の善ちゃんだって、お風呂やトイレにいる時だってスマホを手放しません。
スマホ見たからって、どうなるわけでもないのに、なんとなく見るのを辞められなかったり…
こんな便利なスマホですが、思い切って破壊してはいかがですか?(笑)
破壊する勇気がないならスマホと上手に付き合っていく術を学ぶしかありません。

人がスマホに釘付けになる理由

例えば、仕事や勉強の途中でLINEやツイッターなどSNSの通知がきたらどうしますか?
多くの人が仕事や勉強を中断してスマホを見てしまうことでしょう。
SNSは人の意思の力では対応できないらしいです。
それは、私たちの本能を刺激しているからだったんです。

太古の昔から人間は、危険から身を守るために注意をあちこちに向けるように進化しています。
その注意力は、近くに忍び寄る野獣、ベトベトの沼、倒れそうな木から身を守るのに非常に役に立ちました。

その本能は今も健在していて、スマホの通知が来ると人間は本能的に無視することができないわけなんです。
他にもう一つあって、人間は予測できない見返りを喜ぶように進化しているということ。

太鼓の人は、狩りが上手くいかなくても、いつか大きな獲物や果実を手に入れられるという期待を持って、ずっと狩猟採集を続ける事で生き抜いた。

現代で表現すると、ツイッターなどのSNSのいいねの数だったりします。
もしかしたら自分のツイートにたくさん「いいね」がついているかも!といった期待感があるからこそ、ツイッターなどのSNSを見続けてしまうのです。
つまりSNSは、シンプルがゆえに人間の脳みそを完全に刺激するように作られていたんです。
インスタグラム、ツイッター、YouTubeも、どうすればたくさんのユーザーに見てもらえるのか真剣に考えながら作成されていますよね。
だから気になる動画を表示するようにできているし、ニュースはできるだけ恐怖や不安を煽ったものに特化しています。
その結果、1日に大量の情報を頭に入れることになります。
頭はパンパンで疲れているのに、それでもどんどんSNSを見てしまうという悲劇が起こっているわけなんです。
このような理由で、SNSは意思の力だけでは対応できないようにできています。
勘違いしないで欲しいのですが、SNSを作っている会社が悪いと言っているのではないってこと。その企業はみんなの生活をよくするために便利なサービスを作って提供しているだけだから。
ただ、あまりにも便利で依存度が高くなり過ぎてしまったということなんです。

スマホの通知をオフにする

私もスマホの通知はオフにしています。
通知の鳴りまくるスマホは「泣き喚く赤ちゃん」みたいなもの。
何かあるたびに泣いて構ってもらおうとしてくるから、本来やるべき勉強や仕事をする時間を奪うってわけ。
SNSの通知がきて、すぐに見なければ困ることなんて、そんなに多くないはずです。
人間が物事に集中するには、1時間くらい取り組む必要があります。
それなのに、その間にスマホの通知が鳴ったら集中力が途切れます。
思い切って、アプリの通知を必要最小限にして出来るだけオフにしてみることです。

ニュースやSNSをチェックしない

ほとんどの人が、目が覚めたらニュースやSNSを見てるかもしれませんが、それはやめた方がいいようです。
実は、ニュースを見るのはデメリットがあります。
関連記事:ニュースは見ない方がいい理由
ニュースって、ほとんど悪い知らせです。
不倫、事故、汚職、犯罪、災害…
こんなものを見続けて、気が滅入らない人なんていません。
そもそも、一晩経てば世界は何かしら変わってるもので、そんなこと知らなくても何も困りません。
実際に私は、新聞も読まないしテレビも見ないけど、何も困っていません。
でも、大切なニュースもあるのは確かなので、ニュースは週1で見るようにするといいのかもしれません。

メールやSNSのアプリをスマホから削除する

これらのアプリを削除するのは難しい…私だってできません。
できるだけ余分なアプリを削除して、依存に影響のないGoogleマップやカレンダーは残しましょう。(時計、乗換案内、電話、メモ帳)
覚えておかないといけないのが、自分の意志ではスマホに勝てないってこと。
意思ではなく環境を変える事だと言いたいのでしょうが…これは難しいです。。。

やるべきことに集中する方法

SNSの支配から逃れることができたら時間がたっぷりできます。
1日4時間も使っていたとうデータもあるから、その作った時間を自分がやるべきことに使うのです。
その方法として、毎朝「最優先事項」を決めると書いています。
その日の夜に、今日はどんな1日だったかを言えるようにするみたいな感じに。
最優先事項を1つだけ決めるのがポイントです。
本を読むとか、誰かと食事するとか、とにかく毎朝たった1つの問題に集中して取り組むときめること。
優先すべきこととは、自分の直感に従って決めてよいとのこと。
今日はリラックスしたいから温泉に行くことを優先したり、資格取得の勉強を優先事項にしてもいいし、とにかく自由に決めるわけ。
ただし、優先事項を決めたら何があっても優先事項をズラしてはいけないそう。
誰かが連絡してきて、予定していた時間に会いたいと言ってきても断るべきだとか。
優先事項は死守するのがルールだそうな。
これは実際にGoogleの社員がやっている方法で、とにかく1日の初めに、優先度の高い目標を1つ決めて動き出すらしいです。
そして寝る前にメモをとるのだとか。
・今日はどんな1日だったのか。
・優先したことができたか?
・何に喜びを感じたのか?
・SNSを使わないことで、どういう変化が起こったのか。
違和感を感じれば、どんどん改善していけばいい。

休憩

人間は90分以上集中すると必ず休憩が必要になります。
もし休憩しないで無理に90分以上集中すると、その日はヘトヘトに疲れて仕事にならない可能性が高いのです。
90分集中したら、15分ほどコーヒーを飲んだりして休憩するのが良いそうです。
コーヒーを飲む以外でも散歩してもいいけどスマホはNGですよ。
出来るなら緑のある植物を眺めながら歩くと認知度が20%アップすることがわかっています。
他には、甘くないカカオチョコレートもオススメ。
間違っても甘いチョコレートを食べてはいけませんよ。
参考記事:本の紹介「眠れなくなるほど面白い糖質の話」
私も95%のカカオチョコレートを食べたことがありますが、あれば苦いだけで薬みたいなので、85%までにしておきましょう!
糖分は素早いエネルギー補給になるけど、高いエネルギーを維持するのには役に立ちません。
それは、スタバで甘いジュースを飲んで寝ている学生を見ればわかると思います。。。

さいごに

本を要約すると…
・SNSは意思の力ではどうにもできないということ。
・アプリの通知はオフにしたほうがいいということ。
・1日の初めに目標を決めること。
・90分集中したら15分休憩すること。
これらを実践すれば、SNSの支配から逃れられてスマホと上手に付き合えるようになるかもしれません。
もしも空いた時間ができたら、自分の人生を充実させてほしいと思います。
参考記事:集中力を高めるための環境づくり
参考記事:本の紹介「一点集中術」


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